長崎県といえばちゃんぽんやカステラ、佐世保バーガーなど全国でも有名なグルメが揃っています。また、離島や半島も多く自然豊かなエリアで、日本を代表する美しい景観を守るために指定された国立公園もあります。国立公園以外にもお金のかからない遊び場や楽しみながら歴史や文化を学べるスポットなど、子どもとのお出かけに最適な遊び場が充実しています。今回はそんな長崎県のおすすめレジャースポットを紹介します。
1.北部エリア
ハウステンボス(佐世保市)
長崎を代表するレジャースポットであるハウステンボスは、新アトラクションや新しいホテルの導入など数々の改革を経て、開業30周年を迎えました。春夏秋冬様々なイベントが開催され、朝から夜まで家族みんなで楽しめるテーマパークとなっています。数多くある見どころの中でも、四季折々の花々とイルミネーションは訪れる人を一年中魅了し続けています。ハウステンボスのシンボルともいえる花はチューリップ。春には100万本ものチューリップが、風車を背景にして咲き誇ります。初夏にはバラ、夏はひまわり、そして秋のバラや冬のパンジービオラなど、どの季節に訪れても色とりどりの花々を楽しめます。
そして、夜のハウステンボスはキラキラと輝く「光の王国」へ様変わり。日本で唯一の3階建てカルーセルやプロジェクションマッピングなど1年中楽しめるイルミネーションの他、夏は水と光のコラボレーション、秋はハロウィン、冬は幻想的なクリスマスなど季節に合わせた世界観のイルミネーションを見ることができます。花と光以外に、アトラクションも見逃せません。800トンもの水が使用される迫力満点のウォーターアトラクションや日本最大級のアスレチック、恐竜の森脱出ゲーム、空を駆け抜けるレールコースター、速度・高度・全長が世界一のVRジェットコースターなど、子どもから大人まで夢中になれるアトラクションが揃っています。
お子さまの秘密基地のような遊び場や世界のテディベアが集まる博物館など、雨の日でも遊べるエリアもたっぷり!1日では遊びきれないほどのアトラクションが充実しています。夏はプール、秋はハロウィン、冬はクリスマスと季節のイベントも盛りだくさん♪その季節ならではのグルメやお土産もチェックしてくださいね。
【住所】佐世保市ハウステンボス町1-1
【営業時間】時期によって異なります
【休業日】詳細はHPの営業時間カレンダーをご確認ください
【利用料金】
◎1DAYパスポート/
大人(18歳以上)7,000円
中人(中高生)6,000円
小人(小学生)4,600円
未就学児3,500円
シニア(65歳以上)5,000円
◎アフター3パスポート(15:00~入園)/
大人5,000円
中人4,300円
小人3,300円
未就学児2,500円
シニア3,600円
※その他複数日遊べるパスポートあり
【URL】https://www.huistenbosch.co.jp/
九十九島パールシーリゾート(佐世保市)
九十九島はリアス式海岸と200を超える島々がある海域で、西海国立公園に指定されています。九十九島パールシーリゾートは、そんな九十九島の玄関口とも言えるレジャースポットです。水族館や遊覧船、そして車を5分走らせると動植物園もあります。遊覧船は、豪華な船体が魅力のものから水面を近くで楽しめる小型のものまであり、お好みに応じて選べます。期間限定でサンセットクルーズも楽しめますよ。水族館の名前は「西海国立公園九十九島水族館 海きらら」。海きららでは九十九島湾の豊かな自然環境を再現した大水槽や九十九島周辺で見られる100種類以上のくらげを展示したクラゲシンフォニードームなど、このエリアならではの生き物たちを観察できます。
自生する海草であるアマモが表現された室内の遊び場や、イルカの知能や運動能力を間近で体感できるイルカプールもあります。遊覧船乗り場や海きららから車で約5分のところにある「森きらら」は、「九十九島の自然と癒し」がテーマとなった動植物園です。アミメキリン、フンボルトペンギン、ニホンツキノワグマ、レッサーパンダなどたくさんの動物たちと会うことができます。テナガザルの空中散歩やワオキツネザルに大接近、動物たちへのおやつあげなど体験プログラムも充実しています。ペンギン館には日本最大の天井水槽と日本初の極浅水槽があり、ペンギンが泳ぐ姿やペタペタ歩く足裏の様子など珍しい姿を観察できますよ。
【住所】佐世保市鹿子前町1008(森きららは佐世保市船越町2172)
【営業時間】施設によって異なります
【休業日】詳細はHPをご確認ください
【利用料金】
【URL】https://www.pearlsea.jp/
Athletic Resort メリッタKid’s SASEBO(メリッタキッズ佐世保)(佐世保市)
