N家の実話体験談 〜子どもの3度の痙攣(けいれん)〜 第3話

N家の実話体験談 〜子どもの3度の痙攣(けいれん)〜 第3話
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第3話 『まさか、こんな日に熱性痙攣(けいれん)になるなんて…』

1歳4ヵ月の頃に泣き入り痙攣(泣き入りひきつけ)、1歳半の頃に熱性痙攣(けいれん)を起こしている娘が3度目の痙攣(けいれん)を起こした時の話です。

1.家族で実家へ

家族で実家へ

11月末のその日は、私の実家で用事があり、朝からバタバタしていました。車で1時間ほどの実家へ家族5人で向かいました。実家に着いてから、私は手伝いもありバタバタしていましたが、2歳半になった娘は人見知りもなく、お喋りで実家に集まった人達に可愛がってもらっていました。

2.寝ていると思った娘が反応しない・・・まさか痙攣?!

寝ていると思った娘が反応しない・・・まさか痙攣?!

ふと気づくと、娘は遊ぶのにも飽きたのか和室のコタツの隅に転がって寝ているようでした。自宅でも眠くなると場所は関係なく、リビングの床でも寝てしまう娘ですが次の予定もあるので起こさないと…と思い背中を向けている娘に近づきました。『〇〇ちゃん起きてー』と声をかけても反応はなく、顔を覗きこむと、半目?白目をむいています。

口のまわりはヨダレだらけ、身体は熱く呼びかけにも反応はなし。呼びかけ続けても、ぐったりしていて意識も朦朧としている感じで反応はなし。熱を計ると39.0℃。もしかして熱性痙攣(けいれん)起こしてた!?近くに居た、親戚の1人が『救急車呼ぶよ!』とすぐに電話。電話をしてくれた親戚は保育士の仕事をしていて、救急車が到着するまで私にも『落ち着いてね。』と声をかけてくれていました。

3.初めての救急車

初めての救急車

救急車到着。娘もですが私も人生初の救急車です。車内では2人の救急隊員さんが居て1人は娘の体温を計ったり酸素量の測定をしたりしていました。もう1人の隊員さんが、私に聞き取りをして起きた事をメモしているような感じでした。

4.礼服で市民病院へ・・・この日二度目の痙攣

礼服で市民病院へ・・・この日二度目の痙攣

10分ほどで市民病院に到着。迎えた看護師さん達も私を見てビックリ!真っ黒の礼服姿。娘が痙攣(けいれん)を起こしたのは祖父のお葬式の待ち時間だったんです!診察室のベッドに寝かされても、ボーっとしている様子の娘。お医者さんと看護師さんに状況の説明をしている時に、また痙攣(けいれん)が起きました。痙攣(けいれん)は1分ほど。お医者さんや看護師さんが周りに居るとはいえ『うぅう』など声にならない唸り声を上げる娘を見ているのは怖かったです。

5.そのまま入院へ

そのまま入院へ

発熱もあり祝日だった事もあって、そのまま入院して様子を見る事になりました。病室に移った娘は何事も無かったかのようにいつもの調子で会話してくれます。それでも30分ほどたつとスヤスヤ寝息をたてて穏やかに眠り始めました。気付くと救急車に乗ってから3時間ほどたっていました。”痙攣(けいれん)を起こした娘が救急車で運ばれた”だけの情報しか知らない主人にLINE。葬儀が終わってから病室まで来てもらいました。

私の手元にはスマホと財布だけ。服装は礼服。入院用品の準備もしないといけない…娘はスヤスヤ寝ているので看病は主人に頼んで私は自宅へ向かいました。入院用品って結構いろんな物が必要なんですよね。着替えてシャワーをして、買い物をしたりして3時間以上かかって病院に戻りました。娘は私が居ない間もずっと寝ていたようでした。

そして義実家に預かってもらっている上の子も心配なので、主人にはすぐに帰ってもらいました。娘が起きたのは、夜19時過ぎ。6時間ほど寝ていました。起きた事をナースコールで伝えると小児科の先生が様子を見に来てくれました。発熱は37.3°C。他の症状は全くなし。娘も『お腹すいたー』と普段通りの様子。先生の許可も出たので夕飯もしっかり食べました。普段21時には寝ている娘。昼間に6時間も寝ていたので元気すぎで夜の寝つきは悪く、点滴も引っこ抜いてしまいました。寝てくれたのは日付が変わってから。私も娘が寝て安心したのか、そのまま娘と一緒に朝まで寝てしまいました。

6.翌日復活!退院

翌日復活!退院

朝の検温36.9°C。朝食もしっかり食べる娘。『熱も下がって体調も落ち着いているので一旦退院し、明日もう一度受診してください。』と先生に言われ、昼前には退院。明日の受診を考えて自宅には帰らず、実家に泊めてもらう事に。娘は大好きなばぁば達と遊べるー!お泊りやった〜!と旅行気分。翌日、市民病院の小児科を受診しましたが何もなく元気そのもの。

7.今回の痙攣で学んだこと

今回の痙攣で学んだこと

3度目の熱性痙攣(けいれん)私はもちろん、家族親戚にとっても衝撃的な体験になりました。

今回学んだ事は…

  1. 子どもと出掛ける時の持ち物として保険証、母子手帳、お薬手帳は必須。車内などに置いておきますが、これを機に日帰り旅行でも持って出掛けています。
  2. 入院用品をセットして自宅に常備しておく。いざと言う時に準備に手間取りません。旦那さんにゼロから準備を託すのは無理だと思います。
  3. 痙攣(けいれん)が落ち着いたあとは身体を休める為なのか長時間眠る

私には3人の子どもがいますが、痙攣(けいれん)を起こしたのは末っ子だけです。上の子も高熱をだした事がありますが熱性痙攣(けいれん)を起こした事もなく、そんな症状が起こる事も私は知りませんでした。この体験談を読んで頂いて、発熱時などは『痙攣(けいれん)を起こす可能性がある!』の知識を得た事が、皆様の子育ての一助になったら嬉しいです。

最終更新日 2024年8月14日

    maru
    記事を書いた人 :

    3人の子供の母です。
    子育ても十人十色。兄弟と言っても、子供それぞれに個性があります。
    自分自身の体験から知っていて良かった事、困った事、
    工夫した事などを記事にしていきたいと思います。

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