味噌汁でかぶの葉までまるごと摂取♪積極的に食べたいかぶの栄養と豆知識

味噌汁でかぶの葉までまるごと摂取♪積極的に食べたいかぶの栄養と豆知識
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一年中お店で見掛けるもののあまり目立たない存在のかぶ。かぶの葉がついた状態で売っていても、葉は切り落として根の部分しか食べないという方も少なくないでしょう。捨ててしまいがちな葉茎の部分こそ栄養価が一番高く、味噌汁などでまるごと摂取するととても健康に良いんです♥今回はかぶの栄養と豆知識をご紹介します。

1.旬の時期

旬の時期

かぶは一年中出回っていますが、寒い時期の方が甘みが増して美味しくなるので、11~1月頃のものが一番おいしいと言われています。旬は春と秋の2回あり、3~5月頃の「春もの」と呼ばれる時期のものは肉質が柔らかく、10~12月頃の「秋もの」と呼ばれる時期のものは甘みのある味わいが特徴です。

2.栄養と効能

栄養と効能

かぶは90%以上が水分です。根と葉茎で栄養成分が異なるので一緒に食べるとバランス良く栄養を摂ることが出来ます。特に葉茎の方が栄養価が高いので緑黄色野菜として扱われています。

アクが少ないので生でも食べることが出来ます。消化酵素を効率的に摂取出来るのでサラダや和え物にするのがおすすめです。

栄養

  • ビタミンC
  • 分解酵素アミラーゼ
  • 消化酵素ジアシスターゼ など

効能

  • 消化による胸やけや食べ過ぎによる胃もたれの不快感の解消
  • 整腸作用 など

茎葉

アクが強いので加熱調理してから食べましょう。

栄養

  • β-カロテン
  • ビタミンC
  • カルシウム
  • 食物繊維
  • カリウム
  • 葉酸
  • ビタミンA
  • ビタミンB2 など

効能

  • 抗がん作用
  • 生活習慣病予防
  • 骨や歯を強くする
  • 骨粗しょう症予防
  • 免疫力強化
  • 便秘予防
  • 消化促進
  • 咳止め
  • ストレス解消
  • 腹痛の緩和
  • 二日酔い予防
  • 貧血予防 など

3.種類

種類

かぶは古くから日本で馴染みのある野菜です。多種多彩で全国に地域固有の品種があり、赤や黄色、紫色など色や大きさがさまざまな品種が約80種あります。主な産地は千葉、埼玉、青森など。一般的に多く出回っているのは白い小かぶは、皮ごと食べられるくらい柔らかく、ほんのり独特の苦味もあり浅漬けなどにピッタリです。代表的な品種は金町小かぶなどがあります。

ヨーロッパ型かぶ

耐寒性が強い品種。肉質が硬いものが多く、漬け物に向いています。代表的な品種は福井県の山内(やまうち)、山形県の温海(あつみ)などがあります。意外ですが野沢菜もヨーロッパ型かぶの仲間です。

アジア型かぶ

肉質が柔らかく甘みがあるものが多く、煮物や汁物、漬け物に向いています。代表的な品種は大阪の天王寺(てんのうじ)、山口の武久(たけひさ)、京都の聖護院(しょうごいん)などがあります。

4.食べ頃と見分け方

食べ頃と見分け方

  • 根(実の部分)はきれいな丸で、真っ白でハリがあり傷がなるべく無いもの
  • ひげ根があまり無いもの
  • 葉茎の部分は緑が濃く、色が均一で鮮やかなもの
  • 葉が先のほうまでピンと張ってみずみずしいもの
  • 全体的にずっしりと重いもの
  • 収穫してから日が経っていると、シワが寄っていたり茎と根のつなぎ目が茶色く変色していきます。また、触ってみて柔らかくなっているものも避けましょう。

5.保存方法

保存方法

かぶは葉が付いたままで販売されていますが、そのままにしておくと実は葉に養分や水分を取られてしまい、葉茎はすぐにしなってしまいます。購入後すぐに葉茎を切り落とすのがおすすめです。根と茎の間に泥や砂がたくさん付いているので、葉茎を切り落とした後で水の中に入れてから竹串などを使ってきれいに掃除しましょう。

