イヤイヤ期を経て、徐々に落ち着いてきた3歳児。とはいえ、もうすぐ入園。一人でできるかな?という心配事は尽きず、あれさせなきゃこれもさせなきゃと考えがち。焦ってできないことについついイライラしてしまいますが、おもちゃや工作、いろいろな遊びを楽しみながら親子笑顔で過ごしたいですね。そこで今回は、遊びながら発達に繋がる3歳児のお家遊びを紹介します。
1.お絵描き
顔を描くのも上達し、お絵描きが大好きな女の子だと全身を描くこともできます。好きなキャラクターを真似て書いたりもします。画材もクレヨンだけでなく、鉛筆・色鉛筆なども用意するといいでしょう。絵の具にも挑戦してみると、色が変わる不思議も味わえると思います。塗り絵には賛否両論あると思いますが、やりたがるお子さんも増えてくる時期ですのでやってみると集中力も高まり、はみ出さないように気を付けながら塗るうちに手先の器用さも磨けると思います。
また、文字に興味を持つお子さんも出てくる時期。まだまだ書けなくて当然ですし、無理に覚えさせる必要もありませんが、お子さんが興味を持ったタイミングで自分の名前から少しずつ教えてあげると良いでしょう。
2.パズル
30ピース以上のパズルができるようになってきます。パズルは、1ピースの絵柄や形をじっくりと見て考えながら進めていくので、脳にはとてもいい刺激を与えます。じっくりと見る観察力、考える力、集中力を養うことができます。また、だいたいは好きなキャラクターだったりのパズルをすると思うのですが、そのキャラクターを思い出し、イメージしながら考えるので想像力も鍛え、何度も繰り返すうちに「これはこのあたりだったかな?」という記憶も辿るようになるので記憶力も身に付きますよ。どんどん難しいものに挑戦していって下さいね。
3.積み木・ブロック
まだまだ積み木やブロックでも楽しんで遊びます。積み木は、積み上げた時に倒れないように、向きや形を揃えて積めるようになってきたり、後のことまで想像して作る力(危機回避力)もついてきます。イメージしたものを形にできる想像・創造性が身についてきているので、自分なりに工夫し、一人で創り上げることができるようになります。ブロックの中には、使い方(作るもの)が決まっているものもありますが、大人の助けが必要になったり、使い方に固執してしまいがち。それよりは使い方も自由で一人で創り上げていくことができるものの方が、知育にもいいのではないかなと思います。
4.粘土
粘土で見立て遊びもできるようになってきます。今までは色に関係になくぐちゃぐちゃに混ぜて遊んでいた子も、色が混ざるのを嫌がったり、混ざらないように気を付けて遊ぶ子も出てきます。お団子も上手に丸められるようになりますよ。
5.ごっこ遊び
役になりきって遊ぶことができます。2歳の時とは違い、格好も行動も会話もその役になりきることができるのです。身近なものを見立てて取り入れるのも得意です。子どもは本当によく見ているので、思わず笑ってしまうようなママの口真似をしたり、店員さんの何気ない一言だったりを真似したりします。作ったお金を用意してお買い物ごっこを楽しめたりもするので、親子で楽しんでみて下さい。本物のお菓子を用意して、駄菓子屋さんごっこをするのもオススメです。この時期のごっこ遊びは、表現力を豊かにし、コミュニケーション能力も高めてくれますよ。
6.運動遊び
でんぐり返し
ケンケンパ
7.紙遊び
新聞紙
折り紙
画用紙に丸く切った紙を貼り、これをお皿として、短冊切りした折り紙をのりで貼り付けていきます。「どんなお料理ができるかな?」といろいろな色の折り紙を貼っていくと、次第に「サラダみたい」「チャーハンみたい」と声が上がるはずです。慣れてくると貼る前に料理をイメージして、それに合った色合いのものを貼り付けるようになりますよ。のり・はさみの練習もできて、手先指先の訓練にもなる、さらにはイメージ力・創造性・集中力も高められますよ。
8.段ボール遊び
お家
キャタピラ
9.工作
「描く」「貼る」に加え、「切る」もできるようになります。小さな子にはさみを持たすのに抵抗のあるお母さんも見えるかと思いますが、初めは一緒に手を添えてあげたり、近くで見守りながら進めましょう。今は紙しか切れないはさみも売っていますので、そういうものを取り入れるのも一つです。「見て作る」「聞いて作る」こともできるようになってくるので、簡単な工作なら一人で作ることができます。空き箱などの廃材を用意して自由に作らせるのもオススメ!自分で考えて組み立てていく廃材遊びは、発想力を高め、創造性を豊かにしてくれます。
10.知育
かるた
数
11.クッキング
簡単なクッキングにも挑戦すると、とっても喜びます。粘土で型抜きをした経験を生かしてクッキーを作ったり、ポテトサラダなんかもオススメです。「混ぜる」「丸める」「伸ばす」「型抜き」「包む」ことができるので、一緒に作れるものってけっこう多いんです。「自分で作って食べる」ことは「食育」にも繋がりますよ。
何をするにも「一緒に」から「自分で」へと移行する時期です。「自分で」やることは、お子さんにとってもとても重要です。「一人でできる」ことは、お子さんの自信にも繋がりますので、手を出したをグッとこらえて自立を促してあげましょう。ただ「一緒に遊ぶ」のはまだまだ大切な時期。一人で遊べるようにもなってくるので楽になったと感じがちですが、スキンシップをたっぷりと取ることも忘れないで下さいね。
最終更新日 2024年10月10日
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