早起きして綺麗に仕上げたメイクが夕方にはヨレヨレ、ドロドロでがっかり・・・そんな経験はありませんか?せっかくのメイクが崩れて台無しになってしまうのは残念!実は、メイク崩れを防ぐにはメイク前のスキンケアの順番がとっても大事なのです。お肌に合ったスキンケアアイテムを正しい順番で使用することで、メイクの持ちを劇的に改善させることが可能です。今回は、スキンケアについての美容豆知識を紹介します。
1.スキンケアの重要性
そもそも、なぜスキンケアが必要なのでしょうか?色々な答えがあるかと思いますが、大きく分けて二つの理由があります。
①日々老化する人間の細胞
ご自身とお子さんを比べるとよくお分かりになるかと思います。傷ができてもすぐに治り、夏に真っ黒に日焼けしても冬には元通りになるお子さんと違い、大人の肌はそうはいきませんよね。細胞の老化により肌の新陳代謝は年々落ちていきますし、うるおいを生み出し、保つ力も低下していきます。
シミ・しわ・たるみ・くすみ・乾燥・大人ニキビ等、多くのトラブルの原因がこの細胞の老化にあります。何もしなければ年々肌トラブルは増加し、見た目の印象もどんどん老けていく・・・できればそれは避けたいですよね。そのためにスキンケアは必要なのです。
②常に過酷な環境に置かれる肌のダメージ
肌老化の大敵である紫外線は春から夏をピークに一年中降り注いでいますし、エアコンの普及により冬以外も肌は乾燥しやすくなっています。その他にも花粉や黄砂・排気ガス・ハウスダスト等により肌表面の角質層には汚れが付着したり、ファンデーションやコンシーラーが毛穴を詰まらせてしまっていることもあります。そのためにスキンケアをして、汚れや肌代謝の遅れにより滞留している老化角質をしっかりと除去し、お肌に必要な水分や油分、それに栄養を与えてあげる必要があります。
たとえ美容皮膚科やエステに行って高価な施術を受けても、パックや美顔器などのスペシャルケアに力を入れても、基本的なスキンケアがおろそかでは効果が半減してしまいます。ホームケアと言われる、おうちでできる毎日のスキンケアこそが最も大切なのです。
2.スキンケアのステップ・手順
お化粧をしているときや毛穴汚れが特に気になるときはクレンジングから始めますが、朝のメイク前であれば基本的には洗顔からでOKです。その先は、油分のないor 少ないものから順に塗り、最後に油分の多いものを塗布します。
油は水をはじきますので、先に油分をお肌に乗せてしまうと水分や美容成分が浸透しにくくなってしまうからです。それを踏まえた上で
洗顔→化粧水→乳液→クリーム
の順に進めるのが基本です。順番を守ることで良い肌作りに繋がり、結果メイク崩れ防止にもなります。
- 美容液はいつ塗る?
化粧水と乳液の間に塗布することが多いとは思いますが、洗顔後最初に使用する美容液等もあります。手順を間違えば美容液の効果も落ちてしまいますので、パッケージや説明書の表記を必ず確認して下さい。
- オールインワンではだめ?!
