ハンドメイドアクセサリーを製作する際、パーツの接着にはレジンと接着剤どちらを使っていますか?レジンを使っている方、接着剤を使っている方、両方みえると思います。どちらが強力に頑丈に接着できるのでしょう?そこで今回は、ハンドメイドに適したおすすめの接着剤をまとめてみました。
1.レジンと接着剤の違い
レジンと接着剤アクセサリーパーツの接着には、レジンと接着剤のどちらかを使用されるかと思います。
①レジン
レジンと言えば、パーツの接着、アクセサリーパーツの作成にも使える万能アイテムです。ハンドメイドに限らず、お子さんのおもちゃが壊れてしまった時に使われるママさんも見えます。ただこのレジン、実はメーカーに限らず、強度はさほどありません。レジンをつけて硬化すると一見くっついているかのようにみえますが、耐性がないのですぐに取れてしまいます。アクセサリーの金具をレジンでくっつけたところで、使っているうちに取れてしまった経験のある方もみえるのではないでしょうか?そもそも接着目的で作られたものではないので、レジン単体で接着剤として使うのはあまりおすすめしません。応急処置として一時的な接着に使用する分には便利かと思います。
②接着剤
接着剤は、その名の通り接着を目的として作られているので、レジンよりも強度が高いのは確かです。ただし接着剤にも種類がたくさんあり、適した素材も違います。くっつけたいものの素材に合ったものを購入しましょう。また、固定に必要な時間と完全硬化にかかる時間もチェックして選びましょう。
1液タイプ
すぐに使用できるタイプの接着剤です。手軽に使用できるのが魅力です。ものによって、用途や容器の形状も様々。ヘラで伸ばすものから先端が針のように細くなっているものもあります。
2液タイプ
A液とB液を混ぜ合わせて使います。使いたいタイミングで必要分を混ぜる必要があったり、細かい部分に塗るには爪楊枝等などが必要になるので少し手間はかかりますが、1液タイプよりも強度は高く、アクセサリーに関しても頑丈にくっつきます。
2.接着剤選びのポイント
接着剤であればなんでも良しとして、家にあるものですぐに対応するのはおすすめしません。一度接着するときれいに剥がすのは困難ですので、選ぶ時や使う時には以下のポイントを確認しておきましょう。
①用途
②液の特徴
③硬化速度
④硬化後の透明度
3.レジン×接着剤!?アクセサリーパーツの強度のある接着法
では、強度のある接着方法は何でしょうか?素材に適した接着剤を使うことはもちろんですが、アクセサリー作家さんがよくやっているのは、レジンと接着剤のW使いです。
- 接着剤で金具とパーツをくっつけます。
- 上から金具を覆うようにレジンを塗ります。この時レジンはぷっくりと盛るようにして乗せましょう。
- 硬化します。
盛って硬化することで、レジンの膜が強くなり、硬度も増します。手間はかかりますが、接着剤のみを使用する時と比べると、より強度が増しますよ。但し、接着剤を塗った段階でしっかりと固まらないままレジンで覆ってしまうと、接着剤が役割を果たせないままになってしまうので強度が落ちてしまいます。接着剤とレジンが混ざって硬化しないこともあります。接着剤はしっかりと乾かし、完全に固まったのを確認した上でレジンを塗りましょう。また、接着剤のレジンとの相性も大切です。レジンとの相性のいいものを使いましょう。
4.レジンとの相性のいいおすすめ接着剤
①セメダイン スーパーX
あらゆる素材に適しており、耐久性にも優れています。透明度も高いので、少しはみ出してしまってもさほど気になりません。固まるのにも余裕があるので、焦らず作業できます。シンナーを使っていないので、お子様がいても安心して使えます。
②セメダイン スーパーX2
スーパーXよりも頑丈につけたい時におすすめです。硬化スピードも速く、すぐに固定できます。(ただし、完全硬化には24~48時間)
③コニシ ウルトラ多用途SU クリヤー
名前の通り多用途に使え、万能な接着剤。弾力があるので、接着面が凸凹していてもしっかりと液が行き渡り密着します。粘度が高いので、布やフェルトにも使えます。速乾性があり、数分で固定できます。空気に触れるとすぐに固まってしまうので、使用の際は、こまめにフタをしましょう。
④エクセルエポ
2液タイプで透明度も高く、頑丈にくっつきます。混ぜてから10分程で硬化が始まる速乾タイプ。耐熱性・耐水性にも優れています。硬いもの同士の接着には特におすすめです。
せっかく作ったアクセサリーも強度が弱いとすぐに破損してしまいます。用途に合った接着剤で長く使えるアクセサリー作りをしましょう。
最終更新日 2024年8月14日
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