本州の最北端に位置する山口県は瀬戸内海と日本海のどちらにも面していて、海に囲まれた自然豊かな県です。「ここが無料?」と驚くほど充実しているお金のかからない遊び場や世界中の動物たちが間近に見られるスポット、目の前に海が広がる遊び場など、家族でお出かけしたくなる場所が数多くあります。本格的な冒険気分が味わえるスポットもありますよ。今回は山口県版の子どもとお出かけ・おすすめレジャースポットを紹介します!
1.北部エリア
秋吉台自然動物公園サファリランド(美祢市)
秋吉台自然動物公園サファリランドは、世界中の動物たちの姿を自家用車やバスの中から見られる動物園。かわいい動物たちとのふれあいや動物モチーフの遊具もあり、車内からの観察以外にも楽しいことがいっぱいの施設です。秋吉台自然動物公園サファリランドのサファリゾーンは5つのエリアに分かれています。1つ目は大きなアフリカゾウやシマウマ、インドサイなどが暮らすエレファント・サンクチュアリ。2つ目は地上で最速の足を持つチーターやプチハイエナのいるマライカ・サバンナ。3つ目は体長2mにもなる迫力満点のアメリカクロクマに会えるロッキー・ウェットランド。4つ目は百獣の王ライオンたちがいるハタリ・バレー。そして5つ目は大きなトラたちが水で遊ぶ様子も見られるドルガー・レイクです。
自家用車に乗ってのんびりドライブを楽しんだり、エサやりバスに乗車してシマウマやライオンに直接エサをあげる貴重な体験をしたり、希望に合わせた楽しみ方ができます。約50種500頭羽もの動物たちが暮らしている動物ふれあいゾーンでは、「幻の白い虎」と言われているホワイトタイガーたちが暮らす様子を観察したり、ポニーに乗ったり動物にエサを食べさせたりすることができます。動物の赤ちゃんにも会えますよ♡
また、動物がモチーフとなった遊具が揃うキッズサファリでは、実物大のトラの模型に乗ったりミーアキャットの巣穴にもぐったりハタオリドリの巣を模したブランコに乗ったり、ユニークな遊具で遊べます。体を動かして遊びながら、動物たちの世界を感じることができますよ。他にも、観覧車やメリーゴーランド、ジェットコースターなどのアトラクションが揃う遊園地もあり、家族で1日中楽しめるレジャースポットです。
【住所】美祢市美東町赤1212
【営業時間】
4/1~9/30 9:30~16:45
10/1~3/31 9:30~16:15
※レストランは通年11:00~16:00(ラストオーダー15:30)
【休業日】
年中無休
※施設点検・改装工事・悪天候等で臨時休園の可能性あり
【利用料金】
◎自家用車入園料/
大人(中学生以上)2,600円
小人(3歳以上)1,600円
シニア(70歳以上)2,300円
タブレットガイド600円/台
◎エサやりバス(入園料+エサやりバス代)/
大人3,700円
小人2,700円
シニア3,400円
◎ウォーキングゾーンへの徒歩での入園/
大人1,200円
小人800円
【URL】https://www.safariland.jp/
長門おもちゃ美術館(長門市)
「海と人と木をつなぐおもちゃミュージアム」がコンセプトの長門おもちゃ美術館には、長門市の木を贅沢に使用した木のおもちゃが150種類以上も揃っています。おもちゃ美術館の目の前に広がる青い海の上で遊べるキッズクルーズ船も大人気です。館内に取り揃えられた木のおもちゃは、子どもたちが安全に遊べるよう配慮された作品ばかり。木の温かみを感じる空間の中、木のたまごボールプールや積み木、乗り物などを使って遊びましょう♡
館内では、木のたまご作りや敬老の日の絵葉書作り、クリスマスリース作りなど季節に合わせたワークショップも開催されています。おもちゃ学芸員さんたちが、遊びのヒントや木のおもちゃを通じた交流を優しくサポートしてくれますよ。そして、海上で遊ぶという貴重な体験ができるクルーズ船も見逃せません。乗船すると、館内にも設置されている木のたまごプールを始めとした木製のおもちゃが完備されています。ふと窓の外を見ると青い海が広がっているという贅沢な空間で、木のぬくもりと海の壮大さを感じられますよ。子どもサイズの船長さんの制服を着ることもできるので、記念撮影もお忘れなく♡
【住所】長門市仙崎4297-1
【営業時間
】10:00~16:00(最終入館は15:30)
【休業日】
毎週木曜日
年末年始(祝日・GW・夏休み期間中などは木曜日開館)
冬季休館日(12月~3月)毎週水曜日・木曜日
【利用料金】
1日入館料大人(中学生以上)700円
子ども(1歳以上~小学生)500円
子ども(1歳未満)無料
ペア券(大人1名+子ども1名)1,100円
※市民向け割引あり
【URL】https://www.nagato-toymuseum.com/
2.東部エリア
地底王国 美川ムーバレー(岩国市)
中国山地の山間部に、超古代文明がテーマの冒険型レジャースポット・地底王国 美川ムーバレーがあります。神秘的な地底王国の内部を冒険したり砂金や天然石の採掘体験をしたり、大自然の中で心躍る体験ができるスポットとなっています。全長約1kmに及ぶ地底王国は薄暗い迷路のような空間になっていて、謎の巨大石像や壁画、神殿、地底の滝などがあります。
