裏地付き・肩掛け水筒カバーの作り方。マジックテープでしっかり留める

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お子さんが水筒を持ち歩く時、肩紐は必要不可欠。でも水筒にカバーが付いていなかったり、カバーがボロボロになってしまったり、壊れてしまったりすることもあるでしょう。そんな時は水筒カバーを手作りしてみませんか?お手持ちの水筒に合わせた大きさで作ることができますよ。今回は、裏地付きの肩掛け水筒カバーの作り方を紹介します。マジックテープで多少の調節ができ、しっかり留められます。肩紐の取り外しもできますよ。

1.必要な材料

  • 生地(表布・裏布)
  • アクリルテープ 140cm ※今回は25mm幅
  • マジックテープ 2.5cm×3㎝
  • ナスカン×2
  • Dカン×2
  • 送りカン×1
  • 定規
  • はさみ
  • マチ針(クリップ)
  • メジャー
  • チャコペン
  • ミシン

2.布の大きさを計算する

  1. まず水筒カバーの高さを決めます。水筒にメジャーを当てて、欲しい高さまでの長さを測りましょう。

  2. 次に水筒の底にメジャーを当て、直径÷2をして半径の長さを出します。

  3. 水筒の一番太い部分の円周を測ります。

  4. 計算式に当てはめて必要な布の長さを計算します。

    例)水筒カバーの高さ…17cm  底の半径…3cm  円周…21cm の場合

    切り替えなし

    表布・裏布 ・・・ (17+3+3)×(21+3)=23×24
    調整ベルト ・・・  5×12

    切り替えあり

    ※上から12cmのところで切り替え

    表布(上) ・・・ (12+3)×(21+3)=15×24
    表布(下) ・・・ {(17-12)+3+2}×(21+3)=10×24
    裏布    ・・・ (17+3+3)×(21+3)=23×24
    調整ベルト ・・・  5×12

3.布の裁断

2で算出した大きさにそれぞれの布をカットします。カットしたらほつれ防止のため、布端をジグザグ縫いをしておきましょう。

4.調整ベルトを作る

  1. 調整ベルト用の生地を裏側を表にして置き、上下1㎝を折り返します。(お裁縫が苦手な方はアイロンをかけてしつけしておくといいですよ。)

  2. 横半分に折ります。

  3. 縫い代5㎜で縫い合わせます。

  4. 調整ベルトを裏返して、わになっている方に寄せてマジックテープのオスを縫い付けます。

5.表布と裏布をそれぞれ二つ折りして袋状にする

※切り替えなしの場合は③に進みます。

  1. 表布を繋ぎます。表布を上の辺を合わせるようにして中表にして重ねます。切り替え上部の布に上下の向きがある場合は、柄が逆さまになるようにして重ねましょう。

  2. 上の辺を縫い代1㎝で縫い合わせます。


    縫えたら布を開き、縫い代をしっかりと開いておきましょう。
    ※今回は下の布が分厚いので、縫い代を上に倒して縫い目から2mm程のところにステッチをかけました。↓


    (表からみた時)

  3. 表布と裏布をそれぞれ中表で縦半分に折ります。

  4. 縦の辺をそれぞれ縫い合わせます。上から7cm開けて、縫い代1㎝でそれぞれ縫い合わせます。

6.マチを作る

  1. わになっている方の下を斜めに少し切り落とします。

    開くと三角形の切り込みができています。

    切り込みの頂点と縫い目が合うように重ねて折ります。

    マチ針(クリップ)で留めておきます。

  2. それぞれ端から1㎝のところを縫い合わせます。

  3. 布のサイドの折り目にチャコペンで印を付けます。

  4. 底を開いて、三角形を作ります。この時縫い目と裏側の印が合うように重ねるとまっすぐ重なりますよ。三角形の底辺が水筒の直径の長さになるように定規を当てて線を引きます。(高さは半径の長さになります。)

  5. 線の上をミシンで縫い、縫い線から1㎝離して余分な部分をカットします。

    布端はジグザグ縫いでほつれ留めしておくと安心です。

他の3か所も同じように縫います。

7.表布と裏布を縫い合わせる

  1. 表布と裏布の上の辺の中心(縫い代は省く)に印をつけます。(計4箇所)

