トイレトレーニングはいつから?男の子と女の子の違い、時期や進め方
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お子さんが成長していく中で誰もが通るトイトレ。でもいつから始めるの?どうやってやるの?パンツに替えるタイミングは?男の子と女の子とはどう違う?といろいろなことに悩むママもみえるでしょう。いざ進めていくと始めは順調でも、突然つまずいてしまうことやうまくいかないことだってあるでしょう。大切なのはどんな時も焦らないこと。そこで今回は、トイレトレーニングの進め方を紹介します。
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1.トイレトレーニングはいつから始める?
トイトレって何歳ぐらい始めるの?初めてのお子さんですとそんな疑問が浮かぶでしょう。トイトレと言っても方法にはいろいろなものがあります。「トイレに慣れる」目的で一緒にトイレに連れていくのであれば何歳からでも構いません。トイレは子どもたちがいつも過ごしているような部屋と比べると、狭くて暗くて閉鎖的な感覚を覚える子もいるでしょう。
「トイレ」という場所自体が怖く感じる子も多いので、そんな場所に慣れる意味でパパやママ、兄弟が行く時に一緒に行ってみるのはいいでしょう。ただそこでおしっこをさせようとするのは、ある程度成長してからがいいと思います。では、本格的なトイトレはいつから始めればいいでしょう。トイトレをいつから始めるか、実は明確な決まりはありません。お子さんがトイレに興味を示した時、心身共に十分に発達している時、そしてママがやる気になった時がベストです。
トイレに興味を示した時
嫌がるお子さんに無理にやらせようとしてもうまくいかないどころか逆効果。やるのはパパやママではなくお子さん自身ですから、本人のやる気が大切。「トイレに行きたい」と言ったり、「座りたい」と言った時は、「どうせ出ない」ではなく、とりあえずやってみましょう。また家族がトイレに入った時に「見せて」と言うこともあるでしょう。恥ずかしいかもしれませんが、実際に見せてあげることも実は大切なことなんですよ。実際目にすることで、トイレがどういう場所なのかという理解にも繋がるでしょう。
心身共に十分に発達した時
お子さんの身体や心がトイトレをするにあたっての準備ができているでしょうか?慌てて始めても心身の成長が伴っていなければ逆効果にもなりかねません。ただ成長には個人差があるので、その子その子に合ったタイミングで始めるのがベストです。とはいえタイミングを見計らうのって難しいですよね。「トイトレを始める目安」がありますので、そちらを満たしているか確認してみましょう。(次の項で紹介します。)一つでも満たさない場合には、始めるにはまだ少し早いかもしれません。
ママがやる気になった時
トイトレを始めるにあたって、ママ自身の気持ちもとっても重要です。いくら本人がやる気になっていてもパパやママのやる気が伴わないと、誘うタイミングを忘れてしまったり、ついつい後回しにしてしまったりしがち。きちんとポイントをおさえて進めていくことが大切なので後押しする側のやる気も重要となってきます。また、心に余裕がないとすぐに怒ったり諦めてしまったり・・・お子さんのやる気を持続させるにも、パパやママの対応一つで変わってきます。イライラしているとお子さんもトイレよりパパやママの顔色ばかり伺ってしまいます。心に余裕を持ち、少し失敗したぐらいでガミガミ叱らず、「次頑張ろう」と言える余裕、「次こそは」と切り替える気持ちも大切なのです。
2.スタート時期の目安
前項でもお伝えしたように、お子さんの心身の発達が追い付いていなければ、本格的なトレーニングを開始するにはまだ早いかもしれません。一般的にトイトレを始める時期の目安として挙げられるポイントは3つ!
