高圧洗浄機といえば、外回りの汚れがぐんぐん白くなっていく様子が思い浮かびます。お店や業者を頼らずに洗車や外壁掃除が自宅でできるお助けアイテムですが、いざ購入するとなるとどのように選べば良いか迷ってしまいますよね。そこで今回は、【2024】外回り掃除に向いている家庭用の高圧洗浄機12選をご紹介!お馴染みのケルヒャー以外にも高品質な商品が多数あるので、選び方や特徴なども併せておすすめの高圧洗浄機を紹介します。
1.高圧洗浄機とは?
CMでもお馴染みの高圧洗浄機。駐車場・外壁・玄関タイルなど外回りの掃除に役立つアイテムです。高圧洗浄機の特徴は、高い圧力で噴射される水の力を使って汚れを落とすというところ。通常の外回り掃除はかなりの体力を消耗しますが、高圧洗浄機を使えば高圧の水が汚れを吹き飛ばしてくれます。その水圧は水道の約40倍と言われています(参照URL:https://www.kaercher.com/jp/service/faq/product/pressure-washers.html)。
高圧洗浄機には電源(家庭用コンセント)と水道を使用します。蛇口から水を取り込むための給水ホース・高圧の水を噴射させる高圧ホース・トリガーガン・ブラシ・電源コードといったパーツを、圧力を発生させる本体と組み合わせて使います。ブラシには様々な種類があり、使いたい場所に応じて取り換えることができます。
高圧洗浄機はどんな場所に使用できる?
- 洗車
- 外壁
- 駐車場、家回りのコンクリート
- 玄関タイル
- ベランダ
- 窓
- 網戸
- ブロック塀
このような場所はブラシ等を使ってこするだけでは落としづらいガンコな汚れや細かいゴミが溜まりやすいです。人の手で掃除しようとすると時間も体力も消耗してしまいますし、手が届かない高い場所の汚れをお手入れするのは大変です。
そこで高圧洗浄機の出番です。とりわけガンコな汚れには洗剤の使用が推奨されますが、基本的な汚れは水圧だけで落とすことができます。細長いノズルに取り換えれば高い場所の掃除もしやすいですし、ブラシ付きのノズルでこすりながら掃除すると更にしっかり汚れを落とすこともできます。
2.高圧洗浄機のメリット・デメリット
洗車や外壁掃除に大活躍してくれる高圧洗浄機のメリットと、購入前・使用時に注意したいデメリットを紹介します。
高圧洗浄機のメリット
- 経済的に掃除ができる(水道代・洗剤・洗車代など)
高圧洗浄機は沢山水を使うイメージがあるかもしれませんが、実は使用する水の量は水道の1/3~1/4。高圧の水でムラなく汚れを落とすことができます。また、高圧洗浄機は水道だけでなく洗剤使用量の節約にもなります。通常の掃除方法では洗剤を使わないと落とせない汚れも高圧洗浄機なら水圧によって吹き飛ばすことができますし、洗剤を使う場合でも通常の掃除より洗剤の量が少なく済みます。水道や洗剤の量が少なく済むだけでなく、洗車や外壁掃除が自宅でできればコイン洗車代や業者に依頼する費用も削減できます。手洗いでは落とせないような空気中の汚れ(花粉や黄砂など)・泥汚れなども高い洗浄力を誇る水圧でしっかりお手入れできるので、高圧洗浄機が1台あればあらゆる場所が経済的にお手入れできます。 - バラエティ豊かなオプションが選べる
高圧洗浄機にはバラエティ豊かなオプションがあり、用途や場所によって自由に使い分けることができます。例えば、一気に効率よく洗浄できる広角タイプ、ピンポイントでより強い洗浄力が期待できる細長いタイプ、ベランダ掃除やタイル掃除に活躍するデッキブラシ、ガンコな汚れを落としてくれる回転ブラシ、洗剤が泡状になって出てくるノズル、延長パイプなどがあります。 - 手作業では難しい汚れが掃除できる
