離乳食初期がまる分かり☆おかゆから始める離乳食の進め方

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています。
 

ミルクや母乳だけを飲んでいた時期を卒業し、いよいよ離乳食スタート!もぐもぐ食べる姿が見られるのは楽しみではありますが、離乳食作りはママもドキドキですよね。何をどう進めればいいのか、食べられるものや食材の柔らかさまで分からないことばかり・・・。そこで今回は、離乳食初期がまる分かり☆おかゆから始める離乳食の進め方を紹介します。やってみて不安に思うことや疑問についてもまとめてみました。
 

1.離乳食を始める前に知っておきたい注意事項とは?

  • 赤ちゃんの様子を見て進めていきましょう
    以前の記事で紹介したように、離乳食の開始時期は赤ちゃんの成長や食欲によって一人一人違います。焦らずに、赤ちゃんの様子を見てお子さまに合ったペースで進んでいってくださいね。
  • 衛生面には要注意
    生後数ヵ月の赤ちゃんはまだまだ抵抗力が弱いです。離乳食を作る時も食べさせる時も、衛生面には十分注意してください。
特に気を付けたいポイントは4つ!

  1. 新鮮な食材を選ぶ・保存方法にも要注意
  2. 調理前や調理中は小まめに手を洗って拭く
  3. 調理道具や食器は清潔に
  4. 加熱後の食材には極力手を触れないようにする

①新鮮な食材を選ぶ・保存方法にも要注意

まず、離乳食に使用する食材、特に生鮮食品(お肉や魚など)は新鮮なものを選びます。そして購入後の持ち歩き時間によっては、保冷剤等を使用して食材が傷まないように注意してください。帰宅後はすぐに冷蔵庫に入れてくださいね。

②調理前や調理中は小まめに手を洗って拭く

手指の衛生も大切です。調理前はもちろんのこと、調理中にお肉・魚や泥付きの野菜を触った時などにはその都度しっかり手を洗ってきちんと水分を拭き取りましょう。

③調理道具や食器は清潔に

そして手指と同じく、まな板や包丁などの調理道具も清潔に使用してください。家族の食事と一緒に作る場合、生のお肉や魚を扱う前に野菜を切る、まな板を使い分けるといった工夫をすると清潔に使用できますよ。また、アレルギー等の観点からもアレルギーの出やすい食材は分けて調理するようにしましょう。

④加熱後の食材には極力手を触れないようにする

調理前や調理中に気を付けていても、出来上がった離乳食が不衛生になってしまっては意味がなくなってしまいます。完成した後に汚れたまな板に乗せて切ったり手でベタベタと触れたりすると菌がついてしまう場合があるため、食材を加熱した後の扱いにも注意しましょう。とはいえ、赤ちゃんは指をしゃぶったりおもちゃを舐めたりもするのであまりに神経質になる必要はありません。ですが初めて口にする食材が多い赤ちゃんですので、最低限の基本的な衛生面には注意して離乳食を作っていきたいですね。

離乳食期の赤ちゃんが気を付けたい食材

赤ちゃんが離乳食を食べる時に、気を付けなければならない食材があります。

  • はちみつ・・・乳児ボツリヌス症の危険があるため、1歳未満の赤ちゃんには絶対に食べさせてはいけません
  • 生もの・・・お肉や魚、そして卵も中まで十分に加熱してから与えてください。
  • 喉に詰まりやすいもの・・・お餅・ナッツ類・丸い形の野菜や果物(例:ぶどう・ミニトマト)など、形や硬さから喉に詰まりやすい食材には十分注意が必要です。離乳食初期はすり潰しが基本ですが、人参やお肉、どの食材でも加熱やすりつぶしが足りないと危ないので注意しましょう。

2.離乳食初期(5・6ヵ月ごろ)に食べられる食材やメニュー

どんな食材が食べられる?

離乳食において「炭水化物」「タンパク質」「ビタミン類」この三大要素のバランスが大切ですが、初期の頃に食べられる各要素の食材は以下の通りです。

  • 炭水化物・・・お米・食パン(耳以外の部分)・うどん
  • タンパク質・・・豆腐・鯛・ヒラメ・カレイ・しらす
  • ビタミン類・・・野菜(ほうれん草・小松菜・大根・人参・トマト・ブロッコリー・かぼちゃ・キャベツ・かぶ・じゃがいも・さつまいもなど)、果物(りんご・みかん・バナナ・ぶどう・いちご・桃・すいかなど)
※アレルギーについて