1人で歩くことができる
トイレに行きたくなった時、自分の足で歩いてトイレまで行けるでしょうか?トイトレを始めるにあたって、まず一人で歩くことができるというのが大前提でしょう。また、自分でズボンやパンツを下げたり上げたりすることができるということも大切です。
おしっこの間隔が空く
おしっこが身体に溜められるというのも大きなポイント。膀胱が十分に発達し、2時間程度間隔が空いているようなら、パパやママも2時間を目安にトイレに誘い掛けていきましょう。でもおしっこの間隔が近いようだと誘うタイミングが取りにくかったり、何度も何度も遊びの手を止めてトイレへ行くことは子どもにとっても負担になります。トイトレを始める前に、まずはお子さんのおしっこの間隔を把握することが大切です。
簡単な受け答えができる
相手の言っていることがある程度理解でき、それに対する返答ができるでしょうか?「はい」「いいえ」「いや」等簡単な受け答えで自分の思いを主張できるでしょうか?自分でおしっこに行きたいという感覚が分かること、パパやママの言っていることを最低限理解することができていれば、心の発達を見てもトイトレを始めてもいいかもしれません。
3.スタートにおすすめの時期
1・2を踏まえると、早ければ2歳前後からスタートできるかもしれません。ただ焦って始めてうまくいかず、後戻りしてしまったり、お子さんのトラウマになってもいけません。トイトレを始めるおすすめの時期としてよく言われるのは「入園前の夏」です。入園前の夏ですと、2歳~3歳の時期になるでしょう。早すぎず、遅すぎず、だいたいのお子さんが始める基準を満たしているであろうことから、始めやすい時期でもあるでしょう。
園によっては、入園前にオムツを外しておくように言われるところもあります。夏ごろに始めれば、入園までにまだ半年あることから余裕をもって進めることができますよね。園からの指定がないとしても、入園前に外しておけると安心です。新しい環境でお子さんにとっい子もいると思いますので、できる限り自分のことは自分でできるようにしておくと親もてあれもこれも頑張らなければならないのは負担です。困った時に先生に声がかけられな子も安心して入園できるでしょう。
また、実は「夏」というのも大きなポイントなんです。トイトレを始めたばかりの頃は特に失敗してしまうことも多いです。パンツにズボン、一日に何枚も替えることだってあるでしょうし、ラグやマットを濡らしてしまうこともあるでしょう。寒い時期だと洗濯してもすぐには乾きません。乾かないのに次から次へと洗濯物が増えるのもママにとってはストレスでしかないはず。パンツの替えだって枚数に限界があるでしょう。冬の時期はたくさん着込んでいたり、厚手のものも多いはず。でも夏の暑い時期ならさっと洗濯すればすぐに乾かすことができますよね。そういった意味でも「夏」は始めるのに絶好のチャンスなんですよ。
4.トイレトレーニングの進め方
進め方にもこれといった決まりはありません。お子さんの性格もそれぞれ違うので、その子に合った方法で進めていくのが一番です。いろいろ試していく中で、一番お子さんに合うものを探していってくださいね。
進め方の例
①トイレについて知る
まずはトイトレへの導入としてトイレがどんな場所で何をするべきところなのか、どう使うのかを知ってもらうために、トイレにちなんだ絵本の読み聞かせをしてみましょう。最近ではアプリや動画もたくさんあるので、そういったものを利用しみてもいいでしょう。前にも述べたように、トイレは普段生活してる環境とは少し違った雰囲気があり、怖いと感じるお子さんも少なくありません。そのためにいきなりトイレに連れていくのではなく、これから実際に使うトイレへの抵抗を軽減するためにも「トイレってこんな場所だよ」「こんなことするんだよ」というのを教えてあげて下さい。
②トイレに誘う
トイレについて知ってもらったら次はトイレに誘いましょう。誘ってみても行きたがらないようであれば一旦諦めます。無理に連れていくようなことはしないようにしましょう。「お家のトイレは絵本のトイレと一緒かな?」「トイレまで競争しようか!」などトイレに行ってみたくなるような声かけをすると効果的です。
③トイレに慣れる
実際にトイレまで行くことができたら、今度は座ってみます。座るといっても、トイレは椅子とは違い、真ん中に大きな穴が開いていて水も溜まっています。そこに座るというのは、小さなお子さんにとって勇気がいることです。座ることができたら、まず褒めてあげましょう。座るのを拒否する場合は、恐怖心からであることがほとんど。そんな時は、踏み台を使って自分で上がったり下りたりできるようにしたり、補助便座を使ってみましょう。足がつかない状態で座ることにも恐怖を感じがちなので、足がつくように工夫してあげるといいでしょう。