外回りの掃除にはかなりの労力が必要です。例えば柄の長いデッキブラシを使ってコンクリートやタイルを掃除すると力を入れてゴシゴシこする必要がある上、それだけでは落とせない汚れもあります。一見綺麗になったように見えても、乾いた後に残った汚れが浮き出ていて肩を落としてしまうことも・・・。それに対して高圧洗浄機には強い力は必要ありません。本体の準備・移動やトリガーガンの操作はありますが、手作業のように強い力がいらないので「外回りの掃除が楽になった」という声も多く聞かれます。
高圧洗浄機のデメリット
- 初期費用がかかる
現在販売されている高圧洗浄機の価格は、1万円台~3万円台のものが多いです。通常のデッキブラシやスポンジ、洗剤等の購入と比較すると高圧洗浄機には費用がかかります。洗車代や業者に依頼する費用が格段に少なくなることや水道代や洗剤の節約になること、購入時に1年~数年程度の保証がついていることを考慮して、費用対効果を考えて検討してみましょう。 - 使用方法に慣れる必要がある
先述の通り、高圧洗浄機には本体・給水ホース・高圧ホース・電源コード・ブラシ類といった部品があり、使用時にはそれらをセッティングする必要があります。長いホースの取り扱いや重さのある本体の移動、使用後の片付けから収納まで、正しい手順を踏んで使用する必要があります。女性1人でも十分扱える機種もあるので、購入時には取り扱い手順や重さなどをしっかりチェックしましょう! - 収納場所の確保が必要
高圧洗浄機を購入するなら、収納場所の確保が必要です。最近は非常にコンパクトなタイプや軽量モデルも出ているため、確保可能な収納場所の広さに応じて選んでくださいね。 - 使用時の音や水はねについて
高圧洗浄機からは高い水圧で水が噴射されるため、使用時には周りに水が飛び散ります。作業している人の足元は高確率で濡れてしまいますし、場合によっては近隣の家に飛び散ってしまうことも。また、高圧洗浄機を運転音にも要注意です。「高圧洗浄機の騒音が気になる」という声もあります。高圧洗浄機使用時には、濡れたり汚れたりしても良い服装・長靴を着用したり、水が飛び跳ねにくいブラシノズルを装着したり、近隣の家と距離が近い場合は静音モデルを選ぶなど、回りの方に迷惑にならないよう配慮することが大切です。
3.高圧洗浄機を選ぶ時のポイント
家庭用の高圧洗浄機には様々な種類があります。どんなポイントに着目して選べば良いか、詳しく紹介します。
①周波数とモーターの違い
インダクションモーターは周波数の違いがある分、その地域でしっかりパワーが発揮できるように作られているため洗浄力があります。価格はユニバーサルモーターより高価なものが多いですが、静音性や耐久性に優れている面も持ち合わせているので、パフォーマンスを求める方にはインダクションモーターが使われているものがおすすめです。周波数は、一般的に静岡県の富士川が境目となっています。転勤等によってその境目を跨ぐ転居の可能性がある方はユニバーサルモーターが使われているものを選ぶと安心です。
②電源タイプの違い
③給水方式
④水圧の強さ
⑤セット内容や価格
4.【2024】おすすめの高圧洗浄機12選
①K MINI/ケルヒャー
K MINIは、多数の高圧洗浄機を展開しているケルヒャーの中で最もコンパクトなタイプ。2020年10月に発売された新商品です。スクエアデザインで収納しやすく、軽くて持ち運びにも便利です。常用吐出圧力6MPaと小さいながらパワーも十分!音に配慮したサイレントタイプではないため、使用するタイミングや場所に注意して使用すると良いでしょう。しなやかさがアップした高圧ホースとコンパクトな本体で、家中の気になる場所の汚れを吹き飛ばしましょう!
