水道代を節約する裏ワザとおすすめグッズ。水道代が高い原因は?
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水は、私たちの生活に欠かせない大切なもの。キッチン・お風呂・洗面所など家の様々な場所で使うものなので、毎月の水道代も気になるところですよね。今回は、「我が家の水道代、高いのかな?」「水道代、もっと節約できないかな?」そんな疑問が湧いた方に役立つ、水道代が高い原因や節約する裏技を紹介します。日々の生活に取り入れやすいおすすめグッズも併せて紹介するので、水道代節約の参考にしてくださいね。
1.水道代の仕組みとは?平均価格は?
水道代の節約についてお話する前に、水道代の仕組みについて簡単に解説します。
水道代の内訳
上水道(蛇口から出して使用する水)は2種類の料金で構成されています。1つは、使った水の量ではなく水道メーターの口径の太さに応じて支払う“基本料金”、そしてもう1つは使った水の量によって料金が変わる“従量料金”です。この上水道の料金に下水道の料金と消費税が加わったものが水道代となります。下水道の料金は汚水を処理するための料金で、基本料+排出した水の量に応じた料金で計算されます。排出する水の量を厳密に計測することは難しいため、使用した水の量を排出した汚水の量とみなす算出方法が全国で広く採用されています。お住まいの地域のホームページを参照すると、水道代の基本料金や従量料金の値段、計算方法などが掲載されていますよ。
基本料金を左右する“口径”とは
基本料金に登場した“水道メーターの口径”は、水道管の太さを指したもの。13mm・20mm・25mmなど様々な太さがあります。蛇口の数や住宅設備の種類、世帯人数などによっても差はありますが、家庭用では現在20mmが一般的になっています。口径が大きくなるほど多くの水を同時に使うことができ、基本料金も高くなります。この水道メーターの口径は検針票(水道使用量のお知らせ)で確認できます。「じゃあ20mmから13mmに口径を下げれば水道代を節約できる?」と思うかもしれません。しかし、口径は自由に変えられるものではありません。
口径は、同時に使用される水の最大量などを想定して算出されます。そして自治体の審査に承認されたら口径が決まるという流れになっているため、好きなタイミングで簡単に変更できるものではないのです。仮に実態に合わない小さな口径にした場合、複数個所で同時に水道を使うと水の出が悪くなったりお風呂のお湯が溜まる時間が長くかかってしまったりするなど、生活の中で使い勝手の悪さを感じてしまいます。水道代を節約する場合は、もう1つの“従量料金”を減らすように心掛けましょう。従量料金に関わる“使った水の量”も検針票で確認できます。「検針票、いつもよく見ずに処分してしまう」という方は、まずは検針票で現状を確認することをオススメします。
平均的な水道代はいくら?
総務省統計局という機関の調査によると、令和4年度の二人以上世帯の水道代は年間で62,487円という結果が出ています。1ヶ月で約5,200円が平均価格となります。世帯の人数や年齢層、生活様式によっても差がありますし、水道代の基本料金は各地域によっても差があるもの。水源が河川なのかダムなのか、人口密度、確保できる水の量など様々な要因によって水道代が高くなる地域が存在します。それを考慮しつつ、現在の水道代が高いのか、水を使い過ぎていないか今一度見直してみましょう。
2.水道代が高くなる原因
「水道代がいつもより高い」「平均価格よりかなり高い」…そんな時はその原因を探って、水道代の節約に繋げましょう。
①水漏れや破損
普段と使用量は変わっていないはずなのに水道代が高いという場合は、水漏れや破損がないか要チェック。特に、冬場の水道管の凍結によって水道管が破損してしまうことは誰にでも起こり得ます。その他にも経年劣化によって破損してしまったり、水栓のパッキンが劣化して水漏れが起こったり、家の様々な場所で水漏れや破損が起こる可能性があります。
水道代が高額になってしまった場合は、栓を閉めても水がポタポタ落ちる、壁や地面などが不自然に濡れているとった場所がないか確認しましょう。また、水道メーターのパイロットと呼ばれる部品の動きを見ることで水漏れの有無をチェックすることも可能です。蛇口を全て閉めた状態で水道メーターを見て、パイロットが時計回りに回転していたらどこかで水が出ている=水漏れがあることになります。
②水の使い過ぎ
普段何気なく使っている水。何をどのくらい使用すると何リットルの水を出していることになるか意識したことはあるでしょうか?