しばらくはおしっこをする練習をするのではなく、座る練習だけでOKです。外出時はお休みし、まずは家の中だけで練習しましょう。何度か繰り返し座ってみて慣れてきたら、今度はズボンを下ろして座ってみます。「おしっこ出るかな?」と声を掛けながら少しだけ待ってみましょう。実際におしっこが出るようになるまでには、何日もかかる場合が多いです。気長に待ちましょう。おしっこが出た時はもちろん、出なかった場合にも挑戦できたことを十分に褒めてあげて下さいね。
④パンツに替えてみる
ちょっとずつおしっこができるようになってきたり、自分から「トイレ行きたい」と言えるようになってきたら、思い切ってパンツに替えてみましょう。お兄さんパンツ・お姉さんパンツが履けたことがお子さんの自信ややる気に繋がる場合もあります。「かっこいいね!」「もうお兄ちゃん(お姉ちゃん)だね!」と声を掛けてあげて下さい。もちろんまだこの段階ではトイトレが完了していないので、失敗してしまうことも多いでしょう。
でも実際にお漏らしをしてしまうことでお子さん自身が学ぶこともあるのです。オムツの時には感じなかった濡れ具合や気持ち悪さを実際に体感することで「おしっこはトイレで」という意識が芽生えるようになります。とはいえ、普通のパンツではまだまだ心配という方や家の中で漏らされるのは・・・と思われる方は、吸水性のあるトレーニングパンツを利用するのもいいでしょう。トレパンは厚手なのでしっかりと吸水し、足を伝って流れ出るようなことは少なく、安心して履かせることができますよ。
⑤いろいろなトイレを知る
お家のトイレに慣れ、おしっこの成功率も上がってきたら、今度は出先のトイレにもトライしてみましょう。お店や家によってそれぞれトイレの雰囲気も違います。環境が変わるとお子さんの心意気にも変化がでがちなので、気を付けてみていきましょう。お出掛け時はまだ心配だと思うのでオムツを履かせていてもOK。オ出先のトイレにも積極的に座らせていきましょう。男の子の場合だと立ったまま
男の子は立って?座って?
男の子を持つママの場合、「トイトレってそもそも立ってやらせるの?座らせるの?」と疑問に思うでしょう。男の子の場合においても、まずは座るところから始めましょう。ある程度座ってやれるようになってきたら立ってすることも覚えていきましょう。就園前に、お店や児童館で小便器にも慣れておけるといいでしょう。
5.トイレトレーニングの注意点
トイトレを進める上でパパやママに気を付けて頂きたい点がいくつかあります。パパやママの対応によっては、お子さんのやる気がなくなったり、トイレ自体に嫌な印象がついてしまいます。中にはトイトレのストレス、失敗への恐怖、心配でトイレが近くなったり、最悪の場合おしっこを我慢して身体を壊してしまう心配もあります。すぐにできるものではないから「トレーニング」をするんです。それを忘れないで下さいね。
あまり怒らない
新しい挑戦に失敗は付きもの。ですから失敗は当たり前と思って挑みましょう。洗濯物が増えたり、何度言ってもできないとイライラしてしまいがちですが、お子さんのためにもあまり怒らないようにしましょう。
焦らない急かさない
家事や育児、子育てに仕事・・・毎日忙しいお母さん。時間がいくらあっても足りないと感じ、少しの時間でも惜しいですよね。忙しい中でのトイトレは大変ですが、トイレの中で「早くしなさい!」「いつまで座ってるの?」などと急かさないようにしましょう。また、思うように進まないと「本当にできるようになるのかな?」「いつになったらできるようになるのかな?」と不安になりますよね。でもママの焦りは必ずお子さんにも伝わります。焦らず、急かさず、ゆっくり進めましょう。
親の都合で進めない
トイトレはある程度の間隔を測りながら誘いますが、家事の途中だったりすると、「あともう少し」「オムツ履いてるからまぁいっか」となることもあるかもしれません。お子さんがトイレに行きたがっても何度もトイレについていくのも大変なので「さっき出たから大丈夫!」「そんなに行かなくても大丈夫!」と言ってしまうこともあるかもしれません。お子さんが行きたがるのはやる気の表れですので、なるべく寄り添ってあげるようにしましょう。
ママの気分や体調のすぐれない日ももちろんあるかと思いますが、継続することが大事ですので無理のない程度に1日に1回でもいいです。家族の力を借りるなどしてトイレへ誘うようにしましょう。今日はやる日、今日はお休みの日などと親の都合で進めず、継続的に頑張れるようにしましょう。
無理強いしない
トイレに行きたがらないお子さんを無理矢理トイレに連れていくのはやめましょう。トイレに行ってみようと思えるような言葉掛けや環境づくりを工夫して、落ち着いた気持ちでトイレへ向かえるようにしましょう。また、なかなかおしっこが出ないと「早くやってごらん?」等と言ってしまいがち。おしっこやうんちだって出ない時は頑張ったって出ませんよね。あまり長いことトイレに座らせるとお子さんの気持ちも途切れて、ただなんとなくトイレに座っているだけになってしまいます。「絶対出るから!」と無理強いせず、長くても〇分と決めて、一定時間頑張ったら切り上げることも忘れずに・・・。
6.トイトレを嫌がる!こんな時どうする?