歩いているだけで冒険心がくすぐられる空間ですが、地底王国の内部では伝説の秘宝を探したり古代文明の秘密に迫る謎解きアトラクションが展開されています。屋外の水槽では、キラキラの砂金や天然石を探し出す体験が用意され、見つけたものは記念に持ち帰ることができます。また、美川ムーバレー内にはリフレッシュできる温浴施設も併設されています。神秘的な空間でたっぷり冒険した疲れを癒すことができますよ。
【住所】岩国市美川町根笠1564-1
【営業時間】
10:00~16:00(最終受付時間)※閉国17:00
売店やレストラン等は店舗によって異なります
【休業日】
毎週火曜日・水曜日(GW・春休み・夏休みは営業)
12/31~1/1
【利用料金 】
◎地底王国入園料/
大人(中学生以上)2,200円
小人(小学生)1,100円
未就学児無料
◎砂金採り・天然石掘り体験/
砂金採り体験880円
天然石掘り体験770円
◎日帰り入浴料金/
大人550円
小人(4歳~小学生)330円
【URL】https://muvalley.com/
愛宕山ふくろう公園(岩国市)
大きな目のふくろうが目を引く、愛宕山ふくろう公園。2021年にできたばかりの新しい公園で、カラフルで綺麗な遊具でたっぷり遊ぶことができます。駐車場に到着すると目に飛び込んでくる大きな複合遊具は、ネットトランポリンやふわふわドーム、ローラースライダーなどお子さまたちが大喜びする仕掛けがいっぱいの複合遊具です。その周りにも、小さなお子さま向けの複合遊具やロッククライマーなどがあり、遊具があるエリアはすべてゴムのような弾力のある地面が採用されているので安心して遊べます。
夏になると、大型複合遊具近くの地面の噴水から水が出てきます♪遊具遊びだけでなく水遊びもできるのは嬉しいですね。また、様々な運動が楽しめる多目的広場や、雨が降っていても運動ができる屋根付き広場もあります。屋根付き広場は、屋外でありながら屋根がついている広いスペースなので、外の空気を味わいながら天候に左右されず遊んだりお弁当を食べたりすることができる便利なエリアです。
【住所】岩国市愛宕町一丁目4番
【営業時間】大型複合遊具利用時間
【休業日】
3月~5月 7:30~19:00
6月~8月 7:30~19:30
9月~11月 8:00~18:00
12月~1月 8:00~17:30
【利用料金】無料
【URL】https://www.city.iwakuni.lg.jp/soshiki/125/81422.html
3.中部エリア
防府市青少年科学館ソラール(防府市)
西日本最大級の太陽望遠鏡を有する防府市青少年科学館ソラール。普段見ることのできない太陽の姿を観察したり、生命の進化について学んだり、エネルギーや光など化学について楽しく学べる施設です。2階建ての館内には、常設展示室や回廊展示室、企画展示室など様々なエリアがあります。常設展示室ではガラス球やボール、LEDライト、サーモグラフィなどを使いながら、体験を通して科学の面白さを体感できるようになっています。
企画展示室では、その年のテーマに沿った展示を見ることができます。企画展示室の横にあるワークショップエリアでは、本格的な実験器具や測定器具を用いた科学教室や実験に参加できるので、夏休みの自由研究にもピッタリ!屋外にあるサイエンスパークには、パラボラや伝声管、日時計といった展示物があり、遠くにいる人同士で声を伝えあったり太陽の動きから時刻を知る体験ができます。土日祝日には無料で参加できる体験教室もあるので、親子で参加してみてくださいね。授乳室もあるので、小さなお子さまも安心して一緒にお出かけできますよ。
【住所】防府市寿町6-41
【営業時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
【休業日】
月曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12/29~1/3)
【利用料金】
大人(高校生以上)310円
子ども(小中学生)200円
【URL】https://solar-hofu.com/
周南市徳山動物園(周南市)
周南市徳山動物園は、ぱくぱくタイムや動物体験プログラムといった体験イベントが多数用意されている動物園です。周南市の自然をテーマとしたエリアや野鳥観察所、噴水広場などもあり、動物たちとのんびり楽しい1日が過ごせるスポットです。周南市の自然がテーマのエリア「周南の里ふれあいゾーン るんちゃ♪るんちゃ」では、オグロプレーリードッグやテンジクネズミ、ミニブタなど可愛い動物たちとのふれあいが楽しめます。このエリアではプレーリードッグがトンネルの中にちょこんと座っていたりうさぎたちが自由にのんびり過ごしていたりヤギが橋を渡って岩山へ登っていたり、動物たちの自然な姿を見ることができます。