【常用吐出圧力】6MPa
【本体質量】 4.8kg
②K2サイレント 自吸セット(オリジナルボックス付き)/ケルヒャー
K2シリーズはケルヒャーの中でもコンパクトで女性でも扱いやすいモデルです。K2にも軽量タイプやカーキットセット、圧力調整ができるノズルのセットなどいくつもの種類があります。こちらのK2サイレントはK2の静音シリーズで、浴槽などに溜まった水から吸い上げて使用できるホースがセットになっています。片手で持ち運べる重さとサイズ、通常のK2シリーズより50%も音がカットされて、「扱いやすい高圧洗浄機が欲しい」という方にピッタリのモデルです。
【常用吐出圧力】7.5MPa
【本体質量】 5.8kg
③K2バッテリーセット/ケルヒャー
充電式でコードレスタイプのケルヒャー高圧洗浄機。コンセントから離れた場所でも使いやすく、オプションで自吸ホースを使用すると水道の場所も気にせずどこでも掃除することができます。「バッテリーの残量を気にする必要がある」という充電式のデメリットを考慮し、バッテリー本体にはバッテリー残量・充電完了までの時間を表示するディスプレイが搭載されています。バッテリー残量が可視化されることで効率よく作業・充電できるようになります。常用吐出圧力7.4MPaと、パワーも申し分ありません!
【常用吐出圧力】7.4MPa
【本体質量】 4.5kg(バッテリーパワー、ノズルなし)
6.9kg(バッテリーパワー、ノズル込み)
④K3 サイレント ベランダ/ケルヒャー
K3はパワーや耐久性がよりパワーアップしたタイプ。K3サイレントベランダは、静音タイプの本体に、デッキクリーナーと自吸用のホースがセットになっています。「ベランダ」と商品名にもあるように、デッキクリーナーが付いているのが大きな特徴です。ベランダの床やウッドデッキ、タイルなどを高圧の水と共に磨きながら綺麗にでき、水も飛び跳ねにくいです。10mの長さがある高圧ホースもセットになっているので、広い場所でも使いやすいですよ。
【常用吐出圧力】7.5MPa
【本体質量】 10.3kg
⑤K4 サイレントホームキット/ケルヒャー
K4はケルヒャーの中の上級モデル。洗浄力の高さやセット内容が充実している所が特徴です。丸くて黄色いオプションは、水はねせずに洗浄できるテラスクリーナー。玄関回りや外壁など、水の飛び散りが特に気になる場所の掃除に便利です。また、洗浄剤が簡単に使用できる洗浄剤ボトルの差し込み口がついているので、面倒な操作をすることなく洗浄剤を使った掃除ができます。価格や本体の重さは上がりますが、それだけのパワーや汎用性の高さがあり、一家に一台あれば非常に頼れる存在になってくれることでしょう。
【常用吐出圧力】2~8.0MPa
【質量】 14.4kg
⑥家庭用高圧洗浄機 HK-1890 標準セット/ヒダカ
ヒダカの高圧洗浄機は、常用吐出圧力9.0MPaという国内最高レベルの高い水圧を誇る機種です。周波数別のインダクションモーターを搭載し、パワーと耐久性もバッチリ!高圧洗浄機ではケルヒャーが有名ですが、ヒダカの確かな品質は有名情報サイトでも2021年度ナンバーワンに選ばれるほど高い評価を得ています。標準セットには基本的な付属品が12点ついているので、購入してすぐに使い始めることができます。初心者の方でも安心して使用開始できる、使い方DVDも付いていますよ。
【常用吐出圧力】9.0MPa
【本体重量】 12kg
⑦家庭用高圧洗浄機 HK-1890 本格洗車セット/ヒダカ
「自宅で本格的な洗車がしたい!」という方にオススメなのが、ヒダカの本格洗車セット。合計20mにもなる延長高圧ホース、きめ細かい泡が出てくるフォームランスプラス、足回りや屋根の洗浄に向いている45度の角度がついたバリアブルアンダーボディスプレーランスといった付属品がセットになっています。プロも使用する業務用の洗剤やこすりながらしっかり汚れが落とせるクロスなども付いてくるので、まるでお店で洗車したようなピカピカの車に仕上げることができます。
【常用吐出圧力】9.0MPa
【本体重量】12kg
