お裁縫と聞くと、細かい作業が苦手な方には、少し敷居が高く感じるかもしれません。でも洋服や雑貨、布製品の破れや、お子さんの入園入学を考えると避けては通れない道。
でもフェルトなどのお裁縫の中でも基本の「なみ縫い」と「巻きかがり」さえ覚えておけば、手縫いでできるお裁縫なら大抵のものは乗り越えられるはず。今回は、二枚の布の端を縫い留める時に使う、巻きかがり縫いの縫い方を紹介します。
1.布の間から針を入れる
- 刺繍糸を二本取りし、糸先を玉留めします。
- 二枚のフェルトの端をきれいに合わせ、手前のフェルトの裏側(フェルトの間)から斜めに針を通して表に針を抜きます。
2.裏側から針を通す
- 表に抜いた針を裏側に回し、先ほど針を通したところから数センチ横に斜めに針を刺します。
- そのまま表に引き抜きます。
3.仕上げ
- 3を繰り返し、ぐるぐると縫っていくと、斜めに縫い目が残ります。縫い目が同じ長さで平行になるよう、幅も均等になるよう意識して縫うときれいに仕上がります。
- 縫い終わりは、裏側から一枚だけ針を通して間から抜き、玉留めして糸をカットします。縫い始めと縫い終わりを内側で行うことで、糸処理部分が隠れ、きれいに仕上がりますよ。
4.巻きかがりの使用例
巻きかがりは形の同じ布を縫い合わせる時に使用します。また大きさが違っても端が揃っていれば、巻きかがりで縫い合わせることができます。マスコットやぬいぐるみを作るときに最適です。また、巻きかがりの縫い目を斜めではなく、縦に揃えていく方法もあります。
- 内側から針を刺し、手前に抜きます。
- 裏側に針を回し、裏側のフェルトの1と同じ位置に針を刺します。
- フェルトの間を斜めに通し、1から数センチ離した位置に針を刺します。縫い目を縦に残すには、針を刺す時と抜く時は針を垂直にするよう注意しましょう。
グルグルと巻き付けていく感覚で縫っていけばいいので簡単。「難しい縫い方は無理!」という方もこれだけは覚えておいて下さいね。
最終更新日 2024年11月19日
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