ポーチやカバンなど裏地付きのものを作るとき、必ず返し口を作りますよね。この返し口、ミシンでとじてもいいのですが、とじた後に縫い目が出てしまいます。まつり縫いの一つである「コの字縫い」なら、返し口を手縫いでとじても縫い目が見えないので仕上がりがとってもきれい☆服やクッションなど、ほつれた箇所の補修にも使えますよ。今回は、コの字まつりの縫い方を紹介します。
1.二枚の布を折り山で合わせて、裏側から針を通す
- 針に糸を通し、糸先を玉止めしておきます。
- 縫い代を中に折り込み、折り山を揃えて持ちます。
- 隙間から針を入れ、折り山の裏側から針を出します。
2.もう一つの折り山の同じ位置に針を入れ、少し先に針から出す
- 針が出ていない方の折り山の同じ位置に針を刺します。
- そのまま折り山に平行に針を進め、少し先から針を出します。この時、縫い代を拾わないように注意しましょう。
3.もう一つの折り山の同じ位置に針を刺す
縫い目がまっすぐになるよう、針が出ている位置から垂直に針を入れましょう。
4.仕上げ
- 繰り返し縫い進めていき、縫い終わりに少し糸を引っ張って生地を整えます。引っ張りすぎると生地にシワがよるので注意しましょう。
- 表側で玉止めします。
- そのまま縫い代を一目縫って糸を切ります。
玉留めが内側に隠れたら完成です。
返し口が裏地にある時はいいですが、目立つ位置にある時はコの字縫いがオススメ。いろいろな場面で使える縫い方なので、主婦の方には覚えておいて欲しい縫い方の1つです。
最終更新日 2024年8月3日
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