小物入れに便利な巾着ポーチが、手縫いできてしまうのをご存知ですか?ミシンがなくても大丈夫!裏地付きなので、1枚で作るよりも丈夫です。今回は、手縫いで作るマチなし簡単巾着ポーチの作り方を紹介します。
目次
1.必要な材料
必要な材料と道具は次の通りです。
- 布(表地、裏地の2種類)
- 糸
- アクリル紐(中太)
- ゴム紐通し
- 手縫い用針
- マチ針
- チャコペン
- 定規
- アイロン
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2.生地の裁断
まず、作りたい大きさに合わせて生地を裁断していきます。
生地の計測方法
- 表布の柄に上下の向きがない場合
横幅→ 作りたい幅+縫い代2㎝縦 → (作りたい高さ+縫い代3㎝)×2
これを表裏各1枚作ります。
- 表布の柄に上下の向きがある場合
向きがある場合、表布は下記の大きさで裁断します。
裏布は↑の大きさで1枚用意しましょう。
(表布)
横幅→ 作りたい幅+縫い代2㎝縦 → 作りたい高さ+縫い代4㎝
これを2枚作ります。
今回は、小物入れになる小さめのポーチを作りますので、下記の大きさで裁断します。
生地を裁断する
布の裏にチャコペンで線を引きます。線に沿ってまっすぐ布を断ちます。
注意点
市販の布には耳があり、それに沿って布目ができています。必ず布目に沿って裁断しましょう。
3.表布の縫い合わせ(生地に上下がある場合のみの工程)
※表布の柄に上下の向きがある場合、表布と裏布を縫い合わせる前に、表布の底部分を縫い合わせて、つなげておく必要があります。
表布を中表に合わせて、四隅をマチ針でとめます。(柄の上下に注意)
下から1㎝のところにチャコペンで線を引きます。
線に沿ってなみ縫いします。最初と最後に返し縫いをすることを忘れないようにしましょう。
4.表布と裏布の縫い合わせ
- 布を中表に合わせる
表布と裏布を中表に合わせます。布の端(巾着の入れ口になる部分)から1㎝のところにチャコペンで線を引きます。
- なみ縫いする
線に沿ってなみ縫いしていきます。最初と最後に返し縫いをすることを忘れないようにしましょう。
- 縫い代をアイロンで割る
縫った部分の縫い代を左右に開いてアイロンで割ります。
5.両サイドを縫う
次に、巾着の両サイドを縫っていきます。
- 表布と裏布をそれぞれ二つ折りにする
4-3で縫った部分が中心にくるように生地を開き、表布と裏布をそれぞれ二つ折りにします。所々ずれないようにマチ針でとめておきます。
- 紐通し口、返し口を決める
両サイドから1cmのところにチャコペンで線を引きます。その際、紐通し口と返し口を作り、印をつけておきましょう。
- 表布の上端から2cmは紐を通す部分になります。両サイド、上端から2cmのところに印をつけておきましょう。
- 裏布に返し口を開けておきます。どちら側でも構いませんので、真ん中あたりに返し口として6cmとっておきましょう。
- なみ縫いをする
紐通し口(左右2cm)、返し口(6cm)以外の部分を線に沿ってなみ縫いします。最初と最後に返し縫いするのを忘れないようにしましょう。
- 縫い代をアイロンで割る
縫った部分の縫い代を左右に開き、アイロンで割ります。
※「縫い代を割る」・・・縫い代を左右に開き、倒すこと。
6.表に返し紐を通す部分を縫う
- 表に返す
返し口から布を少しずつ引っ張りだして生地を表に返します。紐通し口や袋の角も針などで引っ張って整えておきしょう。
- 返し口をコの字縫いをする
返し口をコの字縫いで閉じます。コの字縫いが難しいと感じる人は、裏布なのでなみ縫いでも構いません。
- 紐通し部分を縫う
裏布をひっくり返しながら、表布の中に入れます。巾着の口から2㎝部分にそれぞれチャコペンで線を引き、線に沿ってまっすぐなみ縫いします。始めと終わりの結び目は、中に隠れるように縫うと良いでしょう。紐通し口の縫い代が表に出るのが気になる方は、ここもなみ縫いしておきましょう。
7.紐を通す
ひも通しで、紐を通していきます。
- 紐の長さを測る
紐を適切な長さに切っていきます。長さの目安は次の通りです。
(巾着の横幅×2)+8cm
8cmはひもの結び目の分の長さです。今回は両側から紐が出るパターンなので、これを2本切ります。 - 紐を通す
紐通し口からひも通しでひもを通します。中でねじれないように注意してください。両側にひもを通し、結んだら完成です。
8.仕上げ
出来上がったら、アイロンで形を整えるといいですよ♪なみ縫いとコの字縫いだけで巾着ポーチの完成です。特別な技術は必要ありません。初めは小さめのものでチャレンジしてみてくださいね。
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