様々な家庭の事情から、自宅の鍵を持ち歩く小学生が増えています。でも子どもに鍵を持たせるって一大事!いざ子どもに鍵を持たせるとなると「どうやって持たせるのが一番いいのかな」「失くしたりしないかな」「鍵を持たせずなんとかならないかな」と不安や疑問を抱えるママも多いはず。そこで今回は、子どもへの自宅の鍵を持たせ方を調査してみました。併せて自宅の鍵にまつわるおすすめグッズも紹介していきます。
目次
1.今どきの小学生事情。自宅の鍵を持たせるのはいつから?
核家族化が進み、物価もどんどん上昇。現在は、小学生までの子を持つ世帯の6割以上が共働き世帯だという統計が出ています。そのため小学生の半数程度が、自分で鍵を持ち歩く「鍵っ子」だとも言われています。鍵っ子デビューの時期を見ても3割がなんと1年生!保育園に比べて学校の滞在時間が短かいのが要因でしょう。保育園時代は早朝保育もあり、親の都合に合わせて送迎できていたのが、小学校では集団登校になるので、子どもの方が遅く家を出るケースもあるようです。働く親の代わりに放課後や長期休みに子どもを預かってくれる学童保育もありますが、学校のある日は放課後のみの開所、入室できる人数も限られているため、入室待ちになってしまうことも…。
また、学童保育の利用は小さい子が優先されたり、10歳ぐらいまでと制限されているところもあります。そのため3・4年生から鍵っ子デビューする子も多く、鍵っ子の半数以上が低学年のうちから鍵を持ち歩いているようです。こうした背景から、「いつから鍵を持たせるべき?」と悩むよりは「鍵を持たせるより致し方ない状況だけど、どうやって持たせよう?」と悩まれるママの方が多いのかもしれません。
2.鍵を持たせる前にしておきたいこと
お子さんに鍵を渡す時、命を守るため、居場所を守るために確認しておきたいことがあります。お子さんの年齢問わず、大切なことなので今一度親子で確認していきましょう。
①鍵の大切さを知らせる
- 家に入れなくなる
- 誰かが拾って家に入られてしまうかもしれない
(大切なものが取られてしまうかもしれない) - 玄関ドアごと変えなければならない
鍵を失くした時に生じるリスクについて考えたら、今度は失くさないためにどうしたらいいか考えてみましょう。
- 鍵で遊ばない
- 鍵を不要に持ち出さない
- 大切に管理する(使ったら元の場所に必ず戻す)
②約束を決める
鍵は必要な時以外取り出さない
帰ったら鍵を閉めて家から出ない
インターホンが鳴っても取らない
③緊急時や何かあった時の対処法を伝えておく
火事や地震時の対応
親の連絡先を控えておく
すぐに頼れる大人
3.今どきの小学生事情。鍵の管理や持たせ方
小学生の子どもが家に帰る時間に家にいられない場合、鍵はどこにどう保管しているのか調査してみました。鍵の保管方法については大きくわけて2パターンあるようです。
①ランドセルにつける
肩紐につける
ランドセルの肩紐には、防犯ブザーなどを引っ掛けるためのフックがついており、そこにキーケースをつけている子もいます。
メリット
- ランドセルを下ろしたり開けたりする手間なく、サッと鍵が取り出せる。
- 親の目から見ても鍵がついていることが確認できるので忘れにくい。
デメリット
- フックが壊れたり、知らぬ間に落としてしまう可能性がある。
- 鍵っ子であることが一目瞭然。
前ポケットに入れる
ランドセルのフタを開けたところにある前ポケットを開けると、ここにもDカンがついています。実はこれ、鍵をつけるためにつけられたものなんです。
メリット
- 外から鍵が見えないので防犯面で安心。
- フックに引っ掛ける上にファスナーもついているので、万が一フックが壊れても落とす心配がない。
デメリット
- ランドセルを肩から降ろさないと鍵が出せない。
- ファスナーを開けて取り出さないといけないので手間がかかる。
②鍵を隠しておく
- 玄関マットの下に隠す
- 傘立ての下
- 植木鉢(プランター)の中や下
- 郵便受けの中
- 室外機の裏や下
- ガレージや物置き
ただしこれらは空き巣被害にもあいかねないので注意が必要です。鍵ケースなどのアイテムを使用するといいでしょう。
4.ランドセルにも安全な小学生におすすめのキーケース
鍵を持ち歩く小学生の多くがキーケースを利用しています。ランドセルに入れる(つける)ことを考えてコンパクトなものを、安全面を考えて目立たないようランドセルの色に合わせて選んだり、使いやすいようリール付きのものを選ぶのがおすすめです。
オーシャン&グラウンド 伸びるリール付き キーケース