赤ちゃんの食物アレルギーで多い卵・乳・小麦の三大アレルゲンというものがあります。その他にも、消費者庁によって指定されているアレルギー表示対象品目にりんごや桃などの果物も含まれています。食パンやりんごなどは離乳食初期から食べられるとされていますが、始めは極少量からスタートして赤ちゃんの様子をよく見たり、離乳食中期以降に食べさせたりするなど、注意してください。

初期から食べられる食材はお粥以外にもたくさんありますね!では、これらの食材を具体的にどのように調理するか、献立例を紹介します。

【離乳食初期の献立例】

  • 10倍がゆ
  • さつまいもがゆ(さつまいも+10倍がゆ)
  • りんごがゆ(りんご+10倍がゆ)
  • にんじんがゆ(にんじん+10倍がゆ)
  • うどんペースト
  • パンがゆ(食パン+粉ミルク)
  • バナナパンがゆ(バナナ+食パン+粉ミルク)
  • 野菜ペースト
  • ほうれん草と豆腐のトロトロスープ(ほうれん草+豆腐+だしor野菜茹で汁+片栗粉)
  • 白菜の出汁煮(白菜+だし)
  • かぶのトロトロ煮(かぶ+だし+片栗粉)
  • 玉ねぎピューレ
  • 白身魚とじゃがいもの煮物(白身魚+じゃがいも+だしor野菜茹で汁)
  • 白身魚のリゾット(白身魚+粉ミルク(野菜ペーストを足してもOK)
  • しらすがゆ(しらす+10倍がゆ)

3.離乳食初期(5・6ヵ月ごろ)の離乳食の作り方ポイント(かたさ・味付けなど)

かたさの目安

最初の1ヵ月は、ポタージュ状が目安。お米は10倍がゆから始めましょう。最初は10倍がゆをよくすり潰してポタージュ状にします。野菜・お肉・魚・豆腐などその他の食材は茹でて裏ごしするか滑らかになるまですり潰し、お湯かだし汁で少しのばしてトロトロにするのが基本です。

味付け

この時期は、基本的に味付けは不要です。素材そのものの美味しさを赤ちゃんに味わってもらいましょう。ただし、「だし」は薄味ながらも風味が加わって美味しくなるので、食材を滑らかにする時などに使用すると良いですよ。離乳食初期は植物性のだしが使いやすいです。

【離乳食初期におすすめのだし】

  • 野菜だし・・・野菜を煮込んだ時に出るだし
  • 昆布だし・・・表面を拭いた昆布1枚(目安5g)を500mlの水に1時間程浸し、中火にかけて沸騰する前に昆布を取り出します。最後にひと煮立ちさせたら完成

作っただしは製氷皿に入れて冷凍しておくと便利ですよ。

4.離乳食初期(5・6ヵ月ごろ)の進め方(1日のスケジュールや量など)

離乳食の回数と1回の食事の目安量

離乳食初期は、離乳食の回数は1日に1回。その他の時間は母乳やミルクを飲みます。量については、どの食材も小さじ1からスタートします。初めはアレルギーの少ないおかゆから始めましょう。その後、ビタミン類やタンパク質も徐々に付け加えていきましょう。1ヵ月程経ち離乳食に慣れてきたら2回食へ移行していきます。

最初の1ヵ月の1週間ごとの進め方目安

  • 1週目・・・1日目は10倍がゆを小さじ1。ごっくんできるようであれば少しずつ量を増やします。5~7日目に小さじ2~3程度にするのが目安です。
  • 2週目・・・ビタミン類に挑戦してみましょう。かぼちゃや人参は甘味があってクセが少ないのでおすすめ。新しい食材は一度に何種類も挑戦せず、1種類ずつにしてくださいね。また、日替わりで新しい食材を追加せず、2~3日様子を見てから次の食材にトライしましょう。
    <例>10倍がゆ小さじ2~4+野菜ペースト小さじ1
  • 3週目・・・豆腐や白身魚などのタンパク質にもチャレンジ!おかゆ以外の炭水化物(うどんなど)を試してみるならこの辺りの週から挑戦してみてもOKです。ここでも、新しい食材は1日1種類を守ってください。量も極少量からで、足りない分は10倍がゆで補います。
    <例>10倍がゆ小さじ2~4+野菜ペースト小さじ2+豆腐ペースト小さじ1
  • 4週目・・・タンパク質以外の量を少しずつ増やしていく時期です。野菜の種類を2種類に増やしたり、慣れてきた食材は2種類を混ぜたり、バリエーションが増えていきます。
    <例>10倍がゆ小さじ4~5+にんじんとキャベツのペースト小さじ3前後+豆腐ペースト小さじ1
1日のスケジュール例