ジップロックなどの密閉出来るものに入れて、野菜室や冷蔵庫に入れます。一週間程度保存可能。

茎葉

湿らせたキッチンペーパーに包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫に入れます。傷みやすく日持ちしないので2~3日以内には使い切りましょう。茹でて小分けにし、冷凍保存すれば1ヶ月はOK。味噌汁に入れたり炒め物に使えたりするので便利です。

6.切り方

切り方

かぶは根・茎・葉の付け根の3つに切り分けると使いやすいです。根の皮の内側に厚い繊維があるので、ひげ根の方から縦に厚めにむくのがおすすめ。凹凸がある場合は削り、煮物にする場合は煮崩れを防ぐために面取りしましょう。むいた皮は捨てずにきんぴらや汁物の具、漬け物などに利用することが出来ますよ。葉は湯通ししてアクを抜いてから繊維を切ってざく切りにすると、そのまま炒め物や漬け物に使うことが出来ます。

7.加熱時間

加熱時間

かぶは大根と比べて火の通りが早く煮崩れしやすいので、あまりボコボコ沸騰させて煮込まずに弱火で3~5分程度の加熱でOK(大きさや切り方によって多少前後します)。薄切りなどの時は沸騰したお湯に浸けておくだけでも充分火が通ります。米のとぎ汁などで下茹ですると味が染み込みやすくなります。レンジの場合は、一株を一口大に切ったものなら600Wで、2分程度でOKです。

8.レシピ

レシピ

葉・茎・皮も美味しく食べられるレシピがいっぱいです。

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9.かぶと相性の良い食材

①きのこ類

きのこ類

きのこに豊富に含まれているビタミンDはカルシウムの吸収率をアップする働きがあります。かぶに含まれているカルシウムとの相乗効果で骨粗しょう症予防や精神の安定に役に立ちます。

②油、油分の多く含まれているもの

油、油分の多く含まれているもの

かぶの葉を油で炒めたり、アボカドなどの油分が多く含まれている食材と一緒に摂ると、葉に含まれている脂溶性のビタミンAの体内への吸収率が上がります。抗酸化作用のアップによって抗がん作用や生活習慣病の予防が期待出来ます。

③レモンなどの柑橘類

レモンなどの柑橘類

かぶに含まれている鉄分はビタミンCと組み合わさると体内への吸収率がアップします。レモンなどの柑橘類はビタミンCが豊富なので、かぶと一緒に摂取すると貧血防止などの効果が期待出来ます。

10.かぶの豆知識

かぶの豆知識

大根などと同じ仲間でアブラナ科アブラナ属のかぶは、春の七草で「すずな」と呼ばれています。アブラナ科アブラナ属の野菜は多く、大根の他にもブロッコリーやキャベツ、小松菜、白菜などがあります。アブラナ科の野菜は「台所のドクター」と呼ばれるほど栄養価が高いものが多く、ガンや心疾患、脳血管疾患などの死亡リスクを低下させる働きがあるそうです。野菜は低カロリーでダイエットにもピッタリですし、生活習慣病の対策や健康の為にもぜひ積極的に摂取したいですね。

11.かぶのおすすめの調理法

かぶのおすすめの調理法

生でもみずみずしくて美味しい根の部分は加熱することによって甘みや食感が変わり、一時間ほど天日干しするだけでも甘みや旨味が凝縮されて色々な楽しみ方が出来ます。煮物、酢の物、蒸し物、漬け物、サラダ、和え物などがおすすめです。茎葉の部分はサッと茹でてアク取りしてから浅漬けや煮浸し、炒め物、味噌汁の具、菜飯などすると豊富な栄養素を余すことなく摂ることが出来ますね。


かぶも葉から根までまるごとおいしく食べられて、身体にもとても良い食材です。今まであまり購入する機会が無かった方も多いと思いますが、旬のおいしい時期にぜひ堪能してみて下さい♪

最終更新日 2024年8月29日

    Hata
    記事を書いた人 :

    わんぱく3兄弟の育児に毎日奮闘中!
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    目指して日々試行錯誤しています★

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