佐賀県の遊び場記事でも登場したメリッタkid’sの、佐世保店の紹介です。佐世保店にしかない大型のアトラクションや佐世保店ならではの魅力が詰まっています。メリッタkid’sは国内最大級の室内アミューズメントパークで、天候に左右されず思いっきり体を動かして遊べます。佐世保店で一際目を引くのは仕掛けがたっぷり詰まった大きな船型アトラクションのMerryLand号♪4階建ての船体にはロープやトンネル、チューブスライダーなどがあり、その周りには約6万個のボールが使用されたボールプールがあります。
メリッタkid’s佐世保店のキャラクター・メリッタちゃんのお顔の形をしたバルーントランポリンや、クライミングウォール、トランポリンでダンクを目指すバスケットゴール、綱渡り、『ジャックと豆の木』に登場する大きな木のクライミングなど、MerryLand号の周りにも楽しいアトラクションがいっぱい!3万ピース以上のブロックで遊べるエリアやおままごとエリア、0~1歳の小さなお子さま向けエリアもあり、のんびり過ごしたいお子さまも体を動かして遊びたいお子さまも大満足の遊び場となっています。
【住所】佐世保市宮地町89番1号
【営業時間】10:00~18:00(17:00受付終了)
【休業日】
第3月曜日
(祝日の場合はOPENし、翌日火曜日が休館日)
【利用料金】
お子さま(2歳~小学生)基本プラン2時間900円
短時間プラン1時間550円
延長30分250円
保護者同伴料500円
0~1歳無料
【URL】https://www.melittakids.jp/sasebo/
2.南部エリア
長崎市恐竜博物館(長崎市)
「他では見ることのできない長崎市産の恐竜」がテーマとなっている長崎市恐竜博物館。国内で初めて発見された化石の展示もあり、恐竜好きのお子さまだけでなく家族みんなで楽しめる博物館です。常設展示室は、長崎の大地・生命の記録・恐竜の時代・現代の恐竜たち・燃える石の時代の5つのテーマに分かれています。長崎の大地エリアでは、長崎にある三ツ瀬層という白亜紀後期の地層から産出された化石を始めとした様々な展示が立ち並んでいます。生命の記録エリアは、実際に触ったり動かしたりして楽しめるハンズオン展示が特徴。そして恐竜の時代エリアには、長崎市恐竜博物館の見どころでもある世界最大級のティラノサウルスのレプリカが展示されています。
このティラノサウルスはトリックスと呼ばれていて、オランダのナチュラリス生物多様性センターからやってきました。約6,700万年前の大変貴重な全身骨格レプリカを目の前で見ると、迫力満点ですよ。ここでは本物の化石を触ったり動かしたりすることもできます。現代の恐竜たちエリアや燃える石時代エリアにも見どころがたくさんあり、ワークショップや季節に応じた企画展示もあります。この博物館は長崎のもざき恐竜パーク内にあり、長崎のもざき恐竜パークには恐竜をモチーフにした複合遊具が並ぶこども広場があります。こども広場は博物館の前にあり、目の前には海が広がっています。気持ちの良い潮風を感じながら、恐竜の世界を堪能しましょう♪
【住所】長崎市野母町568-1
【営業時間】9:00~17:00
【休業日】
毎週月曜日(祝日を除く)
12/31~1/1
※春休み・GW・夏休み・冬休み期間中は営業
【利用料金】
一般500円
小中学生・未就学児200円
3歳未満無料
【URL】https://nd-museum.jp/
諫早ゆうゆうランド 干拓の里(諫早市)
諫早ゆうゆうランド干拓の里は、乗馬が楽しめる馬事公園や沢山の遊具のあるエリア、干拓に関する資料館や歴史ある庄屋屋敷など遊びも学びも充実した公共施設です。ちゃりんこ広場では動物、乗り物、カップなどユニークな貸し出し自転車に乗って遊べます。その近くにはコインで遊べるバッテリーカーや電車型遊具もあり、乗り物好きなお子さまにピッタリの遊び場となっています。複合遊具のあるわんぱく城には、むつごろうと海がテーマとなったカラフルな遊具が揃っています。そんな園内の風景を見下ろしながら風を切って進むジップラインは、全長100mの長さを誇ります。
7mの高さから滑り降りるスリルと気持ち良さを味わってみましょう!13,880㎡もある広い池では、ペダルボートに乗って優雅な水上散歩が楽しめます。かわいいアイガモたちも泳いでいるので、エサを購入して食べさせてあげることもできますよ♡資料館ゾーンでは、水中の堤防によって海水が仕切られてできた陸地である干拓の歴史を学んだり、諫早市指定有形文化財にも指定されている旧早川家住宅の庄屋屋敷を見学したりできます。そば打ち・まんじゅう作り体験や乗馬体験もできる諫早ゆうゆうランドで、家族の素敵な思い出を作りましょう。