  2. 裏布を表に返し、表布の中に入れます。サイドの口が合うように入れましょう。

  3. アクリルテープを7cmの長さで2本カットします。

  4. アクリルテープにDカンを通し、半分に折ります。

  5. Dカンが下になるようにして表布と裏布の間に挟みます。先ほどつけた印がアクリルテープの中心になるように合わせましょう。

    アクリルテープの上が5mmほど飛び出すようにして、マチ針やクリップで留めておきます。もう一か所にも同じように仮止めします。

  6. 縫い代1㎝で縫い合わせます。アクリルテープの上は返し縫いして2重で縫い、頑丈にしておきます。

8.表に返して調整ベルトを取り付ける

  1. 再度の口から優しく布を引き出し、表に返します。

    裏布を表布の中に入れて形を整えます。

  2. サイドの口の縫い代1㎝を内側に入れ込んでマチ針やクリップで留めます。

  3. 左側の上に調整ベルトを1㎝差し込みます。

  4. 布端から1~2mmのところをコの字に縫い、口を綴じます。

  5. 袋の上の辺を縫い代1~2mmのところで1周縫い、ステッチをかけます。

9.マジックテープを縫い付ける

調整ベルトのマジックテープの位置に合わせて、マジックテープのメスを縫い付けます。

10.アクリルテープにパーツを通して肩紐を作る

  1. アクリルテープを120cmの長さでカットします。

  2. 送りカンを通して4cmぐらいのところで二つ折りし、さらに端を1㎝折り込んでミシンで縫い合わせます。

  3. ナスカンを1つ通して送りカンにベルトを通します。

  4. もう一つのナスカンを通し、はじめと同じように4cm折り返し、さらに1㎝折り込んで縫います。

    肩紐の完成です。

11.仕上げ

肩紐を本体に取り付けたら完成です。

ワッペンをつけたりしても可愛いですよ。

12.手縫いで作るにはどうする?

手縫いで作る場合には、調整ベルトをなしにして工程を減らしましょう。
Dカンを通すのにアクリルテープを使うと手縫いでは手に負担がかかるので、アクリルテープの代わりに生地でベルトを作ります。

ベルトの作り方

  1. 7×7cmの布を2枚カットし、それぞれ中表で半分に折ります。
  2. 縫い代1㎝で縫い合わせます。
  3. 表に返したらベルトの完成です。

調整ベルトなしで作る場合

  1. 工程1~3までは同じように進め、工程4は飛ばします。
  2. 工程5-②まで進んだら、表布と裏布を中表に合わせます。
  3. 上の辺の縫い代を省いた長さで4等分して印をつけます。
  4. 布で作ったベルトにDカンを通して2つ折りし、③で付けた印(真ん中の印は除く)の位置にDカンが下にくるようにしてベルトを挟みます。
  5. 上の辺を縫い代1㎝で縫い合わせます。
  6. 布を開いて表が上になるように置き、表布と裏布がそれぞれ重なるようにして半分に折ります。
  7. 合わせたところを縫い代1㎝で縫います。裏布の方に返し口として7cm開けておいて下さい。
  8. 上下(袋の底になる部分)をそれぞれ縫い代1㎝で縫い合わせます。
  9. 工程6と同じように進めます。
  10. 返し口から布を表に返し、返し口を縫い代1mmで閉じます。
  11. 裏布を表布の中に入れて袋の形を整えます。
  12. 口から1~2mmのところを一周縫ってステッチをかけます。
  13. 工程10の要領で肩紐を作ったら完成です。

※こちらの作り方が参考になるかと思います。


直線縫いだけで作れるのでお裁縫が苦手な方でも安心ですよ。お子さん好みの布で作ってみて下さいね。

最終更新日 2024年8月3日

    azusa
    記事を書いた人 :

    保育士。
    3人の子の育児、仕事と主婦業の両立に奮闘しながら
    合間をぬって気の向くままにハンドメイドを楽しんでいます。
    小さな子を持つママの目線で、知りたいこと気になることを
    記事にしていきたいと思います。

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