ここ数年でセルフジェルネイルをする方がとても多くなりました。サロンに通うよりも経済的で、外出を控えたい時期でもキレイな爪をキープできるため人気がさらに高まっています。いざジェルネイルを始めようと思っても「揃えるものが多そう…」と不安になるかもしれませんが、実は意外と少ないんですよ。今回は、セルフジェルネイル準備編☆初心者さんにもおすすめのジェルネイルに必要なグッズをまとめてみました。
1.必要なもの
まずは、セルフジェルネイルを始めるのに最低限必要な7つのアイテムを紹介します。選び方のポイントも参考にしてみて下さいね。
①ジェルネイル用ライト
ジェルネイルでは、乾かすのではなくライトを照射して化学反応を起こすことでジェルを硬化させます。そのため、専用のライトは必須アイテムとなります。値段も種類も本当にさまざまなので迷ってしまいがちですが、それぞれにメリット・デメリットがありますので自分に合うタイプはどれかよく検討してから購入しましょう。
<選び方のポイント>
光源の種類で選ぶ(UV・LED等)
LEDライト
デメリットとしては、2秒ほどで最大の出力になるため硬化熱(ジェルが化学反応によって固まる際に発生する熱)が出やすいことが挙げられます。やけどが心配な方や熱さや痛みに敏感な方、爪が傷んでいる方がLEDライトを使う場合は低い温度から徐々に熱が強くなっていく低ヒートモードのある商品が安心です。
※LEDライトはクラフトレジンやUVライト用のジェルには基本的に対応していないので注意してください。
UVライト
- 硬化するのに時間がかかる
- 半年ほどでライトの交換が必要なため手間とランニングコストがかかる
- UVライトに対応しているジェルが少なくなってきている
- 紫外線アレルギーの方が使うと肌トラブル等を引き起こすことがある
といった点があります。UVライトを使いたいけれど硬化時間が長いのが気になるという方は、24〜32Wほどの高い消費電力のものを選ぶのがおすすめです。
ハイブリッド型ライト
使う場所やシーンに合わせて選ぶ
- 卓上型…片手の指すべてを一度に入れられるものもあり、効率よく仕上げられるのがメリット。底が外せるタイプなど、フットネイルにも対応しているものが多いです。ただしそういったものほど大型で値段が高めの傾向があります。
- 携帯型…ペンタイプや折り畳みタイプなどがあり、ポーチに入れられるほど小型のものもあって収納に場所を取りません。ですが、1本ずつ硬化を行うので比較的時間がかかります。コンパクトに収納したい方におすすめです。
- アダプタタイプ…消費電力の高い大型のものが多く、電力が安定しているのがメリット。早くキレイに仕上げたい方におすすめですが、使う場所はコンセントのあるところに限られます。
- USBケーブルタイプ・電池タイプ…モバイルバッテリーにつなげば、どこでも使えるのがメリット。中でも、充電できるタイプならコードなしで使えるのもうれしいポイントです。作業中に充電切れや電池切れにならないよう留意しましょう。
プラスアルファの機能もチェック
<おすすめジェルネイルライト>
レティジアプチトル ネイリストmika. コラボネイルライト(48W)
ネイリストでありYoutuberでもあるmikaさんがプロデュースした「レティジア」のLEDライト。親指から小指まで一度に硬化しても満遍なくカチッと固まると評判です。底板はスライドして取り外せるので、フットネイルもしやすいのがポイント。幅や高さ、奥行きにも十分なスペースがあるため、手や足の大きさに関わらず使いやすいでしょう。機能は多いですが操作が簡単なのも◎。収納にある程度のスペースは必要ですが、高性能なLEDライトを探している方におすすめです。
kerätä(ケラッタ) ハイパワー 36W UVライト
開口部分が大きく作られている卓上型で、全面反射が採用されているのでフットネイルにも使いやすいUVライトです。ジェルネイル・UVレジンをハイパワーで硬化させられます。プロ仕様の36Wで作られているので硬化時間も比較的短いです。リーズナブルな価格も魅力的。また、ジェルネイル用ライトのトレーは簡単に取り外しが可能なのでお手入れが簡単です。2cm程度のアクセサリーが30個並べられる大きなトレーもついています。
ジェルネイル用UVライト ペン型LEDライト
②ネイルブラシ〈筆〉
ジェルを塗る時に必要な道具がネイルブラシです。最近はジェルポリッシュのようにジェルと筆がセットになっているものもありますが、すべてポリッシュタイプで揃える場合以外ネイルブラシは必需品です。100均で購入できるものからサロン使用の高級筆まで色々あります。
<選び方のポイント>
