お家時間も増え、天候不順による野菜の高騰で、お庭の一角で家庭菜園を始める方が増えています。家庭菜園には、畑での地植えとプランター栽培の2つ方法があり、プランターは手軽ですが場所があるのなら生育もいい地植えで栽培したいもの。業者さんに土台を作ってもらう事も出来ますが、家族で畑を作ってみるのもローコストで子どもさんの食育にも繋がりますよ。今回は、初心者さんでも分かる畑の作り方をご紹介します。
1.使用する道具
畑、家庭菜園を作る時に使用する道具の一例です。ホームセンターやインターネットショッピングサイトで揃える事ができます。草とり用品などは100均でも販売されています。
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鍬(くわ)
地面の掘り起こし、畑の整地などに使います。
草とり道具
草取りに使用します。剪定鋏やスコップなどセットになったものが便利です。100均で揃う物もあります。子どもさんにはプラスチック製の小さいサイズが安全で扱いやすいです。
バケツ
草を集めたり、土を運んだりするのに使います。100均でも揃いますが、土などの重いものを運ぶ場合は丈夫な物をオススメします。
ふるい
土から草などを取り除く作業や土を混ぜる場合にも使用します。
2.場所決め
野菜の生育に日光は不可欠です。季節や時間帯によって変動すると思いますが、陽当たりの良い場所を選びましょう。また住宅地の場合は近、隣のお宅への配慮も必要です。
3.草取り
場所が決まったら草取りをしましょう。家庭菜園を作る為の草取りなので除草剤などはNGです。鍬(くわ)などを使い、大きく掘り起こして草を取り除いていきます。子どもさんと一緒に『草取り競争』しながら作業をしても楽しく出来ますよ。
4.畑の大きさを決める
育てたい野菜の種類にもよりますが、苗と苗との間隔は50センチ程必要です。どれぐらいの数の野菜を植えるのかを考えて大きさを決めましょう。ビニールテープなどで囲うと大きさのイメージもしやすく作業の目安にもなります。草取りの作業の前に行っても大丈夫です。
5.穴掘り&土の処理
鍬(くわ)などを使って土を掘り起こしましょう。排水性や通気性などを考えて最低でも20センチの深さは必要になります。大きな石は手で取り除きます。掘り出した土は、ふるいを使用して草の根や小石などを取り除けば、畑の土に再利用する事もできます。ふるいの作業は子どもでも手伝いやすい作業です。100均にも小さいサイズのふるいが販売されていますよ。
6.外枠作り
枠なしでも畑は作れます。でも枠が無いと土などが流れ出てしまうので、外枠を作る事をオススメします。木の枠が簡単ですが、雨で腐食してしまう事もあるので注意が必要です。レンガを使った外枠だと丈夫で見た目もオシャレですよ。1つ1つ積むのは難しいですが、ホームセンターや大手インターネットショッピングサイトなどではジョイント出来るレンガブロックなど初心者でも扱いやすいものがあります。ブロックの隙間はセメントで埋めましょう。水を混ぜるだけで使えるセメントが100均でも販売されています。
7.土入れ(完成)
ホームセンターなどで売っている土を利用するのが簡単です。掘り出してふるいにかけた庭の土も入れる場合は、購入した土と混ぜる作業を何度か繰り返して行います。水を撒いて落ち着かせたら完成です!フカフカなので沢山ある様に見えますが、水をかけると変わるので適宜調節して下さい。土はたっぷりとあった方が、野菜もよく育ちますよ。育てる野菜の種類がきまっていれば、その野菜向けの肥料などが入った土も販売されています。
8.豆知識
畝(うね)について
- 高い畝(うね)
- 逆に低い畝(うね)
高さ10センチ以上。根が水に浸る時間が短くなるので、排水性を高めます。
高さ5~10センチぐらい。根が水に浸る時間が長くなるので保水性を高めます。
畝(うね)立ての仕方
- 掘り起こす
- 整地する
シャベルやスコップや鍬(くわ)を使います。畑の長い辺の枠にそって、畑の土を掘り起こします。掘った溝が、なるべく同じ高さになるようにしましょう。掘り出した土は、中央にふんわりと盛っていきます。場所を移動しながら、“掘り起こす→盛る”の作業を枠の端から端まで繰り返します。同じ作業を反対の辺にも枠に沿って行います。
中央に盛られた土の表面を整地します。シャベルやスコップの裏側を使って、中央に盛られた土を平らになるように優しくならしていきます。畝は台形の形をイメージしてください。ならしている面が台形の上辺、掘り起こした両サイドが台形の側面になります。
完成まで数日かかりますが、親子で作業を行えば家庭菜園に愛着も湧きます。親子で「どんな野菜植える?」「いっぱい育つかな♪」なんて会話しながらの作業はとても楽しいですよ♪お庭の一角に畑や家庭菜園があれば、季節ごとの野菜を楽しむことが出来るのはもちろん、野菜ごとに違う花や葉の形、野菜が実るまでの過程を見る事が出来るので、子どもさんの食への意識も変わるでしょう。自分で育てた野菜なら食べられるかも♡
最終更新日 2024年8月14日
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