東京都水道局のデータによると
- 1分間水を出し続けて手を洗うと約12リットル
- 歯みがきの時に30秒水を出しっぱなしにすると約6リットル
- 洗車中に水を流しっぱなしにすると約90リットル
- シャワーを3分間流しっぱなしにすると約36リットル
- 食器洗いで5分間水を出し続けると約60リットル
用途別に見るとこのような使用量になります。また、いつもの生活の中で1日に約214リットルの水を1人が使用しているというデータが出ているそうです。感染症対策として念入りな手洗いをする時に水を出しっぱなしにしたり、シャワーを長く使ったり、普段の何気ない使い方が水道代を高くしてしまう原因になっていることがあります。水道代の金額が気になる場合は、ご自身や家族の水の使い方について見直すと水道代の節約に繋がります。
その他に、基本料金の地域差や市町村による水道代の値上げが行われることもあります。それでは、水道代が高くなる原因をチェックした後は、生活の中で取り入れられる節約方法について見ていきましょう!
3.【場所別】水道代を節約する裏ワザ
先述した通り、何気ない使い方が水の使い過ぎに繋がっていることがあります。場所に応じた水道代節約術を活用して、水の使い過ぎを防ぎましょう。
お風呂
シャワーをこまめに止める
シャワーの流しっぱなしは、誰しもついやってしまいがちな行動です。シャンプーを泡立てている時や洗顔している時、シャワーを流しっぱなしにしていませんか?意識して小まめに止めるだけで、節水に繋がります。
節水できるシャワーヘッドに交換する
現在発売されているシャワーヘッドには様々な種類があり、頭皮やお肌に良いものだけでなく節水効果の高いシャワーヘッドも数多く販売されています。シャワーの持ち手部分に止水ボタンがついているタイプは、一時的に水を止めることが手軽にできて水の出しっぱなしを防いでくれます。お湯が出てくる穴を工夫することでお湯の出方を調整してくれるタイプは、いつも通り使うだけで節水ができる優れもの。シャワーヘッド導入の費用はかかりますが、大きな費用対効果が期待できます。
湯船にお湯を貯める
シャワーを3分間流しっぱなしにすると約36リットルの水を使うと前項で紹介しました。一方で、湯船にお湯を張るためには平均で200リットルの水が必要です。つまり、16分以上シャワーを流し続けると、湯船いっぱいになるほどのお湯が必要になるという計算になります。お子さまを含め複数人で生活していると、シャワーの使用時間は簡単に16分を超えるでしょう。その場合は、湯船にお湯を張って、そのお湯を利用して体を洗ったりすると水の使用量の抑制に繋がります。
お湯張りの量を減らす
昨今のお風呂の性能は素晴らしく、最適なお湯の量で自動的にお湯張りしてくれます。初期設定のまま使用している家庭も多いのではないでしょうか。「お風呂で水道代の節約をしたい」という時は、このお湯張りの量を見直してみることも有効です。浴室に設置されているリモコンで湯量や水位レベルが変更できるものが多いです。お使いのメーカーの設定方法をチェックしてみましょう。
キッチン
桶を活用する
キッチンも、お風呂のシャワーと同様に流しっぱなしになりがちな場所。食器がたくさんあると小まめに水を止めるのも手間がかかるので、そんな時は桶を活用しましょう。桶に貯めておいた水やお湯を利用することで、流しっぱなしを防ぎながらスムーズに洗い物ができます。
大きな汚れは予め取り除く、つけ置きしておく
食器についた汚れがガンコだと、キレイにするまでにたくさんの水が必要になります。節水するためには、キッチンペーパーやスクレーバーなどを使って汚れを取り除いてから洗いましょう。また、事前に水に浸けておいて汚れを浮かせておくのも効果的です。
すすぎの時間が短縮できる洗剤を使う
洗剤によっては、なかなかぬめりが落ちないものもあります。泡切れの良い洗剤を選ぶことですすぎの時間を短縮して、水の使い過ぎを防ぐことができます。
節水シャワーヘッドを取り付ける
お風呂と同様に、キッチン用の節水シャワーヘッドが多数販売されています。導入を考えたら、今使っている水栓に対応しているかどうか事前にチェックしましょう。
洗濯・洗面所
お風呂の残り湯を活用する
湯船に溜まった約200リットルものお湯。これを活用しない手はありません。残り湯の活用といえば洗濯ですね。給水ホースを使うと、残り湯を活用した洗濯ができます。洗濯機の機種によって残り湯の使い方が違うので、事前にチェックしましょう。そして洗濯の他にも、ガーデニングの水やり・洗車・靴洗い・掃除など様々な場面で残り湯が活躍してくれます。ただし、時間が経ち過ぎた残り湯は衛生面の問題が出てきます。仕上げには水道水を使ったりしっかり吹き上げたりするなど、工夫しながら残り湯を活用しましょう。