シンプルなワンカラーネイルであればクリアジェル用とカラーリング用の筆が1本ずつあればできますが、デザインネイルに挑戦したい方は必要に応じて専用の筆を用意する必要があります。また、ネイルブラシは保管方法によって、劣化スピードに差が出ます。筆先をむきだしで保管していると、紫外線の影響を受けて筆が固まってしまうことがあるので、キャップが付いている方が初心者には安心です。それでは、筆の種類とそれぞれの用途を見ていきましょう。
- 平筆(フラットブラシ)
最も基本となるのが、広い範囲を塗れる平筆タイプのネイルブラシです。角があるので、サイドや親指のキューティクル付近も塗りやすいです。こちらは一本持っておくのがおすすめですが、人によっては後述するオーバル筆の方が使いやすいこともあります。
- オーバル筆
横から見ると平たい形になっていますが、毛先に丸みがあるのがオーバル筆です。爪の根元に丸みのある方や爪が全体的に小さい方におすすめです。
- アンギュラー筆(フレンチブラシ)
フレンチネイルやグラデーションなどを楽しみたい方は、筆先が斜めにカットされたアンギュラー筆があると便利です。
- 細筆(ライナーブラシ)
毛先がとても細くなっており、細かい模様や絵を描くのに便利です。
<おすすめネイルブラシ>
スパークリングジェルブラシ SGB-1
ラインストーンの装飾が可愛い、ジェル用ネイルブラシのセットです。毛先の種類はポイント(細筆)・フラット(平筆)・ワイドフラットの3種類。キャップ部分を取り外し、逆さまにしてジョイントすることで使いやすい長さのブラシになります。
ネイル工房 ジェルネイルブラシ匠
自然素材の木で作られた、職人の筆「匠」。鉛筆のようなやや太めの持ち手が優しく手になじみます。ナイロンブラシには細めの毛が使われており、ハケムラができにくいのもgood。キャップ付きなのも便利です。
Amber熊野筆×AQUA NAIL共同開発 木製ネイルブラシ
③ベースジェル・トップジェル(クリアジェル)
- ベースジェル
下地として使用する、透明のジェル。自爪に直接塗るジェルなので、このベースジェルによってジェルネイルの持ちが大きく左右されます。柔軟性があり柔らかめのテクスチャーであることが多いです。 - トップジェル
最後に塗る透明のジェル。コーティング力に優れており、ジェルネイルの表面に傷などが入りにくいよう少し硬めのテクスチャーであることが多いです。 - クリアジェル
ベースジェルとしてもトップジェルとしても使用できる物の多くが「クリアジェル」という名前で販売されています。やや柔らかめのテクスチャーの物が多く、ストーンやパーツを配置するのにも使用できます。
<選び方のポイント>
トップ・ベース両方に使えるクリアジェルを使ってももちろん○ですが、ベースジェルとトップジェルではそもそもの役割が全く違います。ジェルネイルのクオリティにこだわりたい方や長持ちさせたい方は、それぞれ専用の物を用意するのがおすすめです。また、「ミキシングジェル」といってカラージェルと混ぜて使うためのクリアジェルもあるため、商品説明をよく読んでから購入しましょう。
<おすすめベースジェル>
ジャパンネイル ソークオフベース
密着力が高く、持ちが良いと口コミでも人気の日本製「ジャパンネイル」のベースジェル。ポリッシュタイプなのでマニキュアのようにハケで塗ることができ、適度な粘度があるため流れにくく初心者でも塗りやすいです。LED・UVどちらのライトにも対応しています。
イロジェル ベースジェル
プチプラなのに質が良くて塗りやすく、持ちも良くなると評判のベースジェル。トップジェルやミキシングジェルとしても使うことができます。LED・UV両方に対応しているのも嬉しいですね。
<おすすめトップジェル>
プリジェル スーパートップシャイン4g
少し固めのテクスチャーで、ぷっくりとした厚みや強度を出したい方にぴったりのトップジェル。ツヤや輝きが長持ちすると人気です。
Happiness(ハピネス) トップジェル 5g
④カラージェル
カラージェルとはベースジェルを塗った後に塗る色付きのジェルのことです。最近は色もとても豊富で、選ぶのに迷ってしまうほど種類が豊富になりました。メーカーによってビビッドカラーやラメ入りのものが多かったり、ピンクやベージュなどナチュラルな色の品揃えが良かったりと違いがありますので、お好みに合うメーカーを探すのも楽しいですよ。
<おすすめカラージェル>
Jelly Nail(ジェリーネイル)
発色が良く、硬化も早いので初心者でも失敗の少ないJelly Nail。簡単にツヤのある美しいネイルに仕上げることができます。発色やテクスチャーのそれぞれ違うシアー、リュクス、アクアの3タイプがあり、色々なニュアンスのネイルを楽しむことができます。
by Nail Labo(バイネイルラボ)
⑤コットン