小学生向けのキーケースの中でも人気の高いオーシャン&グラウンドのキーケース。カラーバリエーションも豊富なので、お子さんの”好き”やランドセルに近い色味のものが見つかります。シンプルなデザインなので、高学年まで長く使えるのところも魅力です。
ツバメランドセルキーケース
高品質なランドセルを低価格で扱うつツバメランドセルのキーケースは、ランドセル生地で作られているから目立ちにくく、丈夫なのが特徴です。傷がつきにくい上に、肩ベルトにしっかりと固定できるようになっています。ブラブラと揺れることもなく、引っかかってちぎれたりする心配もありません。1年の品質保証付き。
リールキーケース
女の子も喜ぶ可愛いデザインが人気のキーケース。開け閉めしやすいマグネットボタンにリールは最大40cmも伸びるから使いやすく、ランドセルの肩紐にしっかり固定できるところも魅力。さらに反射シートもついているから、安全面でも安心です。
カギポケット
スリムなキーケースを求める方にはこちら。ファスナー付きだから万が一中で鍵が外れてしまっても落とす心配がありません。しかも落下防止ポケット付きなのでファスナーが一番下までおりないようになっていて、ファスナーを開けたとしても下に落ちない仕様になっています。
HANG OUT コインパスケース
3in1のコインケースは、表面にDカン付きのポケットがついているので鍵を取り付けて隠すことができます。裏面にはカードポケットもあるので、自宅がカードキーの場合や電車・バス通学の場合にも便利!ファスナー付きのポケットには絆創膏やティッシュも入れられます。帰宅後に出掛ける際は、小銭を入れるのにも便利。リュックのフックに取り付ければ、出先でも鍵やお金の紛失が防げますよ。
ランドセル用 キッズ携帯&キーケース
「学校へのスマホの持ち込みは禁止」という学校が多いと思いますが、様々な事情からスマホの持ち込みを認めている学校もあります。実際に大阪ではスマホの持ち込みが容認されています。電車やバスを利用しての1人通学や学校から自宅までが遠く1人になる時間も長い場合には、いつ何時起こるか分からない自然災害や緊急時に備えて、キッズ携帯やスマホがあるととても安心です。こちらの商品は、リール付きのキーケースにキッズ携帯を入れるポケットも付いており、さらに内側にはカードを入れるポケットも付いています。これ1つですべて入れられるのでとっても便利!
※キッズ携帯を基準にして作られています。スマホを使用されている場合には、必ずサイズの確認をしましょう。(iPhoneサイズは入りません)
※学校にキッズ携帯やスマホを持ち込む場合は、必ず学校に確認しましょう。
ランドセル用ポーチ
こちらもキッズ携帯と鍵が一緒に入れられるポーチ。内ポケット付きでカードも入れられます。固定ベルトも付いているので肩紐にしっかり固定!底にはストラップホールがあるので、防犯ブザーも入れられます。ファスナー式なので、マグネットがくっつかなくなって開けっ放しになることもありません。
さらには付属ベルトがついており、後ろのベルト通しにベルトをつければ、バッグの取手にも引っ掛けられます。ベルトを外して市販のバンドクリップをつければ移動ポケットにだって早変わり☆
リール付きカラフルパスケース
最近ではカードキーのお家も増えています。こちらのパスケースは、薄型で嵩張らず、カラーバリエーションも豊富。丈夫でリールも良く伸びて使いやすいと好評です。シンプルなデザインで使う人を選ばず、バスや電車で通学されるお子さんの定期やICカードを入れるのにも便利。ケースに入れたまま使えます。
5.子どもに鍵は持たせない!小学生にもおすすめスマートロック
物の管理ができないと鍵を持たせるのも心配。それなら鍵のいらないスマートロックを取り入れてみませんか?指紋や暗証番号で開けられるのでとっても便利!工事不要で簡単に後付けできます。但し電池切れや不具合が起こった場合のことも考えておくのがおすすめです。今回はスマホを持たない小学生が使えるものを中心に集めてみました。
※暗証番号を使用する場合は、必ず「誰にも教えない」「押しているところを誰にも見せない」ことを約束しましょう。
SwitchBot スマートロック 指紋認証パッドセット
指紋やパスワードで開錠できるから鍵を出し入れする必要がなく、小さなお子さんでも安心。しかもオートロック機能付きなので、鍵の閉め忘れの心配も不要です。スマホ、アプリ、AppleWatchなど施開錠の方法が豊富でシーンに合わせて臨機応変に対応できるから大人にとっても便利。
さらにSwitchBotハブミニがあれば、アレクサやsiriで音声コントロールもでき、遠隔操作も可能です。アプリを通して開閉記録が確認でき、お子さんがいつ帰ったか、いつ出ていったかが分かるのも安心ですね。
Qrio Lock&Qrio Key Sセット
