ハンドメイドをされる方が年々増加傾向にあり、コロナ禍が落ち着いたことでマルシェやイベントも復活してきているので、今年はますますハンドメイド作品の注目度が高まりそうですね。ハンドメイドの魅力と言えば、自分の好みのパーツだけを使ってオリジナル作品が作れるところ。ハンドメイドもいろいろですが、ピアスなら初心者さんでも意外と簡単に作れますよ。今回はピアス(イヤリング)の作り方の基本をまとめてみました。
1.必要な材料
まずはハンドメイドピアスを作るための工具を用意しましょう。
ニッパー、平ヤットコ、丸ヤットコ
ピンセット
丸カン
丸カンは金具と金具をつなぎ合わせる丸い金属パーツです。色もサイズもいろいろあるので作るものによって選ぶといいでしょう。
9ピン、Tピン
ビーズなどのパーツを通してほかの素材と連結したいときに使用します。アクセサリーを作るために必要不可欠な材料です。先が加工されているので反対側をペンチで加工します。色も長さも太さもいろいろ種類があるので自分の作りたいアクセサリーによって選んでくださいね。あまり太いものを選ぶと自分の選んだパーツの穴に入らないこともあります。わからないときは店員さんに聞いてみると確実です。(特に小さなビーズなど)
ビーズやパールなどの資材
ネットでもお店でもビーズやパールなど様々なパーツが売られています。手芸店はもちろん、100均にもアクセサリー資材が種類豊富に販売されていますよ。
金属パーツ
ピアスのフックやイヤリングのことです。ぶら下げるタイプや貼り付けるタイプ、フープタイプなど種類もさまざまで、どんなピアスを作りたいかによって使い分ける必要があります。こちらは直接耳に触れるものなのであまりリーズナブルなものを選ぶと使用している間に錆びなどが起きることもあります。さらに金属アレルギーの方にはアレルギーが起きにくいといわれているサージカルステンレスや樹脂でできたパーツもあります。
2.パーツの組み合わせを考える
まずはデザインを考えます。パーツの組み合わせを考えるのは最初は難しく思えるかもしれませんが、慣れてきたら自分の発想で組み合わせられるようになります。慣れるまではすべてそろったキットなどを利用するのも手です。説明書もついているので安心して作れますよ。
3.パーツをピンに通して加工する
Tピン(9ピン)に一番下にくるビーズを通し、ビーズの真上でピンを90度に曲げます。
ビーズがTピンから落ちてしまう時は、下に丸ビーズを通すといいですよ。
7~8㎜残して余分な部分をニッパーでカットします。
カットしたピンの先を丸ヤットコで挟んで、くるっと回して輪っか(カン)を作ります。
※注意※
・輪っかとビーズの間に隙間ができないよう、ピンの先がビーズの真上にくるように丸めましょう。
・輪っかを作った時、ピンの先をピンの柄にくっつけるような感じでしっかりと丸めましょう。隙間があると通したパーツが落ちてしまうことがあります。同じように上のパーツも加工していきます。
4.パーツ同士を繋げる
上のパーツの下のカンを開き、下のパーツのカンを通してカンを閉じます。閉じる時も隙間なくしっかりと閉じて下さい。
※注意※
・カンを開くときは輪の形を変えないよう、横に広げるのではなくひねるように前後に開きます。輪の形を変えながら開くと金属疲労を起こし、カンが切れる折れる原因ともなります。
・繋ぐパーツによっては丸カンを使用することもあるでしょう。丸カンを開くときは、丸ヤットコと平ヤットコで左右を挟んで優しくねじるように開きましょう。
5.金具を取り付ける
パーツの準備ができたらピアスやイヤリングの金具をつけてみましょう。フックの下のカンを開き、パーツを繋げてカンを閉じます。
6.仕上げ
ぶら下がっているパーツを動かして外れないか確認したら完成です。
繋げるだけでとっても簡単に作れてしまいます。ビーズの種類や大きさを変えるだけで印象も変わりますよ。
最終更新日 2024年6月19日
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