6:00 起床・授乳
10:00 離乳食+授乳
14:00 授乳(開始1ヵ月はここで離乳食2回目)
18:00 授乳
20:00 授乳・就寝

まずは、午前中の授乳の時間の1回を離乳食の時間に替えます。離乳食のあとは赤ちゃんが飲みたいだけ授乳しましょう。

5.離乳食スタート時期の不安や疑問

離乳食の開始は楽しみでもありますが、「上手に食べてくれるかな?」「毎食どんなメニューを作ったら良いかな?」と離乳食本とにらめっこすることも多いでしょう。一般的な流れに乗ってうまく進めば良いですが、赤ちゃんにも個性があるのでそうはいかないことも・・・。

「離乳食、食べるのを嫌がったり口から出したりしたときは?」

離乳食がうまく食べられるか・食材の好き嫌いがあるか、どちらも赤ちゃん一人一人好みや性格など違って当然なので、予定していたスケジュール通り進められなくても焦る必要はありません。あまりに食べが悪いようなら「まだ時期じゃない」と思って離乳食を一旦中断してみるのもいいでしょう。何度か挑戦してみたり、楽しく声をかけてみたり、無理に食べさせることはしないで少しずつ進んでいきましょう。慣れてきて上手にごっくんできた時の喜びはひとしおです。

「毎食作るのは大変そう・・・」

よく加熱したりすり潰したり裏ごししたり…離乳食作りは普段の料理と比べて手間暇かけて作りますよね。そこで活用したいのは「フリージング(冷凍保存)」です。1食分をその都度作るのも大変なので、まとめて作って1食分ずつ小分けして冷凍しておくと、離乳食の前に解凍するだけなのでとても便利です。初期の頃は10倍粥・野菜ペースト数種類・白身魚ペースト・野菜だしを常に冷凍ストックしておくのがおすすめ。フリージングした食材は1週間を目安に使い切ります。10倍がゆもぐつぐつ煮るのもいいですが、炊飯器を使うのも一つの手!

「市販のもの、使ってもいいの?味の濃さや添加物は?」

離乳食を始めたときは「全部手作りしよう」と意気込んで、時間をかけて作るママも多いでしょう。ですが、寝不足の日々が続く中での離乳食作りは想像以上に負担がかかり、体調や気分に疲れも出てしまいます。無理をして体調を崩すくらいなら、楽しい気分で離乳食生活を送るためにも状況に応じて市販のものを利用してみましょう。

「市販のものは味が濃いかな」「添加物はどんなものが入っているんだろう」といった点が気になるでしょうが、調べてみると赤ちゃんに優しい商品もたくさんあります。中でもおすすめなのがコープの「きらきらステップ」というシリーズです。国産のお米や野菜が使われていて、味のついていない野菜ペーストや白身魚のほぐし身など離乳食初期に便利なものがたくさんあります。製氷皿のようなケースに小分けになっていたり、パラパラの状態で冷凍されているため、使いたい分だけ取り出せます。
(参考URL:https://www.coopdeli.jp/information/kirakira-step/


離乳食のスタートは、赤ちゃんが食べることの楽しさや喜びを感じる記念すべき第一歩。基本の注意事項には気を付けつつ、まずは食事を楽しむことを優先して、赤ちゃんと一緒にリラックスしながら進めていきましょう。

最終更新日 2024年1月30日

    ぷぅ
    記事を書いた人 :

    小学校と幼稚園に通う甘えん坊兄弟の育児に奮闘中の30代主婦です。
    家族全員自然が大好きで、役に立つ楽しいお出かけ情報や子育てのあれこれについて
    リアルな声をお届けしていきたいと思います!

  • コメント: 0

関連記事

  1. 骨盤矯正はいつから?帝王切開の場合は?産後の骨盤矯正まとめ

    骨盤矯正はいつから?帝王切開の場合は?産後の骨盤矯正まとめ

  2. 付き添いも必要な子どもの入院。日頃から準備しておくと安心な入院グッズ

    付き添いも必要な子どもの入院。日頃から準備しておくと安心な入院グッズ

  3. 子どもの食べ物の好き嫌い克服テクニック10選。偏食にどう対応する?

  4. 【2024】子ども用おすすめ学習椅子。姿勢が良くなる!動かない!勉強チェア

  5. 【夏休みの宿題】小学生が知りたい!自由研究・工作・読書感想文攻略術

  6. いつからいつまで?離乳食を始める時期の見極めのポイントと進め方

    いつからいつまで?離乳食を始める時期の見極めのポイントと進め方

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA