園や学校での必需品、上靴。それを持ち運ぶための上靴袋も欠かせません。手作りしようと考えて見える方も多いでしょう。でも注意してほしいのが、袋のサイズです。子どもの靴のサイズは年々大きくなるので、手提げや巾着のように一筋縄ではいかないのです。当然、通園用と通学用では、サイズも異なってきます。今回は、【園児用・小学生用】それぞれのサイズに合わせた裏地付き上靴袋(上履き入れ)の作り方を紹介します。
目次
1.【園児用・小学生用】生地の計測
園児用 | 小学生用 | |
完成サイズ | (縦)23×(横)20×(マチ)4 | (縦)28×(横)24×(マチ)6 |
生地 (切り替えありの場合) | (表布・上)18×22 2枚 (表布・下)20×22 1枚 (表布・上)52×22 1枚 | (表布・上)20×26 2枚 (表布・下)28×26 1枚 (裏布) 64×26 1枚 |
生地 (切り替えなしの場合) | (表布・裏布)52×22 各1枚 | (表布・裏布)64×26 各1枚 |
紐の長さ | 28cm/7cm | 34cm/10cm |
2.必要な材料
- 生地
(切り替え有りで作る場合は、表布を計3枚・裏布1枚)
(切り替えなしで作る場合は、表布・裏布それぞれ1枚ずつ) - アクリルテープ(長め1本・短め1本)
- Dカン・・・1つ
- ワッペンやタグ・ネームテープ(お好みで)
- ミシン
- ミシン糸
- アイロン
- アイロン台
- はさみ
- 定規
- チャコペン
- マチ針(クリップ)
3.生地の端処理
全ての生地の端をジグザグ縫いして、ほつれ留めをしておきます。
4.表布を縫い合わせる
☆切り替えなしで作る場合は、工程5から始めます。
- 表布下部の生地に表布上部の生地(1枚)を中表になるようにして重ねます。
この時表布上部の長い方の辺を合わせるようにして置きます。 - ①の辺を縫い代1cmで縫い合わせます。ミシンで縫う時、縫い始めと縫い終わりは、返し縫いをして下さい。
- 表布下部の反対側の辺にもう1枚の表布上部の生地を重ね、同じように縫い代1cmで縫い合わせます。
- 表布が一枚に繋がったら、裏返して縫い代を開き、アイロンで割ります。
- ワッペンやタグをつけたい場合はこの時に縫い付けておきます。
5.中央に持ち手を挟み表布と裏布を縫い合わせる
- 表布と裏布を中表になるように重ねます。袋の口になる辺の片側の中心に長い方のアクリルテープを二つ折りにして挟みます。わが内側にくるようにし、アクリルテープの先を1cm程度出し、ズレないようにマチ針等でしっかりと留めておきましょう。
- アクリルテープを挟んだ辺を縫い代1cmで縫い合わせます。(アクリルテープのある所は返し縫いして頑丈に留めておきましょう)
- 短いアクリルテープにDカンを通して二つ折りし、反対側の辺の中心に①と同じように挟んで留めます。
- 縫い代1cmで縫います。(アクリルテープのある所は返し縫いして頑丈に留めておきましょう)
6.縫い目が中心にくるようにしてそれぞれ二つ折りする
縫い合わせた生地の裏側を広げるようにして、5の縫い目を中心に合わせ、表布と裏布をそれぞれ二つ折りにします。この時上下の縫い目が重なり合うようにしましょう。
7.返し口を残して両端を縫う
両端を縫い代1cmで縫います。この時、裏布の片側に返し口(7cm程度)を残すようにして下さい。
8.マチを作る
- 四隅にマチを作ります。角を開くようにして三角形に整えます。三角形の高さ(縫い目)がマチの半分の長さ、底辺はマチの長さになるように印をつけ、マチ針で留めておきます。
- ①で引いた線に合わせてミシンで縫います。
- 縫い目から1cm残して余分な部分をカットします。(カットした端をジグザグ縫いしておくと安心です)
9.生地を表に返す
返し口に手を入れて、生地を表に返します。縫い目がほつれないよう、優しく引き出して下さい。
10.仕上げ
- 返し口を整えてミシンで縫って塞ぎます。
- 裏地を表地の中に入れ込んで、マチを整えます。角は定規等を使って整えるのがオススメです。
- 袋の口端から5mmのところを1周縫ってステッチをかけたら完成です。
小学生用の大きさで24cmのシューズを入れても余裕があるので出し入れもしやすいですよ。お子さん好みに仕上げて下さいね。
最終更新日 2024年10月2日
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