アジアの熱帯雨林ゾーンには、スリランカゾウを始めとしたアジアの熱帯雨林に棲む生き物たちが暮らしています。マレーグマや世界で一番美しいサルと言われるアカアシドゥクラングールなど、珍しい動物たちの姿も。スリランカゾウのいるゾウ舎は、国内最大級の大きさを誇ります。マレーグマ舎でも、野生と同じような環境で暮らすマレーグマの姿が見られるようになっています。他にも、ペンギンプールやシマウマ舎、ツキノワグマ舎など動物たちに合わせた魅力溢れる展示エリアがいっぱい!小さなお子さまも無理なく回れるよう、動物たちを間近で観察できるよう工夫が施されている周南市徳山動物園は、家族でお出かけするのにピッタリの動物園です。
【住所】周南市大字徳山5846番地
【営業時間】
夏時間(3/1~10/19)9:00~17:00
冬時間(10/20~2月末)9:00~16:00
【休業日】
毎週火曜日(観光シーズン等は臨時開園の可能性あり)
年末年始(12/29~12/31)
【利用料金】
大人600円
小中高生300円
未就学児無料
【URL】https://tokuyama-zoo.jp/
山口きらら博記念公園(山口市)
山口きらら博記念公園は、幅広い年齢の方たちがスポーツを楽しみながら健康づくりやレクリエーションができる運動公園です。ビーチバレー場やサッカー場といった施設の他、楽しい遊具があるトリム広場や水遊び・砂遊びができる月の海など子どもとお出かけするのに最適な遊び場もたくさんあります。お子さま向けの遊具があるトリム広場には、日本初の自然石仕上げのクライミングウォールやマウンテンネットと呼ばれる巨大なネット遊具があります。マウンテンネットは里山に浮かぶ雲をイメージして作られていて、まるで雲に乗っているかのような浮遊感が楽しめる遊具です。大きなネットの下にも様々な仕掛けがあり、小さなお子さまが遊べる幼児コーナーも用意されています。
他にもトランポリンやターザンロープ、ブランコなどたくさんの遊具が立ち並んでいます。トリム広場の近くには太陽の丘という小高い山があり、頂上からは瀬戸内海が一望できます。丘の中は洞窟のようになっていて、頂上へ行くまでの道のりで冒険気分も味わえますよ。そして、月の海と名付けられた公園内の海浜空間では、潮風を感じながら砂遊びや水遊びを楽しむことができます。人口の海辺なので、「本物の海で遊ばせるのはまだ心配だけど、海の楽しさを感じてほしい」というパパママにピッタリですよ。
【住所】山口市阿知須509番50
【営業時間】施設によって異なります
【休業日】詳細はHPを確認してください
【利用料金】
【URL】https://www.kirara-memorial-park.jp/
山口県児童センター(維新百年記念公園) (山口市)
大きなスタジアムや陸上競技場、アリーナなどを有する維新百年公園内に、無料で遊べる児童センターがあります。室内で運動をしたり工作をしたり遊具で遊んだり、どんな天候の日も楽しく遊べる施設です。児童センターの1階には、紙芝居などの行事が行われる小ホールやフラフープ・輪投げなどをして遊べる体育室、工作室があります。2階へ上がると小さなお子さまが楽しめる遊具の揃ったゆうぎ室や、星にまつわる番組も放映されるプラネタリウム室があります。なんと、こちらのプラネタリウムは18歳以下のお子さまは無料で利用できます。
15mのドームスクリーンに映し出される美しい星空の世界を楽しみましょう☆屋外の夢ひろばには、児童センター宇宙基地と呼ばれる複合遊具を始めとした沢山の遊具が設置されています。大きなロケットのついた滑り台やクライミングネット、かわいいスプリング遊具などで遊べます。天気の良い日は屋外で、天気が良くない日も屋内で思いきり遊べる、山口県児童センターはお子さまに嬉しい遊び場です。
【住所】山口市維新公園4丁目5-1
【営業時間】9:00~16:30
【休業日】
毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日も休館日)
祝祭日(体育の日・5月・8月・11月の祝日を除く)
年末年始(12/28~1/4)
【利用料金】無料(一部有料講座や有料イベントあり)
【URL】https://centaro24.jimdo.com/
4.西部エリア
ふくふくこども館(下関市)
ふくふくこども館は、「次代を担う子どもたちを多世代で育む」をコンセプトとした遊び場です。下関の文化を伝えながら、明るく開放的な空間で子どもたちが遊べるような施設となっています。子どもたちがのびのびと遊べるプレイランドは、下関の海がイメージされています。白や青を基調とした明るい空間の中に、ボールプール、関門橋がモチーフの大型ネット遊具、マンボ校長のごっこコーナー、休憩スペースのリュウグウコーナーなどがあります。
小さなお子さま用スペースはクマノミ親子の赤ちゃんサンゴ礁コーナーと名付けられ、カラフルなサンゴ礁のイラストが描かれた遊び場で、はいはい・よちよち時期の赤ちゃんが安心して遊べるスペースです。館内ではトイレトレーニングや水書道、栄養士さんとの個別相談会、身体測定もできるお誕生日会など、年間を通して様々なイベントも開催されています。親子で充実した時間を過ごしたい時は、ふくふくこども館へ足を運んでみては?
