- 「巾着が作りたいけどミシンは苦手」
- 「子ども好みの生地で作りたいけどミシンがない」
そんな方に向けてミシンがなくてもできる手縫い巾着の作り方を紹介します。手縫いで作るとはいえ、裏地のありなしやマチのありなしなどのこだわりもあると思います。今回は、それぞれのパターンに合わせてレシピを用意しました。(ミシンでも可)通園通学の必需品である巾着は、入れるものに合わせた大きさだとお子さんも使いやすいですよ。
サイズ例
- ナフキン袋の場合 たて25×よこ20㎝
- コップ袋の場合 たて20×よこ15×マチ5cm
お裁縫初心者さんへ
1.一番簡単!基本の巾着レシピ
必要な材料
- 生地
- 糸
- アクリルひも
- ひも通し
- 手縫い用針
- マチ針
- チャコペン
- 定規
- はさみ
①生地の裁断
今回はナフキン袋(25×20)を作ります。今回使用する生地に柄の上下はありませんが、上下の向きがある生地を使用する方もみえると思いますので上下がある体(テイ)で進めます。
(25+4) × (20+2) = 29 × 22
これを2枚作ります。
布端がほつれてくるので、ミシンで縫うならジグザグ縫い、手縫いならコの字「布地のほつれ止め液」(セリア参考価格:¥110)を縫っておくと安心です。
②生地を縫い合わせる
生地を中表に合わせて、四隅をマチ針で留めます(柄の上下に注意)。下から1㎝のところにチャコペンで線を引き、糸を二本取り(※)して線に沿ってなみ縫いします。縫い目が粗いと中に入れたものが飛び出してしまうので、なるべく細かく縫いましょう。
(※二本取り・・・糸を2倍の長さでカットし、針に通して糸端を合わせ、玉結びしたもの)
生地が1枚に繋がりました。
余裕があれば縫い代を割っておく(※)といいですよ。
(※縫い代を割る・・・縫い代を開いてアイロンで押さえ、しつけておくこと)
③両サイドを縫う
ひも通し口を残して両サイドを線に沿ってなみ縫いします。ここでもなるべく細かく縫いましょう。
ここでも縫い代を割っておくと綺麗に仕上がります。
④ひもを通す部分の縫い代を縫い付ける
(※あきどまり・・・縫い目と開いた部分の境目。)
反対側も同じように縫いましょう。
⑤上を折り返して縫う
(横から見た図)
手前から針を刺し、下から3㎜ぐらいのところをなみ縫いします。結び目が表に出ないよう縫い始めも縫い終わりも手前側にくるようにしましょう。裏側も同じように縫います。
最初の1目は、端でなく少し中から縫いはじめ、手前に戻して端から針を出します。(結び目が飛び出さないようにするため)反対側の端まで縫えたら一目戻してから手前側(袋の裏側)で玉留めしましょう。
⑥袋を表に返す
⑦ひもを通す
ゴム通しにひもを通し、ひもを1周通したら端を合わせて固結びします。完成です。
ひもを2本使う場合は、もう1本のひもを今とは反対側から通して同じように結びましょう。
2.2枚で丈夫な裏地付き巾着レシピ
必要な材料
- 生地(表地、裏地の2種類)
- 糸
- アクリルひも(中太)
- ひも通し
- 手縫い用針
- マチ針
- チャコペン
- 定規
- はさみ
①生地の裁断
今回はナフキン袋(25×20)を作ります。今回使用する生地に柄の上下はありませんが、上下の向きがある生地を使用する方もみえると思いますので上下がある体(テイ)で進めます。
- 表布 : (25+4) × (20+2) = 29 × 22 …2枚
- 裏布 : {(25+3)×2} × (20+2) = 56 × 22 …1枚
この大きさで生地を裁断します。
布端がほつれてくるので、ミシンで縫うならジグザグ縫い、手縫いならコの字「布地のほつれ止め液」(セリア参考価格:¥110)を縫っておくと安心です。
②表布を縫い合わせる
表布を中表に合わせて四隅をマチ針で留め(柄の上下に注意)、下から1㎝のところにチャコペンで線を引きます。糸を二本取りし、線に沿ってなみ縫いします。
(※二本取り・・・糸を2倍の長さでカットし、針に通して糸端を合わせ、玉結びしたもの)
表布が1枚に繋がりました。
余裕があれば縫い代を割っておく(※)といいですよ。
(※縫い代を割る・・・縫い代を開いてアイロンで押さえ、しつけておくこと)
③表布と裏布を縫い合わせる
④両サイドを縫う
所々ずれないようにマチ針でとめておきます。
表布と裏布の切り替え部分の縫い代を割っておくと、ここからの工程が進めやすいですよ。上下の端から1cmのところにチャコペンで線を引きます。その際、ひも通し口と返し口を作り、印をつけておきましょう。
- ひも通し口・・・表布と裏布との切り替え部分から表布側に2cm
- 返し口 ・・・裏布の真ん中あたりに6㎝(片側のみ)
- ひも通し口と返し口以外の部分を線に沿ってなみ縫いします。縫い目が粗いと、袋に細かいものを入れた時に落ちてきてしまいますので、細かい方が丈夫で安心です。
ここでもアイロンで縫い代を割っておくと仕上がりが綺麗ですよ。
⑤表に返して返し口をとじる
表に返したら、縫い目が見えないコの字縫いにして閉じます。
「コの字縫い」縫い方 →
コの字縫いが難しいと感じる人は、なみ縫いでも大丈夫です。
(なみ縫いをする場合は、なるべく端の方にしましょう。)
⑥ひもを通す部分を縫う
内側から針を入れて、結び目が表に出ないようにしましょう。あきどまり(※)の部分は割けやすいので、2~3重に重ねて縫いましょう。
(※あきどまり・・・縫い目と開いた部分の境目)
巾着の口から2㎝部分にそれぞれチャコペンで線を引き、線に沿ってぐるっと一周なみ縫いします。始めと終わりの結び目が中に隠れるようにひも通し口の内側から針を入れ、内側で終わりましょう。
⑦ひもを通す
ひも通しを使って、巾着にひもを通していきます。端までいったらUターンするように裏側のひも通し口に進み、一周ひもが通ったらひも先を固結びしてます。
両側から引っ張るタイプにする場合はもう1本のひもを反対側から通して結びましょう。
完成です。
3.コップ袋にも◎マチ付きなのに超簡単な巾着レシピ
必要な材料
- 生地
- 糸
- アクリルひも
- ひも通し
- 手縫い用針
- マチ針
- チャコペン
- 定規
- はさみ
①生地の裁断
今回はコップ袋(20×15×5)を作ります。今回使用する生地に柄の上下はありませんが、上下の向きがある生地を使用する方もみえると思いますので上下がある体(テイ)で進めます。
(20+4+5÷2) × (15+2) = 26.5 × 17
これを2枚用意します。生地の裏にチャコペンで線を引き、生地を裁断します。
布端がほつれてくるので、ミシンで縫うならジグザグ縫い、手縫いならコの字「布地のほつれ止め液」(ダイソー参考価格:¥110)を縫っておくと安心です。
②生地を縫い合わせる
生地を中表に合わせて、四隅をマチ針で留めます(柄の上下に注意)。下から1㎝のところにチャコペンで線を引き、糸を二本取り(※)して線に沿ってなみ縫いします。縫い目が粗いと中に入れたものが飛び出してしまうので、なるべく細かく縫いましょう。
(※二本取り・・・糸を2倍の長さでカットし、針に通して糸端を合わせ、玉結びしたもの)
生地が1枚に繋がりました。
③マチを作って両端を縫う
両端から縫い代1cmのところにチャコペンで線を引きます。この時上から6cmはひもを通す部分になるので印をつけて開けておきましょう。
ひもを通す部分を残して両端を線に沿って縫います。
④ひもを通す部分の縫い代を縫い付ける
※あきどまり・・・縫い目と開いた部分の境目。
反対側も同じように縫います。
⑤ひもを通す部分を作る
(横から見た図)
手前から針を刺し、下から3㎜ぐらいのところをなみ縫いします。結び目が表に出ないよう縫い始めも縫い終わりも手前側にくるようにしましょう。裏側も同じように縫います。
反対側も同じように縫います。
最初の1目は、端でなく少し中から縫いはじめ、手前に戻して端から針を出します(結び目が飛び出さないようにするため)。反対側の端まで縫えたら一目戻してから手前側(袋の裏側)で玉留めしましょう。
⑥袋を表に返す
⑦ひもを通す
ひもを2本使う場合は、もう1本のひもを今とは反対側から通して同じように結びましょう。
100均でも手軽に購入できるようになった巾着ですが、やはり愛情のこもった手作りにはかえられません。お子さんのお好みの布で作ってみて下さいね♡
最終更新日 2024年8月3日
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