あまりにもトイトレを嫌がる
遊びやテレビに夢中になっている時は、トイレに誘っても行きたがらないことも多いでしょう。無理やりに連れていくのも良くないのですが、トイレだけにかかわらず生活の中でのメリハリも大事。「一回おしまいしておやつにしようか?」と活動の区切りをつけることでお子さんもトイレに行きやすくなるでしょう。誘うタイミングも時間に固執せず、ご飯やおやつの前、出かける前と後など「こうしたらこうする」という生活のリズムに組み込んでいくことも大切ですよ。
またトイレへ行きたくなるような工夫も大切です。声かけだけでなく、次の項で紹介するようなアイデアを取り入れてみるのもおすすめですよ。もしあまりにも行きたがらないようなら、今はまだ時期じゃなかったと諦めて一旦お休みしてお子さんが自ら行ってみようと思える日を待ってみるのも一つです。
なかなか進まない
トイトレがあまりに進まないとママも不安になりますよね。でもいつかできる日は必ず来るので、焦らず根気よく付き合っていきましょう。かなりの根気がいる場合もありママの負担にもなりかねませんが、家族の手も借りながらできる範囲で進めていきましょう。思い悩まず、児童館や地域開かれる相談会に訪れてみるのもいいですよ。
トイレで遊んでしまう
トイレに座ることは嫌がらないけど上の空で遊び始めてしまうお子さんもいるでしょう。次の項で紹介するアイデアを使ったりしてお子さんの気持ちを引き戻したり、遊び始める前に切り上げてしまいましょう。前の項でも述べたように、トイレに座る時間も長くならないよう〇分と決めて進めていきましょう。
トイレットペーパーがうまく使えない、使いすぎる
トイトレのもう一つの課題は、トイレットペーパーの適正量が分かること。これがなかなか難しく、使いすぎてしまうお子さんも少なくありません。時にはトイレを詰まらせてしまうことも・・・。まずは一回分ずつ用意してあげるといいでしょう。お子さん用に1回分ずつ巻いたものをまとめて箱に入れて置いておくのもGOOD◎使っているうちになんとなく一回の使用量の厚みも分かりますし、トイレットペーパーでの遊び防止にも繋がりますよ。慣れてきたら自分でやらせてみながら「これぐらいだよ」と一回ずつ見届けていきましょう。一回分の長さが分かるよう、トイレットペーパーの上や下(使いやすい方)にマスキングテープで「ここまで」と印をつけておくのもいいでしょう。
おしっこはできるけどうんちができない
どちらか片方だけができるのに、いつまでたってももう片方ができない・・・そんなこともあるでしょう。うんちだけができない時は、トイレの環境を見直してみましょう。多くの場合、トイレの補助便座を使用していることと思いますが、お子さんの足はブラブラしていませんか?足がつかず、ぶらぶらしている状態だとうまく踏ん張ることができません。うんちは踏ん張って出すので、おこさん踏ん張りやすくなるよう踏み台等を設置して足がつくようにしてあげましょう。
7.トイトレアイデア集
トイトレは初めて成功した時が一つのカギになります。1回でもできればそれが自信となり、身についていく可能性も高いです。初めての成功の時は、大げさなぐらいに褒めてあげましょう。おじいちゃんおばあちゃんに電話して報告したりしてみてもいいかもしれませんね。トイトレを楽しく進めていくために実践したいアイデアをまとめてみました。お子さんのやる気が減退した時やうまくいかずにつまずいた時にも参考にしてみて下さいね。
いざやる!と決意するには一大決心がいりますが、どうせやるなら楽しく進めたいですね。完了までの時期も人それぞれ。周りに同じぐらいのお子さんがいると比べてしまいがちですが、ゆっくりのんびりいきましょう。
最終更新日 2024年11月19日
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