⑧タンク式高圧洗浄機/アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの高圧洗浄機といえば、水道の場所を気にせず使えるタンク式が人気です。タンクには23リットルもの水が入れられ、水道ホースに繋いで使うこともできる2way仕様になっています。こちらのタンク式のメリットはタンクにお湯を入れて使うことができるという点。最大50度のお湯が入れられるため、水では落としづらい油汚れもキレイに洗い流せます。また、タンクに中性洗剤を入れて使うと洗浄力は更にアップ!このような使い方ができるのが、アイリスオーヤマのタンク式の大きな特徴です。使用後は本体をタンクの中に入れてコンパクトに収納できますよ。
【常用吐出圧力】約6.5MPa
【重量】 約7kg
⑨家庭用高圧洗浄機 FAW110/HiKOKI(ハイコーキ)
ハイコーキは日立工機の新しい名称で、DIYや園芸等に役立つ電動工具を数多く作っているブランドです。高いパワーで外回りの汚れをしっかり吹き飛ばしてくれます。FAW110シリーズには直噴水流が回転して出てくるターボノズルや直噴・拡散とモードが切り替えられるバリアブルノズルなどが標準付属品として付いてきます。本体上部には高圧ホースを巻き取ることができるホースリールがついているため、長さのある高圧ホースが格段に収納しやすい構造になっています。
【常用吐出圧力】記載なし(最大吐出圧力7.5MPa)
【重量】 約11.5kg
⑩高圧洗浄機 AJP-1310/リョービ(京セラインダストリアルツールズ)
1万円台前半と購入しやすい価格帯のリョービ(京セラ)の高圧洗浄機。日本の住環境が考慮された使いやすく便利な設計で、グッドデザイン賞を受賞しています。コンパクトなモデルですが耐久性やパワーにも優れ、洗車や玄関回りなどしっかり洗浄できる高圧洗浄機です。リョービ(京セラ)には高圧回転クリーナーや高圧フロアクリーナー、洗浄ブラシ、バリアブル泡ノズルにアンダーボディスプレーランスなど幅広いアクセサリーの展開があります。始めはこちらのエントリーモデルを購入して、使っていくうちに必要になったアクセサリーを追加するという方法もオススメ。
【吐出圧力】7MPa
【重量】 約6.2kg
⑪高圧洗浄機 UA125/ボッシュ
最大許容圧力12MPaというパワフルな洗浄力、取り付けの簡単さ、洗浄モードが選べる3in1ノズルに角度が変えられる90度変換ノズルなど充実の付属品がついたボッシュの高圧洗浄機。6.8kgと軽量で持ち運びもしやすいです。8mの高圧ホースや3mの水道ホースもついていて、多様なノズルと組み合わせて使えばあらゆる場所の汚れを掃除できます。本体上部のハンドルを背面側に折り畳むと高さ41.5cmとコンパクトなサイズになるので、収納場所の省スペースにも一役買ってくれますよ。
【常用吐出圧力】記載なし(最大許容圧力12MPa)
【重量】 6.8kg(本体のみ)
⑫コードレス洗浄機 Fontus(フォンタス)/ボッシュ
フォンタスは、ボッシュの充電式洗浄機。内蔵式水タンク(15リットル)や付属品収納ポケットなどがついたオールインワンタイプです。コードレス且つ大容量水タンク付きなので、場所を選ばずどこでも使用可能。一点集中・横拡散・縦拡散・シャワーと4種類の噴射モードが選べるスプレーガンもついています。本体上部にある切り替えスイッチで圧力を3段階(強/中/弱)に調節でき、汚れの洗浄からガーデニング時の散水まで多彩な用途で使用できます。ホースやノズルタンクが本体に収納できるため、アウトドア・キャンプ・スポーツなどあらゆる場面で活躍する万能タイプの洗浄機です。
【吐出圧力】1.2Mpa(水圧モード【強】時)
【重量】 9.8kg(バッテリー含まず)
プロ級の洗浄力を持つタイプからコンパクトで扱いやすいタイプまで、目的や使用場所・頻度に応じて選べる高圧洗浄機。高い水圧で気になる汚れをスッキリピカピカにしましょう!
最終更新日 2024年11月19日
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