【住所】諫早市小野島町2232番地
【営業時間】9:30~17:00
【休業日】
毎週月曜日(祝日の場合は翌平日に振替)
12/30~1/1
【利用料金】
◎干拓の里入園料金/
大人(高校生以上)300円
小人(小中学生)200円
幼児(3歳以上の未就学児)100円
2歳以下無料
※その他遊具の貸し出しや体験には別途料金が必要
【URL】http://www.kantakunosato.co.jp/
i+Land nagasaki(アイランドナガサキ)(長崎市)
アイランドナガサキは長崎県の伊王島にあり、屋外レジャー・温泉・サウナ・屋内キッズランド・レストラン・宿泊施設などを有する広大なリゾートです。自然豊かなアイランドナガサキでは、たくさんのアクティビティが体験できます。海面を突き進むユニークなボートの数々、水上バイク、SUP(スタンドアップパドルボート)といったマリンアクティビティや、セグウェイ、ゴーカート、キッズキックスケーターなどのフィールドアスレチックが用意されています。
そして、アイランドナガサキには思いっきり遊べる屋内キッズランドがあるので、天候が良くない日でも安心♪ストラックアウト、フリースロー、バドミントン、ジムなど各種スポーツが楽しめるエリアや、お子さまが大興奮すること間違いなしの広いプレイキッズランドもあります。室内には珍しいターザンロープや、小さなお子さま専用のエリアがあるので幅広い年齢のお子さまが楽しめるでしょう。夏に伊王島の海開きの日を迎えると、海面には巨大なアスレチックが登場!全長50m×50mの広いアスレチックで、海上ならではの遊びを楽しみましょう♪
海上アスレチックは小学生以上のお子さまが対象ですが、小さなお子さまが遊べるプールもありますよ。また、1年中水着で利用できる九州最大級の全天候型スパテーマパークもあるので、季節を問わず海を眺めながらスパが楽しめます。他にも、BBQやバイキング、夜には体験型のナイトイベントも開催され、1日では遊びきれないほど。たっぷり遊びたい時は宿泊施設を利用しましょう。秘密基地のようなグランピング施設や、大切なワンちゃんと泊まれる部屋もありますよ。
【住所】長崎市伊王島町1丁目3277-7
【営業時間】利用する施設や形態(日帰りまたは宿泊)によって異なります
【休業日】詳細はHPをご確認ください
【利用料金】
【URL】https://www.islandnagasaki.jp/
3.壱岐・対馬エリア
壱岐イルカパーク&リゾート(壱岐市)
「島全体がパワースポット」と言われている、玄界灘に浮かぶ島・壱岐島。壱岐島には、イルカと間近でふれあえる壱岐イルカパーク&リゾートがあります。海上にあるデッキからは、入り江で悠々と泳ぐイルカたちの姿を観察したりご飯をあげたりすることができます。デッキの上からだけでなく、膝まで入水してイルカにタッチしたりイルカと一緒に泳いだりできるふれあい体験もあります。また、通常のカヤックに加えて全体がスケルトンになっているクリアカヤックに乗ってイルカたちのすぐ近くまで行くこともできます。
また、SUP(スタンドアップパドルボート)やカヤックなど、壱岐島の海が楽しめるアクティビティもあります。インストラクターさんが付いていてくださるので、お子さまも一緒に安心して参加できます。園内には大きな木製アスレチック遊具もあり、大自然の中を駆け回って遊べますよ。
【営業時間】9:30~17:30
【休業日】年中無休
【利用料金】
大人1,000円
中学生以下500円
※イルカとの体験には別途料金が必要
【URL】https://ikiparks.com/
猿岩(壱岐市)
高さ45mの巨大な猿岩は、壱岐島を代表する観光スポットです。猿岩と呼ばれる理由は、岩の形がつんとそっぽを向いた猿に見えるため。長い月日を経て自然が作り出したその奇跡とも言える形は、壱岐島を訪れたらぜひ一度は見ておきたいですね。日中の猿岩も美しいですが、沈みゆく太陽をバックに見る猿岩はまさに絶景といえます。猿岩の近くには売店があり、猿岩Tシャツや手ぬぐいなど貴重なオリジナルグッズが購入できます。壱岐島の名産品も販売されていますよ。
【住所】壱岐市郷ノ浦町新田触870番地
【営業時間】通年
【休業日】(売店は8:30~17:30)
【利用料金】なし
【URL】https://www.ikikankou.com/spot/10093
対馬市(峰町)ファミリーパーク(対馬市)
