「魔の二歳」。思い通りにいかないと泣きわめくイヤイヤ期に、頭を抱える方も多いのではないでしょうか?イヤイヤ期は自我や自立心が芽生えてきた証拠で成長過程の一つで、自身の心が育つことで徐々に落ち着いてきます。でもこの時期はママの心も疲れがち。出掛けるにもグズったらと思うと勇気がいり、お家で過ごすことも多いかもしれません。今回は、おもちゃなしでも楽しめる発達を促す2歳児のお家遊び12選を紹介します。
1.お絵描き
色がある程度分かるようになり、ある特定の色ばかり使うこともあります。だんだんとそれぞれの好みも出てくるので、みていても面白いですね。だんだんとお顔のようなものが描けるようになる子も増えてきます。形にはなっていなくても、「これは○○だよ」と見せてくれることもありますが、それでいいんです。焦らなくてもそのうち描けるようになりますので、まずはたくさん認めてあげましょう。パパやママから褒められることで描くことが楽しくなり、「もっともっと描きたい」に繋がるんです。
一緒にお絵描きを楽しんでみるのもいいかもしれません。ママがお顔を描きながら一つ一つパーツを確認してみましょう。「目はいくつ?」「お鼻の下にはなにがある?」などと声をかけてみると、顔のパーツの認識に繋がります。また「位置関係」も覚えます。分かるようになってきたら、ママが書いたお顔の1パーツだけを子どもが描いてみたりしてもいいと思います。また、絵を描く素材も増やしてみましょう。クレヨンだけでなく、絵の具や色鉛筆・・・子どもなりに使ってみることで気づくそれぞれの特徴があります。
2.パズル
簡単な絵合わせもできるようになります。2枚から始め、徐々にピースを増やしていきましょう。絵合わせを通して「向き」があることを理解し、考える力を伸ばします。100均でも絵合わせカードは売っていますが、段ボールや厚紙を利用し、お子さんの好きなキャラクターや動物を書いて作ってみてもいいですよ。
3.積み木・ブロック
積み木
ブロック
4.粘土
「伸ばす」が次第にできるようになってきます。ペタペタと薄くすることができるようになれば、型抜きが楽しめます。おままごとのようなこともできるようになります。丸めるのはまだ難しいですが、蛇のように長く伸ばすこともできるようになります。「何に見える?」と一緒に考えることで想像力を鍛え、「〇〇作ったよ!」などの見立て遊びもできるようになるので表現力も鍛えられますよ。
5.ごっこ遊び
役割を決めて遊べるようになります。お店屋さん・お医者さん・お客さんなど、その役になりきって遊びます。お人形相手にお母さんになりきってお世話を楽しんだりします。お料理を作る真似をしたりするので、この時期におままごとキッチンを用意してあげるといいでしょう。フライパンやお鍋で調理したり、お皿を洗う真似をしたり、ごっこ遊びの幅が広がりますよ。でもお金をかけなくたって大丈夫!空き箱をカバンやお鍋にしても良いですし、お布団の代わりにタオルを用意してあげるだけでいいんです。おままごとキッチンは段ボールや牛乳パックなどの廃材でも作ることができますし、おままごとの食材も段ボールに書いたり、フェルトで作ったり、お子さんと一緒に折り紙で作ってみても楽しいかもしれません。
6.運動遊び
ジャンプ
バランス<
7.紙遊び
新聞紙遊び
丸めるのも上手になってきます。ボールを作って玉入れを楽しむのもオススメです。
折り紙
8.段ボール遊び
お家
キッチン
トミカタウン風コース
9.工作
言葉がある程度理解できるようになり、ものの使い方も覚えてくる時期。工作で道具を使うことにチャレンジしてみましょう。まずはのりというものをしっかりと認識させるため、指で塗るタイプの水のりを使います。初めはたっぷりと指に付けてしまいがちですが、これも大切です。のりの感触を知り、くっつくことを指で実感するのです。「自分で経験する」ことを大切にしましょう。また一緒に使っていくうちに「適量」というものが分かるようになってきますよ。
簡単なものでいえば、トイレットペーパーの芯に好きな模様を描いた紙を巻き付けます。同じものをもう一つ用意してくっつけ、紐をつけたら双眼鏡の完成です。自分で作ったという喜びを味わうことができ、お散歩にも持っていけるので子どももとっても喜びますよ。なんでもそうですが、ママが土台を作ってあげて、そこに模様をつけたりするだけでも子どもは自分で作ったと感じることができます。「どこに貼る?」で子どもの想像力を伸ばし、できた喜びを一緒に共感しながら楽しんでくださいね。
10.知育
知育玩具はわざわざ買わなくたって一般家庭の意外なところに隠れています。
洗濯ばさみ
ボタン
チャック
袋
11.ふれあい遊び
ペンギン遊び
ロデオごっこ
この他にも、あめ玉などを隠してどっちの手にあるかを当てる「どっちだ?」やにらめっこ、かくれんぼなどもできるようになってきます。この頃は、力も使えば使うほど育つのでじっとテレビを見ているだけでなく、お家の中でも体や頭を働かせてあげたいですね。
最終更新日 2024年8月3日
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