洗濯コースを臨機応変に変える
洗濯物の量、汚れ方などを考慮せず自動運転コースを選んでいる場合、すすぎ1回コースやお急ぎコースを場面に応じて選ぶことをオススメします。洗濯機に搭載されているコースを再確認して、その時に最適なコースを選ぶことが節水に繋がります。
洗濯を小分けにし過ぎない
水道代の節約のためには洗濯機を回す回数を減らすことが大切です。1日に何度も洗濯機を回している方は、なるべくまとめて洗濯するようにしましょう。とは言え、詰め込み過ぎもNG。一度の洗濯機の7~8割程度の洗濯物を入れるのが目安です。
洗面所も小まめな止水と貯水がポイント
キッチンと同様に、洗面所でも水の出しっぱなしは控えましょう。また、キッチンでは桶を活用したように、洗面所ではコップを活用すると便利です。
トイレ
流すボタン「大」と「小」を使い分ける
最近のトイレは節水に特化したものが多く、「大」でも少ない水量でしっかり流してくれます。ただ、メーカーや機種にもよりますが「大」と「小」の水量の差は約1リットル程度あります。1日に何度も使用すると、約1リットルの差が積み重なって水道代にも影響が出てきます。無意識に「大」を押すのではなく、状況に応じて使い分ける意識を持つことが大切です。
自動洗浄にも要注意
今では、便座から立ち上がると自動で洗浄してくれるトイレが増えています。自動洗浄は、便座に座っている時間によって「大」か「小」か判断して流してくれます。便利な機能ではありますが、トイレで少しのんびりしていると「大」の水量が必要なくても「大」が選ばれてしまいます。立ち上がって自動洗浄が行われる前に、ボタン操作などで適切な方を選ぶようにしましょう。
4.水道代節約のお役立ちグッズ5選
①Arromic 節水シャワーヘッド
節水効果60~70%を謳うArromicの節水シャワーヘッド。散水板についている239個の極小(0.3mm)の穴からきめ細やかで心地良い水流が出てきます。水量の切り替えもワンタッチでできるため、散水板と水量切り替えによって高い節水効果を実現しました。持ち手部分の止水スイッチもついています。
シャワーヘッドの交換はとても簡単で、既存のシャワーヘッドを回して外し、新しいシャワーヘッドをくるくると取り付けるだけでOK。こちらの商品には4種のアダプターがついているのでほとんどのメーカーに対応しています。念のため購入前には必ずチェックしてくださいね。
②どこでもラクラク洗浄ブラシ
お風呂の残り湯を活用してお掃除したい時に便利なブラシ。残り湯をバケツに入れ、そのバケツにこの洗浄ブラシをセットすると簡単にお掃除できます。使い方はとてもシンプルで、ホースの先端をバケツに入れたら真ん中のポンプを押します。そうするとブラシ部分から水が出て、洗車や網戸掃除などに活用できます。
③センタック 湯渡り上手Ⅱ ハイパワー
湯渡り上手Ⅱは、お風呂の残り湯を洗濯機で使いたい時に活躍する便利グッズです。一般的な洗濯機に必要な量を約4~5分でくみ上げてくれます。こういったグッズはコードとホースが絡まりやすいですが、この商品はコードがホースの中に入っているのでスッキリ収納できるのも嬉しいポイント。
④tower 水切りセット
便利且つスタイリッシュなグッズを多数展開しているtowerの洗い桶は、水切りカゴと一体になっている画期的なアイテムです。貯水と排水が簡単に切り替えられる止水栓がついていたり、貯めた水が溢れないようにするための穴がついていたり、好きな方向から排水できるようになっていたり、お皿やカトラリーを立てて入れられる仕切りがついていたりと、痒い所に手が届くことで人気を集めています。シンプルな長方形なので、シンクにスッキリ収まりますよ。白と黒の2色展開で、キッチンに馴染みやすいデザインも魅力的。シンク上に置いておいても様になります。
⑤折り畳みシリコンバケツ
こちらもキッチンで活躍してくれる洗い桶。この商品はコンパクトに折り畳めることが最大のポイントです。洗い桶の容量が少ないと使い勝手が悪いですが、大きなものは収納場所に困ってしまいますよね。折り畳みが可能な洗い桶を使うと、使わない時はサッと収納できますよ。また、容量たっぷりの洗い桶を持ち上げて水を流すのは大変ですが、こちらは底に排水口がついているので、持ち上げずに水を流すことができます。
食費や光熱費だけでなく、水道代にも目を向けると節約できるポイントはたくさんあります。使い勝手の良さを保ちながら、普段から節水を心掛けていけるといいですね。
最終更新日 2024年11月5日
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