遊具やゴーカートなどで遊べる対馬市ファミリーパーク。自然に囲まれてたっぷり遊びたい時にぴったりの公園です。園内には、いくつもの滑り台がついた大きな複合遊具や長いローラー滑り台、クライミングネットなどたくさんの遊具があります。長い滑り台の上からは、公園の周りの山々や園内を見渡すことができます。ゴーカートは1回200円で乗車でき、気候の良い時には気持ちの良い風を感じながらのドライブが楽しめますよ。対馬市ファミリーパークには売店もあり、地元の野菜や対馬オリジナルのアイスクリームなどが販売されています。軽食も食べられるので、ゆっくり楽しみたい時に便利です。
【住所】対馬市峰町吉田1120番地1
【営業時間】10:00~17:00
【休業日】直売所は冬季の月曜日(祝日の場合は火曜日)
【利用料金】
入園は無料
ゴーカートなどの利用には別途料金が必要
【URL】http://www.baijinkai.jp/facility/family_park/
4.五島エリア
高浜海水浴場(五島市)
真っ白な砂浜にエメラルドグリーンの海が映える五島市の高浜海水浴場は、五島を代表する海水浴場です。その息を飲むほどの美しさから「日本一美しい海」と言われることもあり、「日本の渚百選」や「日本の水浴場88選」にも選ばれています。高浜海水浴場は遠浅で比較的波も穏やかなので、お子さまと一緒に遊びやすい海水浴場です。シャワーやロッカーも完備されています。夏にはマリンアクティビティも楽しめますよ。また、「日本の道百選」に選ばれている国道384線をドライブしながら高浜海水浴場の美しさを堪能したり、夕日が沈みゆく絶景を楽しんだり、夏季以外にもその景色を堪能する方も多いのだとか。海水浴場の近くには、高浜海水浴場が見渡せる魚籃観音展望所もありますよ。
【住所】五島市三井楽町貝津1054-1
【営業時間】海水浴場開設期間
【休業日】7月中旬~8月下旬9:00~18:00
【利用料金】
桟敷料金大人500円
子ども300円
シャワー3分間200円
ロッカー100円
【URL】https://goto.nagasaki-tabinet.com/spot/682
武家屋敷通りふるさと館(五島市)
武家屋敷とはその名の通り武士が住んでいた住居のことで、五島には30~40石の五島藩に仕えていた武士たちの屋敷があったと言われています。現在も高石垣の塀を見ることができ、五島市の武家屋敷通りにはその歴史が学べる展示が見られる武家屋敷通りふるさと館があります。武家屋敷通りふるさと館では、写真パネルや城下町の模型の展示を見たりしてこの地域の歴史を学ぶことができます。また、日本庭園を眺めながら休憩できる和室や五島うどん・かんころ餅といった五島のグルメが味わえる喫茶もあります。
また、五島の名物であるバラモン凧の絵付けを始め、五島の貝殻を使ったフォトフレーム作りや椿染めなどの体験もできます。バラモン凧は五島を代表する工芸品で、子どもの成長を願って空高く揚げられてきました。そんなバラモン凧には鬼が兜をくわえた姿が描かれていて、絵付け体験ではそこに色付けしていきます。完成したバラモン凧は実際には揚げられない飾り用ですが、縁起物の魔除け凧として自宅に飾る方も多い層ですよ。
【住所】五島市武家屋敷2-1-20
【営業時間】
8:30~17:00(7月~8月は8:30~18:00)
喫茶コーナー11:00~16:00
【休業日】
毎週月曜日(7月~10月は無休)
12/29~1/3
【利用料金】
入館料無料
体験には別途料金が必要
【URL】https://www.city.goto.nagasaki.jp/gotowebbook/010/030/030/060/20190219231901.html
白良ヶ浜万葉公園(五島市)
五島市の三井楽は、遣唐使船の最後の寄港地として知られています。白良ヶ浜万葉公園には、遣唐使船をモチーフにした展望台を始め様々な遊具で遊びながら美しい景色が楽しめます。白良ヶ浜万葉公園にはイベント広場・多目的広場・冒険広場・万葉広場の4つのエリアがあり、のんびり散策したり万葉の花々を観察したり白良ヶ浜の美しい景色を楽しむことができます。冒険広場はお子さまが元気いっぱい楽しむのにぴったりのエリアで、クライミングネットや吊り橋、斜面を利用したネットトンネル、そして全長60mもあるローラー滑り台もあります。ローラー滑り台からは遣唐使船モチーフの展望台を見下ろすことができますよ。万葉の花々に囲まれて白良ヶ浜の海を眺めていると、かつて遣唐使船が訪れた光景が目に浮かんできそうですね。
特色ある豊かな自然、受け継がれてきた伝統や歴史が感じられるレジャースポットが多い長崎県。透き通る青い海に囲まれて、癒しの時間を過ごしてくださいね。
最終更新日 2024年10月25日
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