主にエタノールを染み込ませて、消毒をするときに使用します。また、ネイルワイプの代用として未硬化ジェルの拭き取りにも使うことができます。繊維がネイルに付着しないよう、毛羽立たないタイプのものを用意しましょう。百均やドラッグストアで購入できます。
⑥エタノール
水分や油分の拭き取りのため、また手指や道具の消毒に使用します。未硬化ジェルの拭き取りや筆についたジェルのふき取りにも使えます。百均やドラッグストアで買うことができます。
2.あると便利なもの
①プレプライマー
ジェルと自爪の密着度が高まってジェルが浮きにくくなるメリットがありますが、一方オフがしにくく自爪に負担がかかるのがデメリットです。ジェルがどうしても浮きやすい方は試してみると良いでしょう。
<おすすめプレプライマー>
Ez Flow (イージーフロー) イージーボンド
②ネイルワイプ(ワイプスポンジ)
<おすすめネイルワイプ>
Nail Recipe(ネイルレシピ) ジェルワイプ
プチプラで試しやすく、使い勝手も良いのでおすすめです。未硬化ジェルのぬめりをスッキリと拭き取ることができます。
H&Sオリジナル スポンジワイプ
③ウッドスティック
ウッドスティックは、ネイルに細かいパーツを乗せるときや、はみ出したジェルの除去、自爪のケアなどに使える木製のスティックです。用途に応じて割りばしや爪楊枝などで代用できますが、あると便利なので持っておくことをお勧めします。100均やドラッグストアで購入できます。
④ブラシホルダー(筆置き)
セルフジェルネイルの最中、以外と困るのがネイルブラシの置き場所。その辺に置いておくと転がってしまってジェルがテーブルに付いたり、筆にダストが付いたりしてしまいます。ブラシホルダーがあればそのようなストレスから解放されるので、購入しておくことをおすすめします。
<おすすめブラシホルダー>
ネイル工房 ブラシホルダー
5本まで同時に置ける、シンプルなブラシホルダーです。長すぎないので場所を取らず、スムーズに取り出せます。アートをしようと思うといろいろな色を使うので筆の本数も増えがち。これがあれば、ジェルがついてる筆の置き場にも困りませんよ。
Kira Nail ぐーたらぱんだのブラシホルダー
3.必要な物が一度に揃うジェルネイルキット
ジェルネイルを始める際には必要な物を厳選して揃えると無駄を省くことができます。しかし、一品ずつ探して買い求めるのは手間がかかって大変に感じる方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、ジェルネイルキットです。ジェルネイルキットにはネイルに必要な物が一通り入っているので、すぐに始めることができます。
<ジェルネイルキットの選び方>
選ぶ際に気をつけるべきなのが、キットの内容です。ライトの有無やカラージェルの本数、付属品の数などメーカーによってさまざまですので、よく確認してから購入しましょう。
<おすすめジェルネイルキット>
グランジェ ジェルポリッシュセット+2カラー
ポリッシュタイプで初心者にも扱いやすいグランジェのネイルキットです。サンディング不要のベースジェル、未硬化ジェルふき取り不要のトップジェル、コスメポーチに収まるマスカラサイズのLEDライトなど、セルフに必要な最小限の商品にしぼったセット内容になっています。安心の国産で品質も良く、好きな色のカラージェルを2色選べるのも嬉しいですね。
SHINYGEL(シャイニージェル) ジェルネイルキット
高性能な卓上型LEDランプが付いた、初心者におすすめのスターターセットです。発色の良さや塗りやすいことで人気のある「シャイニージェル」の特別仕様のキットで、オフが驚くほど簡単になったベースジェル「スーパーベース」が新たにラインナップに追加されました。お好きなカラージェルも3色選べます。今なら楽天市場にて44%OFFで購入できるので、気になる方はお早めにチェックしてみてくださいね。
超特盛 セルフジェルネイルスターターキット
これ一つで準備OK!ジェルを塗る前のネイルケアの段階からオフまで使えるグッズが勢ぞろい♡その数なんと295点!カラーも10色選ぶことができ、アートに使えるパーツも豊富に揃っています。初心者さんに嬉しいジェルネイルの説明書もついていて、基礎からアートまで学ぶこともできるから安心です。
セルフジェルネイルには専用のアイテムがいくつか必要ですが、百均やドラッグストア、ネット等で安価に購入できる物も増えてチャレンジしやすくなっています。興味のある方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
最終更新日 2024年10月19日
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