絵本袋・レッスンバッグ等呼び方は様々ですが、幼稚園保育園・小学校で欠かせない手提げ袋。園や学校ごとにサイズなどの指定があったり、お子さんの好みに合わせた生地で作ろうと考えている方もみえるでしょう。でも本やネットの作り方を見た時に、記載されている完成サイズと作りたいサイズが違って困っていませんか?今回は、作りたいサイズで作れる手提げ袋の作り方を紹介します。
目次
1.作りたいサイズに合わせて…生地計算の仕方
※切り替えあり・なし/マチあり・なし どちらでも対応できます。
2.必要な材料
(完成サイズ 30×40 マチ3cm・切り替え・マチあり)
- 生地(表布2種・裏布1種)
- アクリルテープ 35cm×2本
- ワッペンやネームテープ(お好みで)
- ミシン
- ミシン糸
- はさみ
- マチ針(クリップ)
- チャコペン
- 定規
- アイロン
- アイロン台
3.生地の裁断
生地にチャコペンで型を取り、はさみでカットします。今回は、表布22×42を2枚、25×42を1枚と裏布65×42を1枚用意します。
4.生地の端処理をする
生地の端がほつれないように、すべての生地の端をほつれ留めしていきます。ロックミシンをお持ちの方はロックミシンで、ロックミシンをお持ちでない方はミシンをジグザグ縫いにセットしてジグザグ縫いでほつれ留めしていきます。
5.表布を縫い合わせる
※切り替えなしで作る方は、ここは飛ばして工程6に進んで下さい。タグやポケットを付ける場合(縫い付けるタイプ)は、④に飛びます。
- 表布を1枚につなぎ、裏布と同じサイズにしていきます。
まず、切り替えの上部の生地(1枚)と切り替えの下部の生地を中表に合わせ、横のラインを縫い代1cmで縫い合わせていきます。ミシンに目盛りがついていない場合は、チャコペンで縫い代線を引いておくと安心です。
※切り替えにフリルをつけたい時はここで真ん中にリボンテープを挟んで下さい。
※ミシンで縫う際、最初と最後には必ず返し縫いをしましょう。
- 切り替え下部の生地の反対側にもう1枚の切り替え上部の生地を中表に合わせて同じように縫い代1cmで縫い合わせます。
- 表布が1枚につながったら、縫い代をアイロンで割っていきます。①②で縫い合わせた部分の縫い代を左右に開き、アイロンで押さえて割ります。
- ワッペンやネームタグをつけていきます(アイロン接着の場合は完成後でOK)。表布の表面の好きな場所にミシンで縫い付けていきます。
ポケットをつける場合
- 好みの大きさのポケット用の生地を用意して下さい(縫い代分として縦横+2cmでカットする)。
- ポケットの口になる部分を5mm幅で三つ折りして縫っておきます。
- 下と両サイドは1cmずつ内側に折り込んで、好きな場所に縫い付けます。
6.持ち手を挟んで表布と裏布を縫い合わせる
- 表布と裏布を中表で重ね、横長になるように置きます。
- ①の両サイドにアクリルテープを挟みます。
サイドの中央に印をつけ、そこからそれぞれ6cmのところにアクリルテープの端が5mm~1cm程度飛び出すようにして挟み、マチ針で留めます。
※この時アクリルテープの持ち手部分が内側になるようにして挟みましょう。
※心配な方は、手縫いやミシンでアクリルテープを仮縫いしておくとあとでズレることなく縫い付けられますよ。 - サイドを縫い代1cmで縫い合わせていきます。アクリルテープ部分は返し縫いをして頑丈に縫い付けて下さい。
7.縫い目を中心に合わせて表布・裏布をそれぞれ二つ折りにして縫う
- 6で縫った縫い目が中心にくるようにして置き、表布・裏布それぞれ二つ折りにします。(この時切替部分がしっかり合わさるようにチェックしましょう。)
- 布の上下を縫い代1cmで縫い合わせます。裏布の片側には、返し口として7cmほど開けておいて下さい。
8.マチを作る
- 表布・裏布のわの部分にマチを作ります。底にくる部分の端を潰して三角形を作ります。この時三角形の底辺がマチの大きさ(3cm)になるようにして線を引きます。
- 線の上をミシンで縫い、縫い目から1cmほど残して余分な部分をカットします。
- 残りの3か所も同じようにしてマチを作ります。(カットした部分の端をジグザグ縫いしてほつれ止めしておくと安心です。)
9.表に返して返し口を閉じる
- 返し口に手を入れて生地を表に返します。返し口の端がほつれないように優しくゆっくりと引き出しましょう。
- 返し口を端から1~2mmのところで縫い合わせて塞ぎます。
10.仕上げ
裏布を表布の中に入れ込んで形を整え、上端に一周ステッチをかけて布を押さえます。(端から1~2mmのところを直線縫いする)
完成です。
切り替え部分にレースを挟み込んだり、ワッペンやリボンをつけたりしてお子様好みに仕上げて下さいね。
最終更新日 2024年9月28日
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