中にはオールインワンのジェル等をご使用の方もいらっしゃるでしょう。とても手軽で忙しいママにとってはありがたいですよね。ですが、残念なことに浸透力の面ではどうしても劣ってしまうというデメリットもあります。ですので、お肌のためにはあまりおすすめはできません。
どうしても使用されるのであれば毎日ではなく、朝どうしても時間がなくてスキンケアをする間も惜しい日や、あまりにも疲れていて何もせずに寝てしまいそうな日などに限っての、あくまでサブとしてのご使用が良いかと思います。
3.洗顔
洗顔の目的はメイク崩れの直接的な原因となる余分な皮脂を除去するだけでなく、古くなった老化角質も一緒にオフすることです。そうすることでこの後に使うスキンケアアイテムの浸透がぐっと良くなり、『メイク崩れしにくい土台』を作ることができます。
①1回の使用量の目安
チューブタイプなら1cm程度であることが多いですが、固形タイプ・液体タイプ・パウダータイプと様々なものがありますので商品ごとに書かれている使用方法をよくご覧になってお使いください。
②洗顔の仕方
手のひらで洗顔料をたっぷりと泡立て、指の腹を使って円を描くように隅々まで丁寧に洗います。最後に油分を取り過ぎないようにぬるま湯で流し、タオルで優しく押さえて水分を拭き取ります。
【洗顔のポイント】
- お肌をこすらないように優しくマッサージする(摩擦は肌の表面を傷つけてしまいますし、たるみの原因にもなります。)
- 毛穴の黒ずみやざらつきが気になる部分は、念入りにマッサージする。
4.化粧水
洗顔の後は、化粧水でお肌を整えます。お肌全体にたっぷりと水分を与えましょう。メイク崩れが特に気になる夏場や皮脂過多でお悩みの場合は毛穴を引き締める収れん化粧水を使うのも一つの方法ですが、ママ世代は肌内部が乾燥している『インナードライ』の状態になっていることも多いです。
肌に水分が十分あると過剰な皮脂分泌は抑えられますので、まずはうるおい重視の化粧水を使って様子を見るのがおすすめです。
①一回の使用量の目安
500円玉大を目安にしていただければと思います。
②使用方法
手のひらまたはコットンにとって、優しくなじませてください。浸透を良くするためにパッティング(肌を軽く叩くようになじませること)する場合、刺激が強いと赤みやシミ・たるみ等の原因にもなりますので、なでる程度の力加減で優しく行ってください。ハンドプレス(化粧水を塗り広げた後、顔を手のひらで包み込むように優しく押さえる)だけでも十分です。
5.美容液
次に、美容液でお肌に栄養をチャージします。肌質やお悩みに合ったものを選ぶと、より効果を実感しやすくなります。
- 目元や口元がカサカサになってメイクがヨレやすい方→ヒアルロン酸やセラミド等の含有量が多い保湿重視のもの
- 夕方のどんよりとしたくすみが気になる方→ビタミンC誘導体やアルブチン配合の美白美容液
他にも多彩な美容液が各メーカーから出ていますので色々試してみるのも良いですね。
①一回の使用量の目安
メーカー・アイテムによってまちまちです。美容液は成分も濃度も本当にさまざまですので、使う量が多すぎると赤みやかゆみ等のトラブルを引き起こす可能性があります。説明をよく読み、しっかりと守ってくださいね!
②使用方法
化粧水と同じようにお肌に優しくなじませます。目元や口元を避けて使うよう表記してあるものもよく見かけますので、気をつけてください。その上で、シミやシワなど気になる部分には重ねづけすると効果を感じやすくなります。
【注意点】
成分によってはお肌の乾燥を招くものもあります。ビタミンCやハイドロキノン等はとても優秀な美容成分ですが、使用には少し注意が必要です。乾燥しやすい粘膜周辺は避けたり夜のみの使用するなど、お肌と相談しながら使ってみてください。
6.乳液・クリーム
最後に乳液やクリームで仕上げをします。冬場や乾燥がひどい場合以外は乳液だけでも大丈夫ですが、水分の蒸発を防ぐために量は多めに塗ることを強くおすすめします。
①一回の使用量の目安
さくらんぼ大~マスカット大程度。少しベタつくかな?と感じるぐらいがちょうど良いです。
②使用方法
化粧水と同様に使用して下さい。最後に顔を包み込むように優しくハンドプレスして、しっかりと浸透させましょう。
【注意点】
乳液やクリームでしっかり保湿をした後すぐに化粧下地を塗ると逆にメイク崩れしやすくなってしまうので、できれば少し時間をおいてください。軽くマッサージをするとさらになじみが良くなります。時間がなくてすぐにベースメイクをしたい時やどうしてもベタつきが気になる場合は、最後にTゾーンを中心に軽くティッシュオフしてみてくださいね。
メイク崩れが気になる方は、ぜひ今一度スキンケアの順番や方法を見直してみてください!それだけで悩みが軽減するかもしれませんよ。
最終更新日 2024年9月14日
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