ハンズフリー機能搭載QrioKeySなら、ランドセルに入れておけば玄関に近づくだけで鍵が開けられます。鍵を出し入れしなくていいので紛失の心配が少なく、万が一紛失してしまった場合には合鍵登録を解除すればOK!スマホ操作もできるので、パパやママもカバンやポケットにスマホを入れておけば、手がふさがっていても簡単に鍵が開けられます。
また合鍵の共有もできます。鍵を持たない身内が不在時に訪れても、相手がスマホを持っていれば一時的な合鍵が発行できるので「先入ってて!」が可能。
別売りのQrio Padがあれば暗証番号で開錠することもできますし、他にも便利なアクセサリがありますよ。
Candy House セサミ5
スマートロックの中では断トツで低価格のコスパ最強!しかもあらゆる鍵に対応しているので、今まで家の鍵に合わなくて諦めていた方にもおすすめ!スマホがあればハンズフリーで鍵が開けられます。
別売りのセサミタッチProを利用すれば、指紋認証やパスワードで施開錠できるから小学生のお子さんにもおすすめ!さらにWi-Fiモジュールと繋げば、アレクサと繋ぐこともでき、会社でもアプリを通してお子さんの帰宅を確認することができますよ。セサミ5+セサミタッチPro+Wi-Fiモジュールを揃えたとしても格安!
6.安心!安全!他にも使える鍵っ子グッズ
各家庭いろんな事情があるでしょう。鍵をどこかに隠しておきたい時も鍵をむき出しの状態にせず、見えないようにすることが重要です。また、お子さんの無事が確認できるように…いろんなアイテムを上手に使って、気持ちの面でも安心できるようにしていきましょう。
マグネットキーケース
車の合鍵用の商品ですが、自宅の鍵隠しに使用されている方もみえます。中に鍵を入れて閉じれば外からは鍵が見えません。裏面が強力なマグネットになっているので、磁石がくっつく場所の死角に貼り付けておけます。
セキュリティ キーボックス
4つの数字を合わせて開けます。「キーケースごと持ち去られたら…」「キーケースがどこかに行ってしまったら…」そんな心配がある方におすすめ。ビスで固定して取り付けるので、持ち去られる心配がなく、耐久性も抜群です。こちらのキーボックスはカードキーも入る大きさ。鍵の他に小銭を入れておくご家庭もあるようです。
ダイヤル式キーケース
穴を開けて取り付けるのに抵抗がある方へ。こちらは昔ながらの南京錠タイプ。ドアのぶや手すりなので固定しておけば、鍵を取られたり、ケースごと持ち去られる心配も無用。
キッズ携帯
スマホを持たせるのはまだ早いと思っているけど、お子さんとの連絡手段が欲しいならキッズ携帯がおすすめ!子ども専用に作られたものだから余分な機能がなく、登録された連絡先以外とは連絡ができません。またGPS機能も備えているので帰宅後にお子さんが遊びに出かけた場合にも居場所が確認できるから安心です。
お下がりのスマホやタブレット
お子さんがスマホを持っていないと、何かあった時親子共々心配ですよね。お家にタブレットや使い古しのスマホがあるなら、それを上手に活用しましょう。契約していないスマホもWi-Fiがあればアプリの利用はできるので、LINEを入れておくと便利!いつでも親子でやりとりできるので、何かあった時、緊急時にも連絡が取れて安心。LINEは固定電話の番号でも登録することができますよ。
Echo Show 5
Alexaに話しかけると適格な返答を返してくれます。だから1人で留守番しているお子さんもまるで誰かと会話しているかのようなやりとりができます。しりとりやゲームだって可能。ディスプレイ付きならPrimeVideoやYouTubeを観ることもできます。また、Alexaアプリを通してパパやママに電話することも可能です(ビデオ通話も可)。「アレクサ、ママに電話して」と言うだけでOK。操作の必要がないので1年生のお子さんでも使えるのが魅力。固定電話やスマホを持たないお子さんには特におすすめです!
Alexaがあれば、他にもお子さんの塾の時間に合わせてアラームを鳴らしたり、定型アクションで「もうすぐ時間だよ、準備して」とお知らせすることもでき、使い方は無限大。さらにRing Indoor Camと連動させることで、会社にいてもスマホを通して今のお子さんの姿を確認することができるのでパパやママも安心ですね。
子どもの帰りを家で待ってあげるのが誰しもの理想ではありますが、様々な経済事情からそれが年々難しくなっていく昨今。いろんなグッズを取り入れながら、安全且つ家族が安心できる方法を見つけたいですね。
最終更新日 2024年8月19日
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