【住所】下関市竹崎町4丁目3-3 JR下関駅ビル3階
【営業時間】10:00~18:00
【休業日】
毎週水曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12/29~1/1)
【利用料金】無料
【URL】http://fukufuku-kodomokan.jp/
市立しものせき水族館 海響館(下関市)
「海のいのち・海といのち」をコンセプトとした、下関らしさ溢れる展示が魅力の海響館。フグ目魚類の種類数世界一、イルカとアシカの共演ショー、国内最大級のペンギン展示施設など、特色豊かな水族館です。海響館の大きな見どころは、関門海峡の潮の流れを再現した水槽です。専用のポンプを使って潮流を生み出し、イサキ・スズキ・クエ・ヒラメ・アカエイなどたくさんの魚たちがその流れの中を泳ぐ様子が観察できます。次に瀬戸内海水槽では、最大約5万尾のイワシが群泳する圧巻の情景が楽しめます。
そして、約100種という世界一の展示種類数を誇るフグのいる水槽では、トラフグやマンボウなど世界中のフグの仲間たちが泳ぐ姿が見られます。バンドウイルカたちが優雅に泳いでいるアクアシアター(イルカプール)は、日本では珍しいイルカとアシカが共演するショーが見られるエリアとなっています。イルカとアシカがどのようにコラボレーションしているのか、実際にショーを観て観察してみましょう。このような常設展示の他に、海の生き物たちにふれあえるイベントや季節や行事に合わせたイベントも多数開催されています。どんな季節に訪れても、新鮮な楽しさが味わえますよ。
【住所】下関市あるかぽーと6-1
【営業時間】
9:30~17:30(最終入館17:00)
※気象状況や飼育生物の状態により営業時間の変更あり
【休業日】年中無休
【利用料金】
大人(高校生含む)2,090円
小中学生940円
幼児(3歳以上)410円
【URL】https://www.kaikyokan.com/
山口宇部空港 山口宇部ふれあい公園(宇部市)
令和5年5月に新たな大型遊具が完成したばかりの山口宇部ふれあい公園。山口宇部空港の中にあり、飛行機の離着陸も見えることで人気の公園です。この度新たに登場したのは、どんな子どもたちでも安全に利用しやすいよう工夫が施されたインクルーシブ大型遊具です。インクルーシブ大型遊具の誕生は、山口県内ではこのふれあい公園が初めて。車いすでも通ることができる幅の広いスロープや歩行を支える手すり付きのウォークロード、姿勢の安定しやすい回転遊具など28ものアイテムが揃った遊具です。
滑り台の先端の待機場所や日陰のある見守りスペースなどがあり、介助者の方も快適に見守り・休憩ができるようになっています。メイン遊具の方にも、成長や年齢に合わせて遊べる工夫が満載で、幅広い年齢のお子さまが楽しめるアイテムが30種類も設置されています。インクルーシブ遊具とメイン遊具、合わせて58ものアイテムが子どもたちの楽しい時間をサポートしてくれます。公園内の広い芝生ではボール遊びやピクニックもでき、家族でのんびり楽しい休日が過ごせますよ。
【住所】宇部市沖宇部
【営業時間】8:00~21:00
【休業日】空港に準ずる
【利用料金】公園は無料
【URL】https://www.yamaguchiube-airport.jp/terminal/fureai/
青い空の下、海の雄大さを感じながら遊べるレジャースポットがたくさんありますね。お出かけを通して、山口県の魅力を満喫してくださいね。
最終更新日 2024年8月3日
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