お家に緑があると、気持ちもいきいきとし、色鮮やかなお花が咲いていると気持ちも明るくなります。頑張って始めたガーデニング、お花が枯れたら終わりと思っていませんか?きちんとお手入れすれば、一年後にまたお花を咲かすことができるものもあるんですよ。知識さえ覚えておけば、意外と簡単にできます。今回は、初心者さん必見のお花を長く楽しむコツとやっておきたいお手入れの仕方を紹介します。
1.ガーデニングの基本「水やり」
植物にとってお水は命の源。たっぷりとお水をあげましょう。たっぷりと言ってもあげすぎは根腐れ等を起こしかねないので注意が必要です。土の表面が乾いているかどうかがポイントです。時間帯は朝がベスト。プランターの場合は、底から水が出てくるぐらいが最適です。この時たまったお水は根腐れの原因となりますので、流しておきましょう。お水をあげる時は、お花や株を傷めないよう根本の当たりに水やりをするといいでしょう。ただ植物によっては、乾燥を好むものもあるので植え付けの際にきちんとチェックしておきましょう。
2.元気を与える「追肥」
植え付けの際にも肥料を入れたと思いますが、だんだんと効果は薄れてきます。元気な花を咲かせるためにも、定期的な追肥が必要です。固形タイプのものは花の根元に、液体タイプのものは花や葉っぱにかからないように注意しましょう。葉の色が悪くなってきたな、葉や蕾が小さいなと感じたらそれは肥料切れの合図。ただあげすぎも良くないので、株の大きさや天候にも合わせて適宜調節していきましょう。
3.花を増やす「摘心」
株を大きく、花をたくさん咲かせるために必要なのが「摘心」。お花が咲く前のまだ小さな苗のうちから始めていきます。先端の茎に脇芽が出てきたら、間にある先端の茎を脇芽の上あたりでカットします。葉先を1本カットすることで、脇芽の2本に栄養が周り元気に育ちます。そのうちに茎(枝)が倍に増えてくるので、ボリュームのある株になります。必然的に花の数も増えますよ。
4.病害虫対策「花がら摘み」
萎れた花はそのままにしておかず、首元でカットしましょう。萎れた花をそのままにしておけば種ができますが、種を作るには多くの栄養が必要です。株の栄養が種の方に回ってしまうと、花のつきも悪くなります。また、萎れた花は病気やカビの源となります。落ちた花がらから病害虫が土に回ってしまうと株もダメになってしまいます。大変ですが、元気な株を育てる為にもこまめに花がら摘みをしましょう。
5.株のリフレッシュ「切り戻し」
花が枯れかけてきた、萎れかけてきたら思い切ってカットし、株をリフレッシュさせることでもう一度たくさんの花を楽しむことができます。株の形を整えるのにも効果的です。根本の葉(脇芽)は必ず残して、バッサリとカットしましょう。風通しも良くなり、脇芽がぐんぐん育ちますよ。
6.元気な花を育てるコツ
- 毎日お花と向き合うこと
- 葉や枝が密にならないようにする
毎日数分でもお花に目を向けることで些細な変化にも気づくことができます。
葉っぱが元気に生えてくるのは嬉しいですが、その分通気性も悪くなりがち。カビや病気の原因にもなるので、こまめに剪定しましょう。
お花はたった一手間かけるだけでも長い間楽しめます。そのためのポイントをいくつか紹介しましたが、どれもさほど難しいものではありません。毎日数分でもお花の様子を確認してみて下さいね。
最終更新日 2024年8月14日
この記事へのコメントはありません。